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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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2021年6月の記事一覧

若者人口が東京圏に集中するふたつの理由

若者人口が東京圏に集中するふたつの理由

待望の国勢調査2020の速報が出ました。

人口減少の話はわかっていることなのでどうでもいいんですが、世帯数の増加が著しい。人口は86.8万人減っているのに、世帯数は227万世帯増えている。つまり世帯分裂・ソロ化が進んでいるという証拠です。

2018年の社人研による2020年世帯数予測では5411万世帯でしたので、2015年からプラス66万世帯増にとどまっていました。それが今回の速報では5572

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ジェンダーギャップ指数を使うポリコレ全体主義の危険

ジェンダーギャップ指数を使うポリコレ全体主義の危険

政府は22日、国連に提出する持続可能な開発目標(SDGs)の報告書をまとめた。男女格差を測る「ジェンダーギャップ指数」の日本の総合順位が156カ国中120位にとどまる点を「大変残念な状況にある」と総括し、遅れを認めた。

…とあるのですが、国連に提出する報告書なら、WEFとかいう1シンクタンクが作ったデータではなく、国連の機関が作成している「ジェンダー不平等指数」の数値を使うべきではないかとも思い

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母親が減り続ける国・日本で子どもの出生が増えるわけがない

母親が減り続ける国・日本で子どもの出生が増えるわけがない

マスコミはなぜいつもいつも少子化や出生減のことばかり取り上げるのだろうと思いますか?それも取り上げ方は、まるで「今が絶望の未来の入り口に立っている」かのような不安を煽る伝え方をする。

それは、出生があがらないことを政府の少子化対策の不備の責任にしたいからです。少子化の問題は別にどうでもよくて、政府を叩ければなんでもいい。結論ありきで取材をしてくるメディアもあります。僕も数多く「少子化」に関する取

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今までの人生、順風満帆で過ごしてきたおじさんが陥りやすい「終末孤立」の正体

今までの人生、順風満帆で過ごしてきたおじさんが陥りやすい「終末孤立」の正体

日経BP社の日経xwoman「ARIA」にインタビューされた記事が公開されました。「地元コミュニティの築き方」という6月前半の特集のひとつとして取り上げていただきました。

全部で7つの記事らしいのですが、他の記事は、「地元・世田谷で困ったときに助けてもらえる人になる」「日本一住みたい団地の自治会改革術」「迷い猫が見つかる恵比寿新聞 大都会に共同体を育む」など、基本的に、従来の地域のコミュニティを

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「あってはならない」なんて道徳的建前論が犠牲者を増やす

パワハラについて書きます。僕は独身研究の傍ら、職場いじめについても取材していて、今までも職場いじめ・パワハラについては記事化しています。

そんな中、こんな記事を見ました。

今回、痛ましくも自殺されてしまった方は、上司のパワハラで、推測ですが、多分適応障害になっていたと思われます。一度休職したにも関わらず、復職後、一応別のグループに異動したものの、元の上司の席に近いところで働かされた、とある。

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「出会いがない」と嘆く人は「恥を恐れている」だけかも

「出会いがない」と嘆く人は「恥を恐れている」だけかも

マッチングアプリの「Omiai」がやらかしてくれました。

未婚化・非婚化の流れの中で現代のお膳立てシステムというべきマッチングアプリがこういうことをすると、また婚姻数が減るという声もありますが、それほどこれが婚姻数増に寄与しているというわけではありません。

そりゃ自社調べではなんとでもいえるでしょうが、マッチングアプリでいい思いをしているのは恋愛強者の男だけです。本当に出会いたい恋愛弱者の女は

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