マガジンのカバー画像

偏愛的映画のすゝめ

28
なんとなく、ふわっと。
運営しているクリエイター

記事一覧

#28.The French Dispatch (2021)【偏愛的映画のすゝめ】

ハードタイプのパンを頬張って口の中に怪我を負ってしまった今日この頃。

第28回は、正式名称がなんとも長い『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』です。
2021年 / アメリカ / 108分

この作品を端的に表現すると、、、

芸術的な雑誌映画
久しぶりに映画館に行きたいなと思い、調べたところウェス・アンダーソン監督の最新作が上映中だと知り、映画館へ直行しました

もっとみる
#27.SIMPLE MEN (1992)【偏愛的映画のすゝめ】

#27.SIMPLE MEN (1992)【偏愛的映画のすゝめ】

花粉との格闘が続く今日この頃。

第27回はハル・ハートリー監督作品、『シンプルメン』です。
1992年 / アメリカ,イギリス,イタリア / 106分

恋人に裏切られて逃亡中の泥棒ビルと、その弟で内気な大学生デニス。2人の父は、かつて伝説的な野球選手でありながら、現在はテロリストとして逮捕され刑務所にいた。兄弟は父に面会に行くが、父は刑務所から脱走していた。父を探す旅に出た彼らは、その途中でケ

もっとみる
#26.Charade (1963)【偏愛的映画のすゝめ】

#26.Charade (1963)【偏愛的映画のすゝめ】

観たいリストにある映画を一気に消化したくなってきた今日この頃。

第26回は、オードリーが主演のサスペンス映画『シャレード』です。
1963年 / アメリカ / 113分。

夫の離婚を決意したレジーナは、スイスのスキー場でダンディーな紳士ピーターと出会う。ところが、パリへ戻った彼女を待っていたのは夫の急死。葬儀の会場には見知らぬ3人の男が現れ、米大使館では財務官に、夫は戦時中その男たちと共謀して

もっとみる
#25.SOMEWHERE (2010)【偏愛的映画のすゝめ】

#25.SOMEWHERE (2010)【偏愛的映画のすゝめ】

乾燥で指先のあかぎれが痛い今日この頃。

控えめに更新中の映画まとめ。第25回は、ソフィア・コッポラ監督作品の『SOMEWHERE』です。
2018年 / アメリカ / 98分。

この作品を端的に表現すると、、、

社会的成功と空虚感の混在
主人公は俳優として活動し、名声を得ている"セレブ"階級。そのため、必要なものはなんでも手に入れることができる。序盤の出前式ポールダンスなんかもその1つで、こ

もっとみる
#24.37°2 le matin (1992)【偏愛的映画のすゝめ】

#24.37°2 le matin (1992)【偏愛的映画のすゝめ】

全く映画記事を作成していないことに気づいた今日この頃。

第24回は、狂おしいほどの愛を描いた『ベティ・ブルー』です。
1992年、フランス、185分(完全版)。

「ディーバ」のジャン=ジャック・ベネックス監督が、1組のカップルがたどる衝撃的な愛の行方を鮮烈な映像で描き、本国フランスのみならず世界中に熱狂的ファンを生み出した名作ラブストーリー。海辺のバンガローで暮らす35歳の青年ゾルグは、セクシ

もっとみる
#23.Down by Law (1986)【偏愛的映画のすゝめ】

#23.Down by Law (1986)【偏愛的映画のすゝめ】

うだるような暑さが少し恋しくもなる今日この頃。

第23回は、緩すぎる脱獄映画『ダウン・バイ・ロー』です。
1986年、アメリカ/西ドイツ/ドイツ、107分。

舞台はニューオリンズ。ザックとジャックが、それぞれ警察がらみの罠にひっかかってOPP刑務所の同じ房に入れられる。そこに不思議な仲間、イタリア人旅行者のロベルトが加わって、脱獄からどことも知れぬどこかへ、3人は地獄とも天国ともつかぬ冒険の旅

もっとみる
#22.La strada (1954)【偏愛的映画のすゝめ】

#22.La strada (1954)【偏愛的映画のすゝめ】

色々やりたいことがみえてきた今日この頃。

第22回は、イタリア映画の有名作品『道』です。
1954年、イタリア、115分。

怪力自慢の大道芸人ザンパノが、白痴の女ジェルソミーナを奴隷として買った。男の粗暴な振る舞いにも逆らわず、彼女は一緒に旅回りを続ける。やがて、彼女を捨てたザンパノは、ある町で彼女の口ずさんでいた歌を耳にする……。野卑な男が、僅かに残っていた人間性を蘇らせるまでを描いたフェリ

