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諸悪と悲劇の根源=「奪う文化」と「負の連鎖」に立ち向かう

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人が奪う理由は、飢餓や喪失感に根差す本能のため。そして奪われた者は、恨みの矛先を奪った者、または他者に向ける。その繰り返しが、恩(pay)ではなく苦(pain)を送る(forwa… もっと読む
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#フェミニズム

フェミニズムが女を殺す (2021.07.14加筆) #トイアンナマガジン

フェミニズムが女を殺す (2021.07.14加筆) #トイアンナマガジン

こんなテーマで書きたくなかった。なにしろ、切腹しながら首切りに行くようなものだからである。

2021年7月に、世界の大手フェミニスト団体が共同声明を出した。内容はシンプルだ。

私たちは、人権は人と人とを区別するものではなく、その構造において普遍的で、分け隔てできず、奪うことができないものだという認識を強調します。私たちは、どんなグループの人々の人権も、他のグループの人権の犠牲の上に成り立つもの

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新しい『正しさ』の様式

新しい『正しさ』の様式

(※当記事は有料設定されておりますが最後まで読むことができます。もし面白いと思ってくださった方は投げ銭として記事を購入していただけると幸甚です。)

 TwitterのようなテキストベースのSNSにおいて、我々は整合性や一貫性といった論理に『正しさ』を求める傾向がある。

 これは古代から連綿と続いている一つの様式でもあり、過去の哲学者たちもその論理をぶつけ合うことで、それぞれの『正しさ』を主張し

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現実でもネットでも男叩きであふれていません?

現実でもネットでも男叩きであふれていません?

※メイン部分は一応全部読めます。有料部分はお布施とでも思っていただければいいです。

 一体いつからだっただろう。日本のネット環境ではまことしやかに「ネットでは女叩きであふれている」というような言説を見るようなことがあった。

 まあ、確かに普段では女性を叩くような言説というのはなかなか目にすることはないのかもしれない。テレビでは、何か女性差別的なものが発見されたらテレビや新聞などで叩かれるのは目

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「フェミニズムから離れていく若い女子」は何を考えているか?

「フェミニズムから離れていく若い女子」は何を考えているか?

こんにちは。来殿ベルです。

2019年、社会学・ジェンダー研究者で武蔵大学他非常勤講師の高橋幸氏が『「フェミニズム離れ」する若い女子が抱いている違和感の正体』と題した論考を現代ビジネスオンラインで発表でしました。

高橋氏は、2021年にもほぼ同趣旨の主張をシンポジウムで繰り返しています。(こちらのページから氏が作成・使用した資料がダウンロードできます。)

興味深いテーマですが、私自身、まさし

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Vol. 161 ウィル・スミス暴行事件に見る本場アメリカ・ポリコレの本気度

ウィル・スミスがクリス・ロックを殴った。

これはもう飽きるほどニュースになっている。
誰もがその瞬間を見たと思うので詳細は省く。

「奥さんを侮辱され殴ったウィル格好いい!」
「いやいやそれでも暴力はいかんよ」

こんな議論もあちこちで燃え上がり、私は辟易としてしまった。そんなの別にどっちでもいいじゃん。殴った事実は変わらない。どっちが悪いかは(決めたいならば)司法が決めること。なにせ訴訟大国ア

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傲慢な人々が野党を牛耳ることで起きた「約束されていた惨敗」が「改憲勢力圧勝」と言う最悪の結末で起きたことを、ただただ止めどなく、嘆きつつ、身体の不調にのたうち回る秋の夜長。

傲慢な人々が野党を牛耳ることで起きた「約束されていた惨敗」が「改憲勢力圧勝」と言う最悪の結末で起きたことを、ただただ止めどなく、嘆きつつ、身体の不調にのたうち回る秋の夜長。

 又なんか、一ヶ月以上書けませんでした。

 この間、もう、いろんな事があって・私個人も首とか肩の痛みで神経が消耗してしまって一日ろくろく知的な感じのことが出来ない日が多かったりもして、どんどんとストレスが貯まるのを通り越してなんにもやる気が起きないようなヤバい状況になり始めております。多分、去年の終わりにわかった、軽い糖尿病の治療で食事改善して体重を下げて血糖値とかHbA1cのような数値を良くし

