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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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#東洋経済オンライン

女も男も「世の中ね、顔かお金かなのよ」の時代へ(回文)

女も男も「世の中ね、顔かお金かなのよ」の時代へ(回文)

10/16に公開した東洋経済オンラインの以下の記事が大いにバズりました。

内容は、未婚女性の結婚相手に求める条件のうち「男の容姿」が最近急上昇しているということ。しかし、勘違いしてはいけないのは、上昇率が大きいのであって絶対的な1位ではない。条件としては相変わらず「経済力」が1位である。ポイントは、かつてそれほど重視されていなかった「男の容姿」が急上昇して過去最高値となり、男が求める「女の容姿」

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損得勘定もできない人間は、損得感情の赴くまま餓鬼と化す

損得勘定もできない人間は、損得感情の赴くまま餓鬼と化す

公明党の18歳以下一律給付のゴリ押しからドタバタとなっている給付金問題も含めた財政支出が今日閣議決定されたようだ。

事業規模78.9兆円ともあるので、一体中抜き業者にどれだけ利益が供与されるのかっていう話もあるが、今回の給付金騒動の最大の問題点は、国民同士の分断と対立を招いたところにある。

「18歳以下の子どものいる世帯2000万収入の富裕層に金を渡して、たとえば19歳の大学生を抱えるひとり親

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新自由主義は経済格差から恋愛格差へ。そして幸せ格差へと移行する

米国バイデン大統領が、本当に「小さな政府」と決別し、「大きな政府」に回帰するのかは注目されている。言い換えれば、1980年代レーガン政権以降長く続いていた新自由主義からの脱却である。今まで民主党政権であっても、新自由主義を踏襲していたわけだから。

日本においても、同時期に新自由主義に舵を切った。しかし、奇しくも、同じように恋愛の新自由主義時代にも突入していった。1980年代の日本は、恋愛至上主義

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東京に来て10年も相手が見つからないなら、どこに行っても見つからない

東京に来て10年も相手が見つからないなら、どこに行っても見つからない

6/25に2020年の国勢調査の速報集計が発表された。新聞各社は軒並み全体の人口減少と人口増と人口減の二極化という部分に着目してニュース化している。

しかし、そもそも日本の人口減少はすでに2008年頃から始まっていることで今更それを取り上げたところであまり意味はない。断言してもよいが、今後日本の人口が前年を上回ることは少なくとも2100年まではありえない。

全体の人口が減る中で、それでも人口が

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母親が減り続ける国・日本で子どもの出生が増えるわけがない

母親が減り続ける国・日本で子どもの出生が増えるわけがない

マスコミはなぜいつもいつも少子化や出生減のことばかり取り上げるのだろうと思いますか?それも取り上げ方は、まるで「今が絶望の未来の入り口に立っている」かのような不安を煽る伝え方をする。

それは、出生があがらないことを政府の少子化対策の不備の責任にしたいからです。少子化の問題は別にどうでもよくて、政府を叩ければなんでもいい。結論ありきで取材をしてくるメディアもあります。僕も数多く「少子化」に関する取

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日本は今、未曾有の結婚経済破壊時代にある

日本は今、未曾有の結婚経済破壊時代にある

「3組に1組は離婚」という説はマスコミがよくいうので、すっかり世の中に広まった感はあります。もちろん、マスコミの言うことがいつもすべて真実とは限りません。

たとえば「結婚したいと思っている未婚者は9割」などという報道もよくされますがあれは「嘘ではないが正確ではない」し、「草食男子が増えている」なんてのは完全にデータの読み間違い。あと、若者の「〇〇離れ」なんて言葉もよく使いますが、そのことごとくは

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日本人は「客観的集団主義」であるが、「主観的個人主義」なのである。

GW狙い撃ちで緊急事態宣言ですか…。いつまでやるんですかねえ。

陽性者の数じゃなく死亡者の年齢構成をちゃんとみれば、死亡者の97%が60代以上です。97%ですよ!だったら、出すべきは「ジジババ・ロックダウン」でいいんじゃないの?と本気で思います。

そして、その方が高齢者の命も救うし、経済破綻によって失われる命も救える。50代以下は普通に経済回せばいいのです。もちろん、それはどんちゃん騒ぎをしろ

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「誰かと一緒でも孤独な人は孤独」という孤独の本質的な問題を見よう

