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現役教師が考える「自由と責任」
教師になってから早くも10年くらいになる。
新人だった頃の10年前はまだ昭和の価値観を持った先生が職場にいて、仕事終わりの飲み会の席で昔話をよく聞いていた。
特に印象的だったのは「金八世代」の荒れた学校での警察沙汰などの武勇伝だ。当時は校内暴力が大変だった時代らしく、定年間近のその大変な時代に主力だった先生は「いかつい」先生が多かった印象だ。
その荒れた先生たちが言っていた大切なことは、集団の
心を揺さぶる作品を作るには?
「進撃の巨人」が完結し、この作品のすごさを実感している最中。
もう一度最初から鑑賞して、どのように伏線を張ったのかを確認している。
今までの作品は週刊連載のマンガ雑誌に載せるために、ここまで緻密に事前に構想が練られていたことはなかったと思う。
悪い言い方をすれば、行き当たりばったりのように感じる作品が多かった中、最後ありきで最初から物語が進んでいたような(実際にはそうではなかったかもしれないが)印
アカデミックスキル(6)アカデミックな文体で書く方法
評論文と小説で書き方が違うように、論文を書く際も独特な文体があります。
アカデミックに書くということは、冗長な修飾部分を省き、正確に分かりやすく読者に研究成果を伝えることにあります。
実際に論文を一つ用意してみましょう。
その論文の中で、アカデミック特有の単語やフレーズの表現にアンダーラインを引いてみましょう。
どのような共通点が見つかりましたか?
以下に、アカデミックライティングの特徴を述
アカデミックスキル(5)論文を構成する方法
今回のアカデミックスキルでは、論文の構成の仕方について学んでいきましょう。
そもそも良い構成とは何でしょうか?
アカデミックライティングは建築に似ています。
つまり、
・土台を築く導入部分
・骨組みを作る本論部分
・屋根をかける結論部分
・全体の構成を確認する監査
です。
それでは、アカデミックライティングにおける基本的な構成を見ていきましょう。
<基本的な構成>
1.導入部
アカデミックスキル(4)クリティカル・シンキング
クリティカル・シンキングは現在の日本の教育の中で抜け落ちている部分ですが、現実社会でとても有益な考え方です。
しかし、クリティカル・シンキングとはそもそも何でしょうか?
例えば、
「太陽神が怒ったから今年は不作だった。」
という主張があったとします。
これに関して、太陽神が怒ったというのは、検証不可能だし、
不作だったというのは何と比較して不作だったのかが説明されていません。
したがって、この主
アカデミックスキル(3)学術的な主張の組み立て方
論文を書く際に必要なのが、学術的な主張です。この主張がなければ、論文としての価値は著しく低下してしまいます。今回の記事では、その組み立て方に焦点を当てます。
そもそも学術的な主張とは何でしょうか?
よくある誤解は
1.正しい答えがある。
2.いつも賛成か反対かの議論する。
3.話題に関して個人的な感情を表明しなければならない。
4.結論を導き出さなければならない。
というものです。
アカデミックスキル(2)英語での講義のノートの取り方
留学してからの大きな壁の一つが、講義を理解することです。講義を理解するためには、ノートを取り重要なポイントを把握し、その点に関する学びを自主学習で深めていく必要があります。
そもそも講義では、重要なポイントをどのようにつかめばよいのでしょうか?
以下にそのコツをお伝えします。
1.講義の最初と最後に重要なポイントが伝えられることが多い
2.繰り返し部分には、大事なポイントが入っている。
3.重
アカデミックスキル(1)英語論文の読み方
英語論文を読むことは、一般的な小説を読んだり、ニュースを読むのとはわけが違います。
アカデミックな論文の構成の仕方に気づくことがとても大切です。
それではまず、論文の最初に書いてある要旨(Abstract)を読んでみましょう。読み取りのポイントは、著者がこの論文を書いた目的や着目点を見つけることです。
次に、導入(Introduction)を読んでみましょう。研究が行われた背景(Backgrou
【おすすめの英語の先生用サイト】ICTを活用した英語教育法 Part 19【One Stop Englishその2】
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私は現役の英語教師兼英語教育研究者のトムです。
日本に生まれ、アメリカ・オーストラリア・イギリスに留学した経験を持っており、世界中で通用するTESOLの修士の資格をイギリスのリーズ大学大学院で取得した者です。
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前回の記事ではOne Stop Englishの紹介や活用方法について紹介しました。
今回はその第二