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本のご紹介④ | 文学フリマ東京38
そろそろ最後にします、文学フリマ東京38に持っていくものシリーズ。
今日は書籍ではなく、紙もののご紹介です。
今回はポストカードとイラストボードも並べようと思っています。リソグラフ印刷でがさっとした感じが気持ち良い紙たちです。
〜1500円までの価格帯を予定していますが、ポストカードいくらにするか悩み中。
あとは無料配布で旅新聞をお持ちします。今回は富山県特集。旅した際の個人的にグッときた
薄暗い下町のゲームセンターで、小学生が2万円を使い果たした話②
正月はいつも、東京の下町にある祖母と祖父の家に行く。母の姉の家族とともに、総勢10人ほどで押し掛けるのだが、祖母と祖父は団地住まいだから、全員揃うと少しばかり窮屈だ。
団地は昭和の雰囲気が残る建物で、私はその水色の重い玄関ドアが好きだった。開くときにギイィと音がするドアの横には、牛乳配達用のポストと、音符のマークがついた壊れたインターホン。中は3DKで、玄関を開けるとすぐにユニットタイプのお風呂
本といふものの小さきを見る | 文学フリマ東京38
砂浜は、よく見ると色々なものでできている。砂。石。木片。貝殻。珊瑚。生物の一部。手で救うその中だけでも、たくさんの何かを見ることができるはずだ。
もしかすると。本も。きっとそうなのだろう。
大まかな形としてしか見ていなかった本というもの。その小さな部分まで見つめてみると、そこに、作者のこだわりが見える。
反対に言えば、そのような部分まで考えないと、自分で本は作れない、とも言える。
もちろん
本を、作ろうと思った | 文学フリマ東京38
基本的に思いつきの人間なのだ。
だから、ある日、そうだ、本、作ろう、と思った。そして、気づいたら、文を書き始めていた。
振り返れば、SNSを通じて、仕事を通じて、ずっと文を書いてきた。私にとって文を書くことは、自分自身をなぐさめる手段のひとつなのかもしれない。
なぐさめる。
どうにもできない、行き場の無い感情が、文を書くことによって波が引くように落ち着いていく。私にとっては、文を書くという営