はるか

詩を書いています。

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記事一覧

白紙の紙の真ん中に 1本線を引く そうするとその紙に 右側と左側ができる 今度はマルを書いてみる そうするとその紙に 内側と外側ができる 線は自由を消費して そこ…

はるか
3年前

徒然

荒れ狂う 冬景色 蜻蛉返り 四捨五入 見つめる指先 後ろに居るのは空飛ぶ海豚 老いる人形 縮む宇宙 蟻と朝露 日進月歩 かごめかごめ 此の先待つのは赤い薔薇 重ねた…

はるか
3年前

クマのおかざきさん

クマのおかざきさんがやってきた 一輪の赤いダリアを持っている 「こんにちは」 「こんにちは」 「どこから来たの?」 「うーん、どこからだったかなぁ」 おかざきさんは…

はるか
3年前

けむり

煙草のけむりがユラユラと 私の前を通り過ぎる 私の息を纏い 鼓動のリズムを乗せていく 私の頭の近くに来たものは きっと 私の脳波を受け取って そのまま換気扇へ消えて…

はるか
3年前

はじめまして

はじめて聞くこと はじめて触ること はじめて見ること はじめて味わうこと それは出逢い それは浪漫 それは未知 それは嫌悪 ときに 太陽の光がキラキラ反射する大…

はるか
3年前
3

彼岸花の花言葉。

彼岸花を見て、思い出すのは「地獄先生ぬ〜べ〜」(世代ギャップあるんだろうな・・・) 彼岸花を題材にしたストーリーがあった、ということだけ思い出す。 小学生(だっ…

はるか
4年前
1

ただいま。

中学生だったか高校生の時に流行ったAqua Timezの歌詞で 「辛いとき〜辛い〜と言〜えたら〜い〜いの〜にな〜あ〜ぁ〜」 って歌があってそれが頭の中でループしていて、そ…

はるか
4年前
3

猫について考えていたら、コミュニティの話になった。

猫は「自分が心地いい場所」を見つける天才だよね 今日はそんな話が出て、「ああ、そうだなぁ」と納得した。 と同時に、「それ、なんだかわたしは下手なような気がするな…

はるか
4年前
5

「書きたいものがないなぁ」と思った日

いざnoteを開いてみたけど、今日何について書こうか全く思いつかない。 「書きたいものがない日」って、どんな一日だっただろうか。 昨日から沖縄入りしている。 沖縄の…

はるか
4年前
2

どうするのが良いかわからなかった話

今日はKIXから沖縄にフライト。そのフライト中の出来事だ。 私は3列席の窓側に座っていて、後ろには4人家族。 2人とも男の子で、1人は小学生、もう1人は年少さんくらい。…

はるか
4年前
1

お腹が痛い時に、自分の内臓を認知する

普段生活をしていて、内臓が自分の身体の中にあること、それらが活動していることをなんて考えやしないけれど お腹が痛いとき、その存在を意識する。 こってりしたものを…

はるか
4年前
1

「判断しない」その優しさを持つために

例えば 駅で歩いていて、前から来た女性がわたしにぶつかったが、何の一言もなく、足早に通り過ぎていったとき。 全く良い気持ちにならないし、どちらかと言うと苛立ちを…

はるか
4年前
6

その花を受け取らないと、次の人に渡せない

多方面で、いろいろな人に、かなり甘えさせてもらっている。 長女気質のわたしは、本当に甘えることが苦手で、助けてもらっても 「迷惑をかけて申し訳ない」 「負担をか…

はるか
4年前
2

「悪気がない」との距離

「悪気はない」って言って、それを本気で思っていて 人を滅多刺しにして殺したら ほぼ大多数の人が「悪気がないからってやっていいことと悪いことがあるだろう」になるけ…

はるか
4年前
4

身体の中のグラデーション

昨日は、これ以上ない「晴れ」だった。 気分はずっと落ち着かなくて、天気とマッチしない。 8:00から庭の畑にニンジン・玉ねぎ・ネギを植える。 10:00過ぎに食材と追加…

はるか
4年前
3

自ら死ぬことと、価値観

最近ご縁があったので、彼へ思いを馳せている。 天涯孤独だった、川端康成。 幼少期に両親を亡くし、祖父母に育てられ、祖父母も若き時に亡くなり、唯一の血が繋がった姉…

