たくと

京都出身・京都大学卒業後リクルート入社、一貫してチーム育成を探究。独立後も「個の可能性…

たくと

京都出身・京都大学卒業後リクルート入社、一貫してチーム育成を探究。独立後も「個の可能性を拓き、イキイキとした感情溢れる職場を!」をテーマに人材・組織開発に取り組んでいます。(株)イー・ブリッジC専務取締役 CRR Global認定関係性システムコーチ(ORSCC)。

マガジン

  • 掘ったら出てきた。

    自分の中にある何かを言葉として掘り出せたときに書きます。

  • 明日、赤穂サンクチュアリで。

    赤穂・御崎(みさき)に、仕事も遊びもいっしょくたに過ごせる、オトナもコドモもそれぞれに気持ちよく過ごせるワーケーション/コワーキング&イベントスペースを創りたい!そのプロセスで浮かぶいろいろを徒然に書き綴っています。

  • 論語 で あそぶ

    井波律子訳 「完訳 論語」を読みながら、勝手気ままに思考をめぐらし我流解釈を楽しもう というひとりあそび。

  • ピープルマネジメント・人間関係マネジメントにまつわるアレコレ

    メンバーの主体的行動を引き出して、素晴らしいチームを育てたい人へ。私たちが主催するひとマネジメントスキルトレーニングを中心に、様々な視点・知見を。

記事一覧

歓喜

密集した住宅の隙間 鮮やかな梅の声を聴いて あーはっはっは ほら 春が来た みて この光 この色 右も家 左も家 窮屈で窮屈で 閉じて 塞いで 周りを見ない家だけど…

たくと
2か月前
1

赤穂御崎の月

まっすぐに 白き光を放ちいる 孤り居誇る 夕空の月

たくと
2か月前
1

赤穂御崎の海は 曇天も美しい 短歌

薄墨を 鏡に刷いて ほの明かく 音を吸い込む 白銀の海

たくと
2か月前
2

赤穂御崎の朝 短歌

銀箔を 蒔いて散らした わだつみに 点となり居る 海人の釣舟 瀬戸内の 鏡の海を切り裂いて 漁り場目指す 海人の釣舟

たくと
2か月前

赤穂サンクチュアリのキッチン

赤穂サンクチュアリのキッチンは、特別です。 2人のアーティストのジャムセッションから生まれ出た賜物。 自由奔放にメロディーを奏でるリードギター役は元朝さん。(http…

たくと
3か月前
3

独善の肯定 または 人への過信

人はもめる 俺とお前だけなら 必ずもめる もめたときの落としどころ 感情的な昂りも超えて 互いに従う 落としどころ と 拠りどころ その拠りどころとして 俺たちは第…

たくと
3か月前

関係の中に カタチあり

カタチは 関係を表す 森羅万象はモノの総体ではなく 関係の総体である

たくと
3か月前

学而 1-9 で あそぶ

曾子いわく、 終わりを慎み遠きを追えば、 民の徳 厚きに帰せん。 『民を導く者が、  父母の人生の終わりを丁重に弔い、  遠い昔の先祖に想いを馳せてその業に敬意を表…

たくと
5か月前
1

学而1-8 で あそぶ

子曰く、君子は重からざれば則ち威あらず。 学べば則ち固ならず。 忠信を主とし、己に如かざる者を友とすること無かれ。 過てば則ち改むるに憚ることなかれ。 「君子は、 …

たくと
6か月前

北畠親房、ええこと言うわ~

岩波文庫 岩佐 正 校注 北畠親房 著 神皇正統記 102ページから104ページ で、ええこと言うわーって思ったので以下意訳。嵯峨天皇がいかにイケてる天皇だったか!とい…

たくと
6か月前
9

学而1-7 で あそぶ

子夏いわく、 賢を賢として 色に易(か)え、 父母につかえてよくその力をつくし、 君につかえてよくその身を致し、 朋友と交わるに、言いて信 有らば、 いまだ学ばずと…