「誰かと一緒でも孤独な人は孤独」という孤独の本質的な問題を見よう

「孤独は悪だ」という決めつけ論者がいる限り、孤独・孤立問題は解決しない。そんなことを改めて東洋経済で記事化しました。

「孤独を悪」にして対策を講じようとするのはむしろ逆効果で、それはかえって「苦しむ人を増やす」だけだと僕は思っています。向き合うべきは、孤独に苦しむ本質の部分はどこか?という点。

孤独は排除すべき悪ではないし、駆逐すべき敵でもありません。そもそも人と人との間には必ず孤独が生まれま

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女が金で男を選別する「結婚の新自由主義」時代の到来

日本女性は恋愛に受け身だと言われています。事実、国際調査をしてもそれは顕著です。

しかし、既婚女性が自分から告白していないかというとそうでもありません。直接的な告白やプロポーズをしなくても、男にそうするように仕向けることは多くの既婚女性が無意識に実行していたことではないでしょうか?

そもそも、古来より日本人は女性からのアプローチが多かったのではないかというのが、昔話や伝説からも推測できます。で

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「目に見えない」大勢の井之頭五郎が「GoToSolo外食」で飲食店を救うのだ

「目に見えない」大勢の井之頭五郎が「GoToSolo外食」で飲食店を救うのだ

昨日の夜の「GoTo停止」の話題で今日は持ち切りですが、トラベルだけではなく、飲食の方の時短要請も深刻な打撃となっています。

特に、酒を提供するパブや居酒屋などは、「夜の街」などといわれたせいもあり、一時前年比90%減まで落ち込みました。ようやく復活の兆しが見えてきて、これから忘年会シーズンという時期にこれでは、彼らの絶望は計り知れません。

しかし、冷静に考えてみてほしいのですが、自粛すべき

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ネットの普及は、私たちを攻撃的にしてしまったのではないか?

ネットの普及は、私たちを攻撃的にしてしまったのではないか?

世界と比較すれば、日本の殺人率はとても低いものです。しかし、日本での殺人事件の過半数は親族間で起きています。そのうち一番多いのが夫婦間の殺人です。全殺人事件の2割は夫婦の間で起きています。

…と聞くと、「ああ、夫のDVの果てに命まで奪われてしまう妻が多いのだな」と思われるかもしれません。しかし、近年夫婦間殺人の被害者は夫の比率が上昇し、かつての3割程度からほぼ半々り比率にまで接近してきています。

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未婚のオタクを調べたら、何気に皆さん幸せそうで何よりでした

未婚のオタクを調べたら、何気に皆さん幸せそうで何よりでした

オタクはモテないとか結婚できないとか、いろいろ言われますが、既婚者のオタクも多いし、女性も多い。オタク分野ごとに有配偶率や幸福度を細かくデータ化しました。

なかなかおもしろいですよ。

ぜひこちらの記事をご覧ください。東洋経済オンライン連載「ソロモンの時代」更新!

記事にも書いた通り、20-50代だけでもオタク人口は約1430万人。これに、15~19歳と60代のオタクも加えれば、2000万人規

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「臭いから嫌いになる」のではなく「嫌いだから臭く感じる」

「臭いから嫌いになる」のではなく「嫌いだから臭く感じる」

女性は男性より嗅覚が敏感で「顔が好みでもにおいによって嫌いになる」傾向があります。「おじさんは臭いから嫌い」と、女性から言われてしまうのもその表れです。

しかし、よくよく考えると「おじさんは臭いから嫌い」なのではなく、「おじさんが嫌いだから臭いと感じる」という、身も蓋もない話であることがわかりました。救いのない話ですが、ぜひご一読ください。

においなんて絶対的な指標であって、学習や感情に影響さ

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「恋愛最弱者」は増えたのではない。可視化されただけだ

「恋愛最弱者」は増えたのではない。可視化されただけだ

恋愛市場にもマーケティングで注目されるOMO(オンライン・マージズ・ウィズ・オフライン)の概念が浸透しつつあるという以下の記事。

なかなか興味深い。

しかし、「コロナで生活様式が変わる」とか「ニューノーマルの時代へ」とか言って儲けたい一部の事業者的にはそういう方向に持っていきたいのかもしれませんが、男女の出会いや恋愛がオンラインにとってかわることは100%あり得ないでしょう。

コロナがあろう

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