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スクリプト体から考えたこと
最近、自分の中ではじめてのスクリプト体ブームが来ている。
スクリプト体は手書き文字をベースにした書体で、文字同士が流れるようにつながっていく字形を持つものが多い。書体化しているものの多くは名のあるカリグラファーによる書法のお手本を使用していて、それらは日本でいう書道のように各々のスタイルを持っている。
一口にスクリプト体と言ってもそこにはつくられた時代、技術、作者の嗜好が反映されている。
こう
名刺をつくらせてくれませんか?
山です。
突然すいません。ひとつ相談があるのですが、僕にあなたの名刺をつくらせてくれませんか?
この名前でnoteとTwitterをはじめて3ヶ月くらい経ちました。その間に、いろいろな人と知り合えたり、一方的に興味を持って近づいたりと個人的には楽しくやれていると思います。
匿名で始めたのでほとんどの人は現実でのつながりはありません。ですが、なんとなく他の人の生活が並走していることを感じられるの
ウィム・クロウエルから考える
山です。
先日(と書いてからだいぶ時間が経ってしまったけれど)、新元号の発表に続いて紙幣を刷新するという話題が世間を賑わせました。僕の追っていた範囲ではネガティブな見方が多いようで、書体(特にアラビア数字)やレイアウトに違和感を持っていたり、人物の肖像じゃなくてもいいんじゃない? といった意見がありました。
共感できるもの、さすがにそれはイチャモンだろうと思うもの、いろいろですが総じてこれらは発
平成のデザイナー10人て誰だろう?
明日、新元号が発表されるらしい。あんまり関心を持っていなかったけど、発表されたら急に平成が過去のように感じられるのかなとふと思った。(実際に変わるまでにはもう少し時間があるけど。)
そうなるとなんとなく平成の振り返りをしてみたくなるから不思議だ。なんだかんだで僕はこの30年に思い入れがあったらしい。
この間、「平成の建築10選」というのがツイッター上で流れてきた。自分でも何が入るかなーと考えて
僕が建築をスキになった話
山です。
僕が建築をスキになったのは「建物」と「建築」が違うものなんだと気づかされたときです。それは今でも強烈に印象に残っている同級生の作品でした。
大学2年生の最初の課題は「雑木林に別荘を設計する」というものでした。ほぼ最初の設計課題のため、敷地の与条件や制約などはほとんど無く、各々が自由に理想的な別荘を考えていました。
なるべく木を切らない形を考える人や、リアルな家族構成を設定する人。今思