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ジェンダークレーマー対策―表現と文化を守る5つの方法

ジェンダークレーマー対策―表現と文化を守る5つの方法

 こんにちは、神崎ゆきと申します。

 先日、ネット論客の青識亜論氏が「キャンセルカルチャー」について、このような記事を投稿されました。内容は「キャンセルカルチャーにいかにして対抗するか」というものです。

 本記事では、青識亜論氏が提唱する「エンカレッジカルチャー」を詳しく定義づけすると共に、表現に対してバッシングやコメントスクラム等の運動で、不本意な取り下げや修正に追い込まれる社会問題に対して

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時系列まとめ|全国フェミニスト議員連盟による削除要求

時系列まとめ|全国フェミニスト議員連盟による削除要求

 こんにちは、神崎ゆきと申します。

 全国フェミニスト議員連盟の公開質問状から始まる、VTuberの"戸定梨香さん"が協力した「交通安全啓発動画」を巡る一連の騒動。

 この騒動について、"戸定梨香さん"が所属する株式会社Art Stone Entertainmentおよび大田区議会議員のおぎの稔氏により、記者会見が行われました。

 この騒動が起きてから、既に1ヶ月以上が経過していますが、解決

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キャンセルカルチャーをキャンセルするには?――対抗戦略の具体的検討

キャンセルカルチャーをキャンセルするには?――対抗戦略の具体的検討

「温泉むすめ」の運営会社、株式会社エンバウンドがスポーツ文化ツーリズムアワードの受賞を辞退したというニュースが、インターネット上を駆け巡った。

温泉むすめは、5年前から地道に活動を続ける「温泉地」を美少女キャラクターに擬人化したメディアミックス作品であり、クリエイターや声優の方々の地道な努力もあって、少しずつ、各地の温泉事業者や観光協会とのコラボが進んできた、まさに「萌え興し」の理想型とも言える

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「表現の自主規制」の危険性とGAFA憲法

さて、先日、TwitterにおけるTPO自主規制論を批判する、
次の記事を公開したわ。

2022年1月10日時点で、375スキを獲得! 皆様ゆっくりありがとう!

さて。前回は自主規制の危険性そのものについては簡潔に触れる程度だったけど、今回はこれをメインテーマに格上げして、より詳細に語るわよ!

でも、ただフツーに「自主規制はヤバイわよ!」といっても、マンガ家さんや編集者さんのような現場にいる

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TPO論、「公共の場にふさわしくない」論の正体~自主規制の危険性~

これまで、私のnoteでは「表現の影響」について科学的に検討し、「性的表現が、性犯罪・性差別を助長する根拠はない」と論じてきたわ。

とはいえ、次のような批判の声もあったのは事実よ。

「誰も科学的根拠や因果関係があるという話なんかしていない!」
「(性的な)萌え絵は、TPOや公共の場に相応しいかどうかの問題だ!」

確かに「Twitter論壇的な言論空間」においては正しい指摘かもしれないわね。

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表現悪影響論・表現規制論に対抗するための『理論武装』~その科学的根拠~

ゆっくりしていってね!!!!

今回の記事では、タイトルに書いたように
表現悪影響論・表現規制論を徹底的に批判するわ。
また、「表現の自由」側の主張の根拠として、特に重要性の高い論文を紹介&解説させていただいたわ。

もちろん、海外の査読付き学術誌に掲載された論文から選定したし、さらに複数の総説論文を参照してチェック、「一部の変な研究者に支持されているだけじゃないの?」という疑念まで解消した安心設

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他人の幸せに堪えられない不幸なフェミニスト達

他人の幸せに堪えられない不幸なフェミニスト達

こんにちわ。
10110000110110001010000000001010001001110001110001です。
呼び方はみなさんにお任せします。

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良かったら投げ銭お願いします。

誕生日のホッコリするお話このツイートが話題になっていました。

これは夫婦間の仲の良さが滲み出ていて、本当にホッコリするツイートですね。

奥様の誕生日ということで、夫の戌一さ

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