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エッセンボンノック

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日々考えていることや旅での気付きを言語化したエッセイ集。迷言から名言まで、言葉の宝探しを。写真は旅先での1枚。気が向いたら有料化します。
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2020年9月の記事一覧

【エッセイ】伏線回収

【エッセイ】伏線回収

ドラマや小説では、前半に登場した言葉や動きがヒントや手掛かりとして後半に回収される。

僕はこの「伏線回収」が大好物。特にミステリー小説は、伏線を回収するために読んでいるといっても過言ではない。伏線回収オタクなのだ。そもそも「伏線回収」という字面に美しさを感じる。

何度も声に出したい言葉ランキングトップ50には入る言葉の響きでもある。伏線回収という言葉の発明者に拍手をおくりたい。伏線回収ラブ。

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【エッセイ】お手ができるトラ

【エッセイ】お手ができるトラ

先日、北海道札幌市内にある体験型動物施設「ノースサファリサッポロ」で激レア体験をした。

檻の中に入り、トラにエサやり(1,000円)

僕はこれまで、鯉を筆頭にワニ、クマ、カワウソ、アルパカ、カピバラなど数々の動物に餌やりをしてきた。生粋のエサやり好きだ。やらない理由がない。

おそらく、日本ではここだけしかできない体験である。トラは暴れることもなく、飼育員のサインに従い、お座り。

そして、ト

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【エッセイ】嫌いなことはしない。

【エッセイ】嫌いなことはしない。

子供の頃、わざわざ自分の嫌いなことを積極的にしただろうか。遊びに勉強にスポーツと、好きなことをやってきたはず。

嫌いなことは嫌い。イヤなことはしたくない。当たり前のこと。

誰もが思うだろう。僕の場合は、早起き、他人に自分の時間を奪われるこ、事務作業などが嫌いである。

だから大学卒業後は、フリーランスの道に進んだ。会社勤めには僕の嫌いな要素がたくさんあったから。会社に合わせて早起きもしたくない

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【エッセイ】中途半端を超える中途半端

【エッセイ】中途半端を超える中途半端

「お前、中途半端だなー。」

と言われることが多い。自負している。僕は何をするにしても中途半端なのだ。性格上、何かを極める前に、飽きてしまうことの方が多い。

最近は、旅をして本を読んで、映画を観て、サウナに入り、ふと言葉を綴る。そんな日々を送っている。

旅しまくっている訳でもないし、ひたすら映画をみている訳でもない。これまでに訪れた国は10ヶ国ちょっとだし、これまでに観た映画はせいぜい100本

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【エッセイ】いったもんがち。

【エッセイ】いったもんがち。

仕事は、いったもんがちだ。自分が作家といえば作家だし、俳優といえば俳優なのだ。

僕は昨年の3月に大学を卒業し、就職せずにフリーランスの道を歩むことになった。卒業する数日前、自ら「webライター」と名乗り、記事作成の仕事をいくつか請け負った。

いったもんがちだ。

僕はその日からWebライターになった。専門的な内容を書くには無理があるが、グーグル検索と多少の知恵を使えば文章くらい書ける。僕はwe

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【エッセイ】去年の今ごろは‥

【エッセイ】去年の今ごろは‥

ちょうど去年の今ごろ、海外を転々とする移動生活をスタートした。

最初は、タイのバンコクからはじまり、マレーシア・クアラルンプールやミャンマー・ヤンゴン、インドネシア・ジャカルタ、アメリカ・ニューヨークなど、移動し続けた。

ニューヨークで年を超えようとしていた時、何やら中国で感染症が猛威をふるっていることが明らかに。

事態は深刻化し、2月にインドネシアからすぐに帰国した。

この一年で世界はが

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【エッセイ】生きてるだけでお金がかかる‥?

【エッセイ】生きてるだけでお金がかかる‥?

「生きてるだけでお金がかかる‥」

友人のふとしたひと言。なぜか僕の脳内にこびりつき、脳内でリピートしている。起きて、食べて、寝る。これだけで家賃や食費などのお金はかかる。ゼイタクな生活を求めなくとも、何かとお金がかかる世の中。

はたして、本当にそうだろうか?僕は強烈な違和感を覚えた。

もちろんタダで生きるのは現実的ではない。とはいえ、タダに近い生活は可能だ。

事実、僕が学生時代に住んでいた

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【エッセイ】思考、ちょっと待てよ。

【エッセイ】思考、ちょっと待てよ。

いつまでたっても、思考が口においつかない。

口は顔の外側にあるのに、顔の内側にある思考たちはそんなことはお構いなし。

だから話すのがめんどくさくなってしまう。思考と口がよーいどんでも、思考はどんどん口をおいていく。

決して後ろを振り返ることもなく、差は広がるばかり。

そうこう焦ると、噛んでしまい。口サイドの大幅なタイムロス。こけている間も思考は立ち止まってはくれない。

思考がひとり歩きし

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【エッセイ】イチ、ニ、サウナー!

【エッセイ】イチ、ニ、サウナー!

ここ1年ですっかりサウナにハマった。いまでは、週2〜3ペースでサウナに通っている。俗にいう「サウナー」だ。

マレーシア・クアラルンプールでは、サウナ付きの物件に1ヶ月住み、1ヶ月サウナ生活。札幌ではサウナのあるホテルに1週間泊まり、サウナではじまりサウナで終わる一週間。

タイ・バンコクでは、お寺の中にあるハーブサウナにも行ったりした。

もう立派なサウナーである。

写真の掛け声は、「イチ、ニ

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【エッセイ】泣く子も黙る弱肩

【エッセイ】泣く子も黙る弱肩

自慢じゃないけれど、僕はびっくりするほど肩が弱い。

小学3年生から野球をはじめ、ひたすら野球に打ち込んだ。高校野球部では、自らピッチャーを志願。

入学早々、僕は気付いた。

「僕の投げた球、やたら失速してない?」

と。それからというもの、「肩を強くする方法」関連の文献を読み漁り、フォームの改善、走り込み、筋力トレーニングなどを試した。

自分なりに研究し、行き着いた結論が、下半身の強化。走り

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【エッセンボンノック】エッセイを1,000本書く。

【エッセンボンノック】エッセイを1,000本書く。

とりあえず、エッセイを1,000本書く。それだけは決めた。

エッセイを1,000本書くと人ってどうなるのだろう。ただ、1,000本書いた先の景色をみたい。「通算エッセンボン達成」の称号を獲得したい。エッセイ1,000本書いた後の感覚を味わいたい。

エッセイ1,000本書いてエッセンボンノックを普及したい。エッセンボンノック・アンバサダーとして。

ちょっとした好奇心から始まったこのマガジン。い

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【エッセイ】自己紹介

【エッセイ】自己紹介

自己紹介って、これまで幾多としてきたけれど、手応えを感じる自己紹介をしたことがない。

「自己を紹介する」

自分という人間を端的に伝えるって、簡単なようでかなり難しい。よくいままでこの難問を幾度となく突破してきたもんだ。

テンプレはあるものの、TPOに応じてベストな自己紹介をしないといけない。時には少し小ボケを入れ、時には真面目に。

基本的には、自分の名前・ニックネームに好きなこと・食べ物、

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