マガジンのカバー画像

エッセイ

11
書いたエッセイをまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

料理に対する考え方がまるっと変わった話【満腹論-明日にかぶりつけ-】

料理に対する考え方がまるっと変わった話【満腹論-明日にかぶりつけ-】

ぶっちゃけ、料理があまり得意ではない。

一応我が家の料理担当として君臨してはいるものの、それは「夫よりはまだ料理ができるから」「わたしのほうが仕事から帰ってくるのが早いから」というわりと消極的な理由で成り立っているだけのものだ。

栄養バランスの良い献立を考え、材料を買い、終わらない在宅の仕事をしぶしぶ切り上げて夕食を作る日々。
インターネット上にあふれる、世の中の料理上手な方々の考案したレシピ

もっとみる

わたしにとって、働くとは

数年前まで、わたしにとっての「働く」とは、ある程度身分が保証された仕事のもと、役職につくことなど上を目指して、どんな分野でもバリバリ仕事をこなすこと、でした。

きちんとしたところに勤めて、安定した生活する。土日休みは絶対。

きれいなオフィスで、決められた時間どおりに仕事をする。休みもきちんととる。

恵まれた福利厚生の恩恵もしっかり受けて、子どもができてからも働き続ける。

いろいろな部署を回

もっとみる
「いい文章」を書く前に

「いい文章」を書く前に

いい文章を書きたい、と、思っていた。

わたしにとって、それまで考えていた「いい文章」とは、とにかく面白くて、いろんな人に読んでもらえて、いわゆるバズを起こせるような文章。

そんな文章を書きたくて、文章の書き方講座に通ってみたり、文章術の本を何冊か読んでみたりした。

けど、少し前から、その考え方が変わってきた。その理由はふたつある。

◎暮らしを変える書く力

ひとつは、この本を読んだこと。

もっとみる
未だ遠い、カトルカール

未だ遠い、カトルカール

わたしは今、セブンイレブンで買ってきたロールケーキを食べている。

ここに至るまでに、紆余曲折あった。いや別にそこまで大したことではないかもしれないのだけれど、せっかくだから書き残しておこうと思う。

*****

カトルカールを作ろうと思ったのが、そもそものきっかけ。カトルカールというのは小麦粉・砂糖・バター・たまごを同量ずつ使ってできるパウンドケーキのようなもの、らしい。

本だったかWEB上

もっとみる
ピンク色と年齢

ピンク色と年齢

先日の、結婚式で着るドレスの衣装合わせにて。 

その日は母親が一緒だった。母の衣装レンタルのついでに、ドレス選びも手伝ってもらおうと思って、一緒に来てもらっていた。

母は、昔からわたしの着るものにわりと口出ししてくるタイプだった。それでも一緒に来てもらったのは、母が衣装合わせに同行したがっていたのと、いち早くドレス姿を見せたいという、ちょっとした親孝行のような気持ちからだった。

そして、ドレ

もっとみる
わたしも沖に出たい

わたしも沖に出たい

OVER THE SUN最近ハマっているもの。それは、あるラジオ番組です。

ラジオパーソナリティやコラムニストとして活躍中のジェーン・スーさんと、TBSアナウンサーの堀井美香さん。「OVER THE SUN」は、このお二人がリスナーのおたよりを紹介しながら、赤裸々な「おばさん」トークを延々と繰り広げる番組なのですが。

これが、もうほんっとうに面白い。

初めて聴いたのはほんの2週間くらい前なの

もっとみる
花屋に行けないわたしが、花を飾るようになった

花屋に行けないわたしが、花を飾るようになった

花や緑が好きです。
田舎育ち、というのもあるかもしれませんが、緑に囲まれた空間にいるとなんとなく心が落ち着きます。

そんなこともあって、部屋に花を飾る生活をしたいと思いながら数ヶ月。あることに気づきました。

あの、花って、ちょっと買いにくくないですか?

いや、わたしだけかもしれないんですが、花屋さんって初心者(?)にはなんとなく入りづらいような感じがして。加えて人見知りな性格も災いして、花を

もっとみる
ペヤングが食べたくて

ペヤングが食べたくて

こないだ、近所のスーパーに行ったら、ふとペヤングソース焼きそばが目についた。あの、白くて四角いパッケージ。それを見ていたら、急にペヤングが食べたくなった。

そういえば最近食べてないな。どうしよう、買っちゃおうかな……と、一瞬迷う。

けど……。今日はまぁ、いいか。
そう思って、その時は買わずに帰った。

帰宅すると、同居人がレンタルショップで何やらDVDを借りてきていた。聞けば、久しぶりに『リン

もっとみる
わたしの接客スタイルの話

わたしの接客スタイルの話

今朝、こんな記事を読みました。

朝ベッドの中で読みながら、脳内で激しく頷きまくってました。あーもうすごいわかるー。若い女というだけで、舐められることはごまんとあるよね、ほんとに。
わたしも接客業のようなことをしてるけど、「いやわたしが若い女じゃなかったら絶対そんな態度とらないよね?」みたいなおじさんたちに、今までたくさん出会ってきた。

この記事みたく、舐めた態度には舐めた態度で返せたらいいんだ

もっとみる

永遠の憧れ、朝活

こんにちは、yukaです。

毎日寒いですね。こうも寒いと毎朝お布団から出られなくて困ります。いや、寒くなくても出られないのですが。

朝のお布団とはなかなかに離れがたく、いつもギリギリの時間まで一緒に過ごしてしまうわたしですが、ひとつ憧れていることがあります。

そう、朝活です。

朝早く起きて、本を読んだり運動したりして有意義な時間を過ごす。朝の時間にゆっくりとくつろぐ。

そんな生活が、わた

もっとみる
実家に帰ったら、10年前の自分が話しかけてきた

実家に帰ったら、10年前の自分が話しかけてきた

最近、実家に帰るたびにやっていること。

それは何かというと、「実家に置き去りになっている、過去の遺物を持ち帰って処分すること」だ。

一人暮らしを始めるときに必要なものはあれこれと持っていったものの、実家の部屋にはまだいろいろなものが取り残されている。持っていかなかったものはつまり不要なものであり、恐らく実家に戻って生活することも今後ないので(仮に戻ることがあったとしても、今使っていない時点で結

もっとみる