たくと
6か月前
2

学而 1-6 で あそぶ

子曰く、弟子 入りてはすなわち孝  出でてはすなわち弟、謹みて信、 ひろく衆を愛して仁に親しみ、 行いて余力有らば、すわなち以って文を学べ。 「若者よ  四の五の言…

たくと
7か月前
1

学而1-5 で あそぶ

子曰く、千乗の国をみちびくに、 事を敬(つつし)みて信、 用を節して 人を愛し、 民を使うに 時をもってす。 「大きな組織を率いる リーダーの心得。  事を起こす際…

たくと
7か月前
2

学而1-4 で あそぶ

曾子曰く、吾れ日に三たび吾が身を省みる。 人の為に謀りて 忠ならざるか。 朋友と交わりて 信ならざるか。 習わざるを 伝うるか。 「自分がいちばん 自分をごまかす…

たくと
7か月前

学而1-3 で あそぶ

子いわく、巧言令色 鮮(すくな)し 仁。 この文句、切れ味良すぎません? ラップみたいなノリの良さと、本質に一気に迫るこの感じ。 この言葉に始めて触れた中学生のと…

たくと
7か月前

学而1-2 で あそぶ

『有子いわく、その人となりや孝弟にして、しかも上を犯すことを好む者は鮮(すくな)し。上を犯すことを好まずして、しかも乱を作(な)すことを好む者は、いまだこれ有ら…

たくと
8か月前

歓喜

密集した住宅の隙間 鮮やかな梅の声を聴いて

あーはっはっは
ほら 春が来た
みて この光 この色
右も家 左も家 窮屈で窮屈で
閉じて 塞いで 周りを見ない家だけど
ほら 春が来た
光にひらく 紅梅の春

赤穂御崎の朝 短歌

赤穂御崎の朝 短歌

銀箔を 蒔いて散らした わだつみに
点となり居る 海人の釣舟

瀬戸内の 鏡の海を切り裂いて
漁り場目指す 海人の釣舟

赤穂サンクチュアリのキッチン

赤穂サンクチュアリのキッチン

赤穂サンクチュアリのキッチンは、特別です。
2人のアーティストのジャムセッションから生まれ出た賜物。

自由奔放にメロディーを奏でるリードギター役は元朝さん。(https://www.instagram.com/codomo.g/
廃材から何かを生み出すマジシャン。
元朝さんの中にはたくさんの色と波動が溢れていて、目の前にある素材たちが元朝さんによって結び合って重なり合ってひとつの生き物が生まれ

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独善の肯定 または 人への過信

独善の肯定 または 人への過信

人はもめる
俺とお前だけなら
必ずもめる

もめたときの落としどころ
感情的な昂りも超えて
互いに従う 落としどころ と 拠りどころ

その拠りどころとして 俺たちは第3の存在を必要とする

第3の存在は ただ養われるだけの存在
ただし みんなで養う 特定の者でなく みんなで

第3の存在は ただ養われるだけの存在
何も持たず 持たぬゆえに 執着せず

偏らず
我の判断がなく 総体の声なき声を表す

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関係の中に カタチあり

関係の中に カタチあり

カタチは 関係を表す
森羅万象はモノの総体ではなく
関係の総体である

学而 1-9 で あそぶ

学而 1-9 で あそぶ

曾子いわく、
終わりを慎み遠きを追えば、
民の徳 厚きに帰せん。

『民を導く者が、
 父母の人生の終わりを丁重に弔い、
 遠い昔の先祖に想いを馳せてその業に敬意を表す祭祀を行えば、
 民の気風も 自然と同じように 繋がりを大切にするようになる。』

昨今、「私は私」「私の人生は私の思うように生きる」といった考え方が良しとされ、当たり前のようになっている感があります。僕もそう思って生きてきました。

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学而1-8 で あそぶ

学而1-8 で あそぶ

子曰く、君子は重からざれば則ち威あらず。
学べば則ち固ならず。
忠信を主とし、己に如かざる者を友とすること無かれ。
過てば則ち改むるに憚ることなかれ。

「君子は、
 立ち居振る舞いが悠然としていて、
 他の人からなんかあの人は普通の人とは違うなーと
 感じさせるようであるべきだし、
 学べば学ぶほど、考えが自由柔軟になるべきだし、
 自分といろんな意味でなじまない人と常時つるむべきじゃないし、

