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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった

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タイトルの題名通りです。 アラフィーのおばちゃんがひょんなことからライターを始めたいきさつをずらずらと書き連ねただけの回顧録ですが、もしよろしければどうぞお読みくださいませ。
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#クラウドソーシング

礼儀作法について

ふと気が付いたが、今年に入って1つもキュレーションサイトを受注していない。

昔取った杵柄系の仕事の案内に応じていたらいつのまにか高単価になっていた。これまでもそうだったが、よい流れに背中を押されるときは、いつも大きな困った出来事が起こり、それが落ち着くと潮目が変わる。いい傾向だ。

実を言うと、何のキャリアもないただのおばちゃんが、競争も浮き沈みも激しいWebライティングをやったところで、パート

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Webライティングのお仕事でシニアが有利だと思う点について

Webライティングのお仕事でシニアが有利だと思う点について

個人的意見だが、Webライティングはシニアにとって比較的有利に仕事ができるフィールドだと思う。

その理由は、私自身がクラウドソーシングのランサーズを利用し、能力も体力も自分よりはるかに勝る若い人たちに混じって仕事をさせて頂いている中で常々感じている、シニアゆえの数々のアドバンテージと実力第一のこの業界の実情がマッチしていると思えるいくつかの点にある。

・パソコン(スマホもあり)があれば無料

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最悪な短所の裏側にある最強の長所に気づかされたという話

最悪な短所の裏側にある最強の長所に気づかされたという話

私の動作はとにかくのろい。

要領が悪くて何をやるにも細かいところにまで目が行きすぎてしまい、ばか丁寧にやっている内に1人取り残されてしまうのだ。これは私が持つ最悪レベルの短所であり、そのせいで随分生活に支障が生じる事が多かった。

古くは小学校入学早々業を煮やした担任から「おのろさん」と書いた看板を一日中掛けるように命じられ、学校が終わるまで同級生から嘲笑を受けていたという黒歴史もある。

今思

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Webライターへの道:私の背中を押したのはなんと「母」だった

Webライターへの道:私の背中を押したのはなんと「母」だった

50代を目前に子どもが自立し、母としての役目がほぼ終わったので、それに代わる「何か」を見つけるための選択肢の一つとしてクラウドソーシングに登録し、自分にできる仕事を探して始めた。

始めはモニター感覚でしかなく、正直言ってそれで1万円も稼げるとは微塵も思っていなかったので、タスクという単発で楽な仕事を中心に受注していた。けれども、これまでにもよくやってきたTV視聴モニターと同じ感覚で、軽い気持

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「長く続ける」以外の目標がない究極の「意識低い系」ですがなにか?

「長く続ける」以外の目標がない究極の「意識低い系」ですがなにか?

昨日のエントリーではWebライターになったきっかけを話したが、実を言うと将来どうするかについては「長く続ける」ということ以外は何も考えていない。

書くことを仕事にしている以上、紙媒体のライターになりたいとか、記名記事を書いてもっと仕事の幅を広げたいなどの目標があるものだし、私も全くそのことを考えていないわけではないのだが、なんかピンとこないのだ。

また、ブログで稼げるような文章でもないので、n

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「最悪のコンディションでも納期に遅れない」分しか受注しないと決めている

「最悪のコンディションでも納期に遅れない」分しか受注しないと決めている

この春はプライベートがなにかと忙しかった。

2月下旬には就職で家に戻ってくる子どもの引っ越しに行き、3月には出産以来悪化の一途をたどり日常生活に支障をきたすほどになっていた箇所(お察しください)の緊急手術も行った。これは手術の中で最も痛いと言われる種類のものであり、その後も傷の痛みに悩まされることで有名なものだ。