もっとみる
#21.L’ILLUSIONNISTE (2010)【偏愛的映画のすゝめ】

#21.L’ILLUSIONNISTE (2010)【偏愛的映画のすゝめ】

やる気が出なくて寝坊しがちな今日この頃。

第21回はシルヴァン・ショメ監督作品の中で僕が1番好きな作品、『イリュージョニスト』です。
2010年、イギリス/フランス、80分。

時代が激変しつつある1950年代のパリ。かつての人気をすっかり失った老手品師タチシェフは、場末のバーで時代遅れのマジックを披露する日々を送っていた。ある日、スコットランドの離島に流れ着いたタチシェフは、片田舎のバーで貧し

もっとみる
#20.Captain Fantastic (2016)【偏愛的映画のすゝめ】

#20.Captain Fantastic (2016)【偏愛的映画のすゝめ】

ストレートパーマの効果が薄れてきて、ボリューミーな癖毛になりつつある今日この頃。

第20回は家族や教育にスポットを当てたロードムービー、『はじまりへの旅』(←邦題の意図がよく分からない🤔)です。
2016年、アメリカ、119分。

ベン・キャッシュと6人の子供たちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くで暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子供たちの体力はアスリート並み。みな6ヶ国語

もっとみる
#19.Sunset Boulevard (1950)【偏愛的映画のすゝめ】

#19.Sunset Boulevard (1950)【偏愛的映画のすゝめ】

暑すぎて出かける気力が無くなりがちな今日この頃。

第19回はハリウッドの闇をピックアップしたビリー・ワイルダー作品、『サンセット大通り』です。
1950年、アメリカ、110分。

かつて脚光を浴びた元ハリウッド・スターの悲しい半生を描いた、巨匠ビリー・ワイルダー監督が贈る、傑作人間ドラマ。出演はウィリアム・ホールデン、グロリアス・スワンソン、エリッヒ・フォン・シュトロハイムほか。

この作品を端

もっとみる
#18.Ruby Sparks (2012)【偏愛的映画のすゝめ】

#18.Ruby Sparks (2012)【偏愛的映画のすゝめ】

バイト中の疲労感がすさまじい今日この頃。

第18回は異色の恋愛映画、『ルビー・スパークス』です。
2012年、アメリカ、104分。

小説に描いた女の子が、突然恋人として現れた!?『リトル・ミス・サンシャイン』の監督×『(500)日のサマー』のスタジオが贈る、キュートで新しい、ミラクル・ラブストーリー!

この作品を端的に表現すると、、、

愛と狂気に満ちたファンタジー
「可愛い映画を教えてくれ

もっとみる
#17.Moonrise Kingdom (2012)【偏愛的映画のすゝめ】

#17.Moonrise Kingdom (2012)【偏愛的映画のすゝめ】

最近コンビニ食を買うことが多く、ダメだなーと思う今日この頃。

第17回は線対称要素が詰まりに詰まったウェス・アンダーソン監督作品、『ムーンライズ・キングダム』です。
2012年、アメリカ、94分。

誰もが心を奪われる、ハッピーで愛おしい、小さな島の大冒険!ウェス・アンダーソン監督が贈る珠玉の作品。1965年、ニューイングランド沖にある島で、12歳のサムがボーイスカウトのキャンプから脱走した。1

もっとみる
#16.Vertigo (1958)【偏愛的映画のすゝめ】

#16.Vertigo (1958)【偏愛的映画のすゝめ】

しばらく忙しくて映画から遠ざかっていながらも、やはり映画に触れたくなる今日この頃。

第16回は名作中の名作、『めまい』です。
1958年、アメリカ、128分。

アルフレッド・ヒッチコック監督が贈るミステリー作品。旧友から妻の監視を頼まれた元刑事は、彼女を飛び降り自殺から救うことができなかった。失意の日々を送る彼はある日、彼女そっくりの女性と出会う…。出演はジェームス・スチュアート、キム・ノヴァ

もっとみる
#15.V for Vendetta (2005)【偏愛的映画のすゝめ】

#15.V for Vendetta (2005)【偏愛的映画のすゝめ】

やりたいことが沢山あるのに試験勉強をしなければならず、色々工夫して自分の時間を確保しようとする今日この頃。

第15回はダークヒーローとナタリー・ポートマンの物語、『Vフォー・ヴェンデッタ』です。

第3次世界大戦後、独裁国家となったイギリス。国家を相手にひとりテロ活動を続ける仮面の男“V”と彼に出会い自分自身の真実に目覚めたイヴィーが自由と正義を取り戻す革命のために立ち上がった…。ナタリー・ポー

もっとみる