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チームコーチング

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パートナー、家族、組織等人と人との「間」にある対立、行き違い、コミュニケーション不全等の解消、チームとしての機能回復、向上のためのチームコーチング・コンサルティングを行っています… もっと読む
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#研修

研修で学んだことを現場で実践できるようなサポートとは

研修で学んだことを現場で実践できるようなサポートとは

前回、研修は意味がない、効果がないということはなく、そこで終わらせて
しまうことをやめるべきとご提案させていただきました。

今回は、では研修後にどのようにフォローしていくかについて書いてみたいと思います。

まず、研修を終えた個人は現場に戻った際に現場実践をしてくれないのはそもそもなぜか?ですが、大きな理由に、学んだことを自職場に戻って取り組もうとすると、以下のような不安が出てくることが挙げられ

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研修を「よかった」という満足で終わらせないために

研修を「よかった」という満足で終わらせないために

今回は研修を「よかった」という満足で終わらせないためにということで
書いてみたいと思います。

研修を実施すると、受講後のアンケートで参加者の満足度を確認すると
いうことがよく行われています。

「今回の研修に満足しましたか?」ということを5段階評価などでお伺いするというものです。

もちろん、受講者の反応が気になるのは当然ですので、この質問で研修を評価するのは理解できます。

一方で、研修評価の

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”言っていること”と”実際にやっている”ことの差に気づけないことが人材育成の難しさである

人材育成や組織開発の仕事をしていると、つくづく人が変わるのは難しいと身に沁みます。

「研修なんて意味がないよ」、「どんなに衝撃的な気づきがあっても、
職場に戻ってしばらくしたらすっかり何事もなかったかのように元通りだ」
という批判の声は昔からずっとあります。

現場は忙しく、目の前のことに追われているうちに、思考も行動も、
すっかり元の習慣に戻ってしまうということは仕方のないことです。

これは

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わかるとできるの壁を乗り越えるオンライン研修の可能性

わかるとできるの壁を乗り越えるオンライン研修の可能性

新型肺炎収束までの時間が長期化しそうな気配です。
経済活動にもかなり深刻な影響が出てきているように思います。

人事関連でいえば、4月は新入社員の受け入れ、研修の時期ですが、
皆様の会社ではどのように対応されましたでしょうか、

東京では大手を中心に、中止や延期にはせずに、新入社員にタブレット端末を配ってオンラインで研修実施に踏み切ったところが多かったような印象です。

他に選択肢がなく、止むなく

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自発性は環境によって育まれる「自己学習能力を育てる」より

自発性は環境によって育まれる「自己学習能力を育てる」より

組織の中で、どうすれば社員が自発的に学び、動いてくれるのか

マネジメントをする人であれば、だれもが関心のあることではないでしょうか。

慶応大の波多野先生が書いた「自己学習能力を育てる」では、
人がどのような環境に置かれると自発的な学びが促進されるのか、
過去行われた様々な科学的実験結果が紹介されています。

1980年に出された本と古いですが、人の発達や心理に関する過去の知見が
整理されており

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研修しても変わらないのは、スムーズに研修を終えているからかもしれない

研修しても変わらないのは、スムーズに研修を終えているからかもしれない

先日、書類の整理をしていると、自分がここ1,2年、ある組織向けに試行錯誤して作成した資料がたくさん出てきました。

見ていると、現場のオペレーションをどうすればよいか、何度も業務フローを作り直してきた跡が見られます(笑)

今は経営的に落ち着いて大きな業務変革の必要はなくなったのですが、当時は日々赤字の状態で、なんとか現状を変えていかなければと苦労しました。

振り返るとつらく大変だったのは、書類

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少し時間軸を伸ばして労働環境をみてみる

経営破たんした旅行会社、てるみくらぶの内定者に対して、企業の争奪戦が起きているというニュースがありました。

http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/06/tellmeclub_n_15852282.html

私が就職活動をした2000年前後は就職氷河期と言われ、求人倍率はほぼ1倍。

大学を卒業しても、就職できない人はたくさんおり、フリーターは社会問題化してい

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研修後に現場で使われ、定着するために必要な要素をリストアップすると

新年あけましておめでとうございます。

新しい年が始まり早くも1ヶ月が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか。

うちの会社では、来期の戦略を構想提案する時期なため、この一年の取り組みを整理しています。

昨年は、自分なりにあれやこれやと新しい取り組みを形にした一年でした。いろいろと取り組んでみての感想は、やはり、プランをつくるまでよりも、それを組織に根付かせることの方が何倍も大変だということです

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座右の問いのすすめ

座右の問いのすすめ

今回は「座右の問いのすすめ」というテーマで書きたいと思います。

「座右の問い」という考え方をある方に教えてもらいました。

座右の銘というのはよくありますが、同じように、事あるごとに自分の立ち戻るべき場所を繰り返し確認する「問い」を持つとよいということです。

私は、この「問い」が自分の進むべき方向性を知る助けになると考えています。

たとえば、最近noteでご紹介している東北で活躍している方に

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NPOにかかわる中で発見した3つのこと

NPOにかかわる中で発見した3つのこと

私は現在、仕事外でNPOに関わっています。今回はそこで感じていること、学んでいることについて書いてみます。

みちのく仕事                 http://michinokushigoto.jp/

※このサイトは、被災地で復興のために様々な事業を立ち上げて活動している人を紹介し、その活動に参加する人材を募集する求人サイトです。

私は今このサイトのインタビュー記事作りをお手伝いして

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営業管理の仕組みづくりについて私が取り組んだこと

営業管理の仕組みづくりについて私が取り組んだこと

前回まで、私が取り組んでいた営業管理の仕組みづくりについてご紹介してまいりました。改めて、以下に整理してみます。

1.よくヒアリングをして業務フローを見える化する。

2.その中で、営業にとってどの数字を管理していくことが重要なのかを見極め、指標と運用の仕組みを設計する。

3.管理する数字を改善していくためのマネジメントの仕組み、適切な上司の配置を行う。

4.部署間のコンフリクト解消やモチベ

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