幸い私の主治医は全国にその名を知られている名医だ。また、派手に出血した割に軽微な

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私の「報酬」に対する考えを話します

私の「報酬」に対する考えを話します

今、世の中はお盆休み真っ最中です。

そしてそういうものとは無縁なはずのフリーな私も偶然この時期に定期の仕事が入っておらず、実質的にお盆休みとなっています。

そんなわけで、はっきり言ってヒマです。だから、今日は報酬に対する考え方を書きます。

まるで誰かに偉そうに話しかけるような口調で書いていきますが、あくまでもこの記事はほぼ自分自身に向けて書いています。

その点について、くれぐれも誤

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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(8)

この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(8)

今日はいつもの回顧録ではなく、現在の心境とか迷いなどについて思いのままにつらつらと書いていく。

50を前にして博打のような世界に飛び込んでしまった大馬鹿者の話

大抵の人は年を重ねると慎重になる。人生経験とともに失敗も重ねて先の事がある程度予測できる学習能力が身につくのだ。

若い頃の私は「人生は博打だ」が口癖で、進んだ先でどんな世界が待ち受けてもなんとかなるさという楽観的な気持ちがあった。

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いっそのことクラウドソーシングは「シルバ-人材センター」的な役割を強化してはいかがだろうか?

中高年の就職事情に「もはや仕事を選べる年齢ではない」というものがある。つまりこれまでの経験や能力を生かした仕事がしたくても、年齢ゆえにそんな仕事に就ける可能性はゼロに近いということだ。好景気といっても現状では若い人も再就職が難しいのだから当然だろう。

けれども、クラウドソーシングの登場は、そんな中高年が実力次第でやりたい仕事をできるチャンスを広げてくれた。おかげで、職歴が浅く長く家庭に入っていた

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50代での新たな挑戦はとてつもない勇気と切羽詰まった事情が必要だが、年代なりのアドバンテージもある

50代での新たな挑戦はとてつもない勇気と切羽詰まった事情が必要だが、年代なりのアドバンテージもある

Webライティング界隈には50代以上の人をあまり見かけない。

もちろん、若いころからこの世界で揉まれ続けて生き残っている超のつくベテランには結構そのような人がいる。しかし、私のように50代から新たにこの世界に足を踏み入れた人は意外と少ないような気がする。少なくとも、私の知る限りではほぼゼロに等しい。40代後半だとちらほらいるのだけど。

その理由は、私の周囲にいる50代以上の人を見ればな

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1年を振り返ってみると「激動の年」だったかもしれない

1年を振り返ってみると「激動の年」だったかもしれない

今年もあと3日を残すのみとなり、私が受注している年内〆切の仕事も終わりました。年明け早々に納品する案件はいくつかありますが、まあ、とりあえず仕事納めという形になりましたので、今年1年を振り返ってみようと思います。

プライベートでは、10月に乳がん検診で再検査となった以外特に変わったこともなく穏やかに過ぎたような気がします。しかしながら、一昨年から始めたライターの仕事においては大きな転機を迎え、個

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欲を出さない方がうまくいく……かも

欲を出さない方がうまくいく……かも

実を言うと、私はあまり自分から営業をかけたことがない。

フリーランスとしてあるまじき発言だと怒られそうだが、事実なのだから仕方がない。

もちろん、これだ!と思った仕事には応募しているし、そのような経緯で仕事を取ったものも多少はある。

しかしこれまでやってきた仕事は、クライアント様から声をかけていただくことで始めたものが圧倒的に多い。

初めは、今なら辛辣なお返事を送ってしまいそうな低単価のク

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ライターになってからの6年間は心折れることの連続だった

ライターになってからの6年間は心折れることの連続だった

子どもの自立を機にライターを始めたのは50歳を目前とした2015年。この秋で商業媒体で仕事を始めてから6年の月日が経った。

元銀行員の経歴が思いがけず役に立ったとはいえ、ここまでの道は決して平たんではなかった。

今回はその経過報告として心折れることの連続だった6年間のできごとを馬鹿みたいに延々と並べていきたい。(興味がない人はここでターンしてね)

「若さがない、職歴が少ない、健康ではない」私

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