はるか
4年前
6
線

白紙の紙の真ん中に 1本線を引く
そうするとその紙に 右側と左側ができる

今度はマルを書いてみる
そうするとその紙に 内側と外側ができる

線は自由を消費して そこに役割を与える
いや 真実は
人間の脳が そう認識したがることにある

ただそこに或るだけの線に
何かの役割を見出そうとするようになったのは
いつからだろう

それをカッコいいと思うときもあれば
なんだか物寂しくなるときもあるのは 何

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徒然

徒然

荒れ狂う 冬景色
蜻蛉返り 四捨五入
見つめる指先 後ろに居るのは空飛ぶ海豚

老いる人形 縮む宇宙
蟻と朝露 日進月歩
かごめかごめ 此の先待つのは赤い薔薇

重ねたカーテン 雲隠れ
腹が満ちて 諸行無常
やも知れぬ 時が照らすは無音の部屋

クマのおかざきさん

クマのおかざきさん

クマのおかざきさんがやってきた
一輪の赤いダリアを持っている

「こんにちは」
「こんにちは」

「どこから来たの?」
「うーん、どこからだったかなぁ」
おかざきさんは ちょっと困ってる

「どうしてここに来たの?」
「こっちかなぁ、と思ったんだ」
おかざきさんは ちょっと嬉しそう

「この花はどうしたの?」
「おととい、友達になったんだ」
おかざきさんは 微笑んだ

「きみは、ダリアと友達になり

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けむり

けむり

煙草のけむりがユラユラと 私の前を通り過ぎる
私の息を纏い 鼓動のリズムを乗せていく
私の頭の近くに来たものは
きっと 私の脳波を受け取って
そのまま換気扇へ消えていく

けむりなのかわからない そのユラユラしたものは
換気扇を出て 空に向かい 次は宇宙へ消えていく

どこかのナニカが そのユラユラしたものを見つけて
私の夢にやってくる

見えないものを携える そんな君が愛おしくて
今日も私はプカ

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はじめまして

はじめまして

はじめて聞くこと

はじめて触ること

はじめて見ること

はじめて味わうこと

それは出逢い それは浪漫

それは未知 それは嫌悪

ときに 太陽の光がキラキラ反射する大海原

ときに 高いビルの間の細い道にできた影

ときに 腐った肉

はじめてを前にすると、心は正直になる

はじめて感じること

それはわたし

やあ、はじめまして

彼岸花の花言葉。

彼岸花の花言葉。

彼岸花を見て、思い出すのは「地獄先生ぬ〜べ〜」(世代ギャップあるんだろうな・・・)

