誰にも私を不幸にさせる権利はないし、誰にも私を幸せにしなければならない義務もない。だとするとやっぱり、自分を幸せにできるのは、どこまで行っても自分自身だということになる。
何事にももっとアンテナ高く生きていたい。もっと自分の気持ちや風景や、体一つ一つの動きを繊細に表現したい。言葉で表し尽くしたい。凪良ゆうさんの小説を見ると、いつもそんな衝動に駆られる。言葉が足りない、理解が足りない、感性が足りない。焦りながら言葉を紡ぐ、紡ぐ、紡ぐ。言葉を操りたい。