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知恵

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この知恵はゲットしておきたい。もう一度見返したい。そんな記事を集めました。
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記事一覧

ヤスパースと仏像

ヤスパースが仏像を称賛してるとは知りませんでした。

偶像としての仏像ではないはず。
ヤスパースは聖書や預言といった明示的な神の言葉を疑はしく思ふ哲学者だから。

「神性は暗号の中に示現、あらはれるが、しかも隠れたままである。」
(『臨床哲学』加藤敏より孫引き)

このヤスパースの言葉は、なにもののおはしますかはしらねども、の歌と同じことを言ってるとわたしは思ひました。

絶対的存在は、相対的存在

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ウルトラマンの顔って、仏さまみたいで、なんか、ありがたくない?

妻様にこの記事を見せたら、

空海さまを見て、
あ、ウルトラマン!
っておっしゃいました。

「ウルトラマンの顔って、仏さまみたいで、なんか、ありがたくない?

ウルトラマンがあんまり動き回らず、こころもち上向いて、ぬぼっとたってるところなんか、仏像ぽくない?」

妻様ってちょっと変はってる。
だから、妻様らしいなあと思って、そのまま、あやのんさんの記事のコメント欄に、同じ内容を書き込みました。

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現代詩の根本問題について

現代詩の根本問題について

詩に「現代」と銘うつことは、詩人の責任問題でなければなりません。それほど複雑怪奇な発展をとげたものが、世に罷り通る「現代詩」なのです。ここでは現代詩の定義として、「現代詩とは現代人の内外の生活を知性と感性で高度に圧縮して、新しい世界の意味を伝える短文芸である」とでも申しておきましょう。

「詩」という時、一般の人々に浮かんでくるのは藤村であり、白秋であり、またカアルブッセの「山のあなたの空遠く」な

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笑い、滴り、粧い、眠る、山の声を聞け

笑い、滴り、粧い、眠る、山の声を聞け

日本列島に春が訪れた。
四季がある嬉しさ。

山が笑っている。

微笑む山、くすくす笑いの山、笑顔の山、
機嫌良く笑う山、爆笑する山、楽しそう。

天然林、照葉樹林、落葉樹林、針葉樹林、混成林、
それぞれの表情が違う。下草もいろいろ。
自然の色彩は美しい。

しかし最近は苦笑いする山、泣き笑いする山、
震災や火災に遭って、また林道を通した結果、
山崩れを起こして、
「幸せでない山」も見かけるが。

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何も言わないでおく

何も言わないでおく

 今回は「簡単に引用できる短い言葉やフレーズほど輝いて見える」という話をします。内容的には、「有名は無数、無名は有数」という記事の続編です。

 前回の「名づける」の補足記事でもあります。

*「「神」という言葉を使わないで、神を書いてみないか?」

 学生時代の話ですが、純文学をやるんだと意気込んでいる同じ学科の人から、純文学の定義を聞かされたことがありました。

 ずいぶん硬直した考えの持ち主

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名づける

名づける

 前回に引きつづき、今回も、蓮實重彥の『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』の読書感想文です。

 引用にさいしては、蓮實重彥著『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』(河出文庫)を使用していますが、この著作は講談社文芸文庫でも読めます。

*あとで名づける、とりあえず名づける

 蓮實重彥の『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』を読んでいると、「名づける」、「命名する」、「名」という言葉が目につきます。目につく箇所

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心に透明を満たしたら始まること

心に透明を満たしたら始まること

第44週 2月2日〜2月8日 の記憶。 それを探る試みです。
一年間のルドルフ・シュタイナー超訳に挑戦中です。

今週は、芽吹きを待つ木々たちと自らの成長を重ね合わせて
ヒントがえられるかもしれません。

アーティストたちはフロー状態やゾーンに入ることでひらめきを得ることができるといわれています。この状態は心が何か透明なものに満たされた状態であり、その透明なものとは何なのでしょうか?

では、い

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美しき流れに心をゆだねる

美しき流れに心をゆだねる

第52週 3月30日〜 の記憶。 それを探る試みです。
一年間のルドルフ・シュタイナー超訳に挑戦中です。

今週は、1年間の締めくくりです。
この地球で美しき流れに心をゆだねられるように、という祈り
そして、ひとつになる。

では、読み解いていきましょう!



  心奥の
  気持ちが地球での存在へと向かう
  そして、宙の広がりから美がうねり出し
  そのとき、身体に宿すべき生命力が
  

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いろ、いろいろ

いろ、いろいろ

(949文字)

今回は日本に於ける色の表記について。

古代日本には色を表す言葉が
「赤」「黒」「白」「青」
の四つしかなかったと言われています。
実際、語尾に「い」だけをつけて形容詞になる色は
「赤い」「黒い」「白い」「青い」
だけです(「黄色い」「茶色い」とは言いますが「黄い」「茶い」とは言えませんね)。今回はこれら四つの色に纏わる言葉を見てみましょう。

「赤(あか)」は「明(あか)」

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愛してやまない父親直伝のお雑煮

愛してやまない父親直伝のお雑煮

まえがき

 毎年大晦日になると、決まっておこなう事としてお雑煮の下拵えがある。
昨年17回忌を迎えた父親が毎年行っていたものを見よう見真似でずっと行っている。

ふと気がつけば、83歳で亡くなったから今年は生誕100周年なのだ!
早いものである。生きていれば今年6月6日で100歳。今更ながら、改めて生前もっと親孝行しておけば良かったとつくづく思う。

そんな父親直伝の味が我が家の雑煮。
嫁いだ娘

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🎀皇統の行方を重ねて立証!新串呂解明12-⛩元伊勢内宮と石鏡町との神風串呂

🎀皇統の行方を重ねて立証!新串呂解明12-⛩元伊勢内宮と石鏡町との神風串呂

はじめに三重県鳥羽市の石鏡町(いじかちょう)の地名の由来について、地元の「いじか荘」のHPに、下記のように出ていますので転載させて頂きました。

上記の記事により「石鏡(いじか)」という地名は、「倭姫命が、志摩地方から伊勢へ帰る途中」に命名されたということが判明しました。🌷🌈💯💟🎀😂

串呂(地文)の構築は、極秘で行われていましたので、倭姫命が、ご存じであったかどうかは分かりませんが、

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縄文人に学ぶ、環境も人間も疲弊しない持続可能なライフスタイル

縄文人に学ぶ、環境も人間も疲弊しない持続可能なライフスタイル

先月刊行された『縄文人がなかなか稲作を始めない件〜縄文人の世界観入門』の著者・笛木あみ氏に、刊行にあたってご寄稿いただきました。

 縄文時代の入門書を書きませんか、と担当の編集者様よりご依頼をいただいたのはもう一年半も前のことです。当時私は我が家の第一子となる長女を出産して2ヶ月足らずで、新生児との生活にてんやわんやしていました。それから丸一年かけて、小さな娘に翻弄されながら、担当者様に甘えて締

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よもやま料理帖 ~手作り味噌~

よもやま料理帖 ~手作り味噌~

毎年、手作り味噌を仕込むのですが
いつも4月の下旬ころに仕込んで
10月ころから食べ始めていたのですが
前回の味噌が、大量にカビてしまったんです

味噌にできたカビは
目に見える範囲でいいので
取り除けば全然食べられるのですが
いかんせん、量が減るのが悔しい

どうしてこうなったのだろう

俺に味噌作りを教えてくれた
千葉の叔母の話では
梅雨の時期が味噌にとっていいんだそうです
温度と湿度、なんで

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