彼岸花を題材にしたストーリーがあった、ということだけ思い出す。

小学生(だったと思う)の私は、なんだか妖しくも美しいストーリーとその花に心が動いたのだ。

大人になってそんなに出会う機会がなかった。彼岸花は縁起の悪い異名が多く、花屋に並ばない。

異名の一部としては、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、

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ただいま。

ただいま。

中学生だったか高校生の時に流行ったAqua Timezの歌詞で

「辛いとき〜辛い〜と言〜えたら〜い〜いの〜にな〜あ〜ぁ〜」

って歌があってそれが頭の中でループしていて、その度に「辛いときに辛いってがっつり言えちゃってるなぁ」なんて思ったりしている。

ということで、ただいま。

今年はしんどいことが続く年だな。でも、鍛えてもらっている。

やっと冷静になってきて、たくさんのものにさよならをして

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猫について考えていたら、コミュニティの話になった。

猫について考えていたら、コミュニティの話になった。

猫は「自分が心地いい場所」を見つける天才だよね

今日はそんな話が出て、「ああ、そうだなぁ」と納得した。

と同時に、「それ、なんだかわたしは下手なような気がするなぁ」と思ったのだ。

わたしは「モノ・コト」よりも「人」を重視するタイプ。何をするかより、誰とするか、が判断軸になっている。

そして判断した後も、「人」が中心になる。それほどまでに、人が好きということなんだけれど。

でも、全部を「人

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「書きたいものがないなぁ」と思った日

「書きたいものがないなぁ」と思った日

いざnoteを開いてみたけど、今日何について書こうか全く思いつかない。

「書きたいものがない日」って、どんな一日だっただろうか。

昨日から沖縄入りしている。

沖縄の強い日差しを受けて起床。少し汗ばむくらいの暑さ。

Twitterをいじってから、起き上がって、少し瞑想。

汗を流しにお風呂へ。

そのあと、大好きなエチオピア豆のインスタントコーヒーと、チョコレートをいただきながら、調べものと

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どうするのが良いかわからなかった話

どうするのが良いかわからなかった話

今日はKIXから沖縄にフライト。そのフライト中の出来事だ。

私は3列席の窓側に座っていて、後ろには4人家族。

2人とも男の子で、1人は小学生、もう1人は年少さんくらい。

私の後ろには、お兄ちゃんが座っていて、真ん中にはお母さん、通路側には弟を抱きかかえたお父さんが座っていた。

離陸前。

お兄ちゃんが折りたたみ机をバッタンバッタンして遊んでいる。

最初は気にならなかったけれど、だんだんと

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お腹が痛い時に、自分の内臓を認知する

お腹が痛い時に、自分の内臓を認知する

普段生活をしていて、内臓が自分の身体の中にあること、それらが活動していることをなんて考えやしないけれど

お腹が痛いとき、その存在を意識する。

こってりしたものを食べても、酒を飲んでも、排気ガスが充満している道を通っても、虫に刺されても

身体は文句も言わず、血液を循環させてそれぞれの役割を全うし、身体を正常に保つためにベストを尽くしている。

でも、そんなことも、普段意識していない。

「痛み

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「判断しない」その優しさを持つために

「判断しない」その優しさを持つために

例えば

駅で歩いていて、前から来た女性がわたしにぶつかったが、何の一言もなく、足早に通り過ぎていったとき。

全く良い気持ちにならないし、どちらかと言うと苛立ちを覚えると思う。

でも、その女性側の真実が、お母さんが緊急入院したと告げられて動揺し、その病院に向かっている途中の出来事だとしたら。

知らなかったときよりも、許せる心が持てる。

もしかしたら、謝るよりも早く向かいなよ!とすら思うかも

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その花を受け取らないと、次の人に渡せない

その花を受け取らないと、次の人に渡せない

多方面で、いろいろな人に、かなり甘えさせてもらっている。

長女気質のわたしは、本当に甘えることが苦手で、助けてもらっても

「迷惑をかけて申し訳ない」

「負担をかけて申し訳ない」

いつもそうやって思ってきた。

今はどうしようもなく困っていたりすることがあって

正直に困っているって伝えて、勇気を持って助けてほしいと言葉にしてみて

そしたら、ほとんどの返答が「いいよ」だった。

まぁその、

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「悪気がない」との距離

「悪気がない」との距離

「悪気はない」って言って、それを本気で思っていて

人を滅多刺しにして殺したら

ほぼ大多数の人が「悪気がないからってやっていいことと悪いことがあるだろう」になるけれど

「悪気はない」って言って、それを本気で思っていて

本人の"正しさ"を相手に浴びせていたら

それは「価値観の違いだからしょうがないね」になる

どちらかというと「いじめ」への考え方も後者に分類されていると感じていて

それに加

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身体の中のグラデーション

身体の中のグラデーション

昨日は、これ以上ない「晴れ」だった。

気分はずっと落ち着かなくて、天気とマッチしない。

8:00から庭の畑にニンジン・玉ねぎ・ネギを植える。

10:00過ぎに食材と追加の種の買い出しへ。

11: 00から料理の仕込みと昼食を作る。

12:30からランチと休息。

14:00にお昼寝。

15:00から絵を描く。

17:00からカブの種まきと庭の草刈り。

18:00から夕食づくり。

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自ら死ぬことと、価値観

自ら死ぬことと、価値観

最近ご縁があったので、彼へ思いを馳せている。

天涯孤独だった、川端康成。

幼少期に両親を亡くし、祖父母に育てられ、祖父母も若き時に亡くなり、唯一の血が繋がった姉も、若き時に別れを迎える。

名だたる作家は、自害していることが多い。

芥川龍之介、太宰治、三島由紀夫・・・

川端康成も、その一人だ。

しかし、ノーベル賞受賞スピーチでは、こう述べている。

いかに現世を厭離するとも、自殺はさとり

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