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2023年ベストアルバム
せっかくなので、2023年ベストアルバムも。サブスクの恩恵で今年は300枚ぐらいは聴いているので、ここに入れられなかった好きな音楽がたくさんある。なのに再発とEPか入れたりしてる40枚……で、いったんは終わったってたんだけど、なんでこれ入れてないん?ってのがあれもこれも出てきたので、以下をプラスして50枚に。
◉Busty and The Bass『Forever Never Cares』
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2023ベストブックス:小説以外編
次に小説以外のベストを。量的な課題もあるので、まず新書、文庫に絞った20冊。
まんまと新書ビジネスに乗せられて、ほいほい新書を買ってるわけだが、良い新書が増えているのも事実ではある。失念していた以下の決定的な二冊を加えて22冊に。
● 『実験の民主主義-トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ 』宇野重規・若林恵 中公新書 2773)
●『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか 』ナンシー・フ
2023小説ベスト。
2023年の本を、まず小説に絞って30作品選んだ。そのうちベストと思えた五冊について記録しておく。
①『最愛の』上田岳弘(集英社)
とくに序列はないとはいえ、ナンバー1として推したい。『最愛の』は、これまでの上田岳弘と違う、しかしまぎれもない上田岳弘の物語だ。そして、『ノルウェイの森』でもあり『ダンス・ダンス・ダンス』でもあるが、それらとはまったく異なる上田岳弘の物語である。村上春樹エンスーの彼
【23-11-25】本と、音楽。意識の流れ。:悲願、ごはん食べながら本を読む。
●ある日とつぜんテレビが壊れたため家の中がとっても静かである。静謐といってもよい。そして、ごはん食べながら本を読むという悲願がかなう。って、のんきに構えている場合じゃないよ、ドラマどうすんの。チューナーはハードディスクドライブなので予約してるのは録っててくれて欲しい。あとはNHKプラス、TVerか。ある意味便利な社会ではある。ってなことを言っても多くの人はテレビなんて観てないんで、なにそれって感じ
もっとみる【23-11-18】本と、音楽。意識の流れ。:床屋談義はどこまでも。
「この時期って混んでる感じですか」
「いやいや、どちらかというとヒマです。たぶん、みなさん、正月に向けて髪を切るとしたら、いつがベストなのかを見計らって調整しているんじゃないですかね。」
いつもの理髪店の店主との会話。
「正月に髪をきれいに、って、みんなそこまで気にするの?」
「そうですよ、私だって、年末に髪切りますからねえ」
「へえー……」、そこで、気づいた。
「あれ、ご自身の髪って、だれが切っ
本と、音楽と、意識の流れ2023_11_06 COLDPLAY MUSIC OF THE SPHERES WORLD TOUR 東京ドーム
●この日はもうコールドプレイ以外の情報はない。MUSIC OF THE SPHERES WORLD TOUR 東京ドーム初日。パーフェクトなショーであり、ここでどれだけ賛辞を記したとしもたぶんその素晴らしさは表現できないし意味はない。だから少しコールドプレイを振り返ってみる。
●たぶん人なみ以上に音楽を聴く方だとは思うけれど、90年代はいってみれば暗黒時代で、好きなアーティストがたまに出す新譜以外