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北畠親房、ええこと言うわ~

北畠親房、ええこと言うわ~

岩波文庫 岩佐 正 校注
北畠親房 著
神皇正統記 102ページから104ページ で、ええこと言うわーって思ったので以下意訳。嵯峨天皇がいかにイケてる天皇だったか!ということを表現するくだりです。まとめとして嵯峨天皇の素晴らしさに帰着するのですが、そこに至る素晴らしい為政者とはいかなるものか、また国民の民度を成熟させることがいかに重要かということが述べられており、現代にも通じる重要な視野・視点とな

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学而1-7 で あそぶ

学而1-7 で あそぶ

子夏いわく、
賢を賢として 色に易(か)え、
父母につかえてよくその力をつくし、
君につかえてよくその身を致し、
朋友と交わるに、言いて信 有らば、
いまだ学ばずというといえども、
吾れは必ずこれを 学びたり と 謂わん

「賢者を賢者と認められる見識があって、ちゃんとリスペクトできる。
 父母の様子に日頃から気を配って、自分ができることに力を尽くす。
 所属するコミュニティーの中で、自分の役割を

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学而 1-6 で あそぶ

学而 1-6 で あそぶ

子曰く、弟子 入りてはすなわち孝 
出でてはすなわち弟、謹みて信、
ひろく衆を愛して仁に親しみ、
行いて余力有らば、すわなち以って文を学べ。

「若者よ
 四の五の言わずに まずやんな。
 親のことを大切にして
 先輩のええ部分から素直に学び
 自分の言動には責任もって
 色んな人と分け隔てなくつきあって
 すげー!って思える人とはめっこりつきあうんよ。
 そやって人としての経験値を積み上げて、そ

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学而1-5 で あそぶ

学而1-5 で あそぶ

子曰く、千乗の国をみちびくに、
事を敬(つつし)みて信、
用を節して 人を愛し、
民を使うに 時をもってす。

「大きな組織を率いる リーダーの心得。
 事を起こす際には 熟慮をもって
 始めたうえは やりきって
 みなが必要と思えることに投資し
 私的な特権を濫用せず
 部下には 人としての敬意をもって接し
 仕事は 
 部下の意志と事情をよく理解して 
 オーダーすること 」
 

多くの人か

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学而1-4 で あそぶ

学而1-4 で あそぶ

曾子曰く、吾れ日に三たび吾が身を省みる。
人の為に謀りて 忠ならざるか。
朋友と交わりて 信ならざるか。
習わざるを 伝うるか。

「自分がいちばん 自分をごまかすんよ。
 そやからせめて、日に3回くらいは自問自答しようや。
 ひとの為って言いつつ ほんの少しでも自分の利害が影響してなかった?
 友人とおしゃべりするなかで 見栄やいい加減な話せんかった?
 自分もろくに実践してへんことを えらそう

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学而1-3 で あそぶ

学而1-3 で あそぶ

子いわく、巧言令色 鮮(すくな)し 仁。

この文句、切れ味良すぎません?
ラップみたいなノリの良さと、本質に一気に迫るこの感じ。
この言葉に始めて触れた中学生のとき以来、このフレーズは折に触れて僕の頭の中を馬のように駆け回るようになりました。

折りに触れて、ってどういう時かって?
そりゃ、そういう時ですよ。そういう時。

「いやまぁ、よく言うよねーーー」
(俺はそんな上滑りなこと、よー言えんわ

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学而1-2 で あそぶ

学而1-2 で あそぶ

『有子いわく、その人となりや孝弟にして、しかも上を犯すことを好む者は鮮(すくな)し。上を犯すことを好まずして、しかも乱を作(な)すことを好む者は、いまだこれ有らざるなり。
君子は本(もと)を務む。本 立ちて 道 生ず。
孝弟なる者は、それ仁の本たるか。』

「親とか先生、上司・先輩に対して すなおなヤツで
 いちいち相手のマウントをとったろってヤツは 少ないやん?
 先輩との立ち位置逆転を望まんヤ

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