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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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2020年8月の記事一覧

「恋愛最弱者」は増えたのではない。可視化されただけだ

「恋愛最弱者」は増えたのではない。可視化されただけだ

恋愛市場にもマーケティングで注目されるOMO(オンライン・マージズ・ウィズ・オフライン)の概念が浸透しつつあるという以下の記事。

なかなか興味深い。

しかし、「コロナで生活様式が変わる」とか「ニューノーマルの時代へ」とか言って儲けたい一部の事業者的にはそういう方向に持っていきたいのかもしれませんが、男女の出会いや恋愛がオンラインにとってかわることは100%あり得ないでしょう。

コロナがあろう

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自由を求める人間は、もうすでに不安に押しつぶされてる病人かもしれない

自由を求める人間は、もうすでに不安に押しつぶされてる病人かもしれない

「マスクをしない自由」を訴える米国人の記事から、「自由」というものについて考えてみたいと思います。前もって断っておきますが、コロナ禍では「マスクをするべきだ」というマスク警察みたいなことをいうつもりはありません。コロナ云々の話ではなく、あくまで「自由」について論じます。

「アメリカは自由の国」「自由と言えばアメリカ」と思い描く人も多いと思います。同時に、「集団よりも個人を重んじる」と。対極的に、

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「他人に迷惑をかけないように生きる」ってどうなの?

「他人に迷惑をかけないように生きる」ってどうなの?

誰の力も頼らない。私は私の力だけで、経済的にも精神的にも自立して生きていくんだ!

…と考えて、ご自身の独身生活を理屈付けして、たくましく生きているソロ女も多い事と思います。実際、40歳以上のソロ男女を比較すると、男の方が未だに優柔不断にフラフラし、自身の独身者として身分を卑下し、「無理・無駄・面倒くさい」の3M言葉を口癖に、自己肯定感の低いままのパターンが多いのですが、それに対し、女の方は、こ

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結婚、出生、人口…。あらゆるものが減り続ける未来へ

結婚、出生、人口…。あらゆるものが減り続ける未来へ

20年後…。

2040年の未来がどうなっているか。

主に、人口動態の面からは、僕はずっと言い続けていますが、「人口の半分が独身者となるソロ社会が到来」します。ここでいう、独身者とは未婚に限らず、離婚や死別で独身になった人も含みます。

社人研の推計(2018年)によれば、15歳以上人口の47%が独身者、53%が有配偶者です。これは、出生中位死亡中位に基づく推計ですが、実際死亡率は増えることが確

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コロナのメディア報道と世論に思う「90年前と同じ無責任な過ち」との酷似

コロナのメディア報道と世論に思う「90年前と同じ無責任な過ち」との酷似

相変わらず、テレビでも新聞でもネットニュースでも毎日のように「コロナ感染者数がどうだこうだ」というネタが続いています。

個人的に違和感があったのは、先日8月6日、75年前のその日は広島に原爆が投下された日、その日の午前8時15分はまさにその時刻です。しかし、その時間に広島の式典の放送をしていたのはNHKだけで、他の民放各局はすべて「コロナ」の話をしていました。ほとんどのワイドショーは8時から始ま

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少子化とは「子どもが生まれない時代」ではなく「子どもが死なない時代」だ

少子化とは「子どもが生まれない時代」ではなく「子どもが死なない時代」だ

経済成長著しいベトナムですが、既に早くも少子化の波がきているようです。

記事にある通り、ベトナムは一時2000~2015年にかけて合計特殊出生率が2.0を切りましたが、それでも、2015年以降はもちなおして再び2.0を越えたりしています。とはいえ、1950年代から比べれば、随分と減りました。

ちなみに、ベトナムの人口は現在約9700万人で、1950年の2000万人台から比べたら、70年間で約5

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