京螢兎

KateKanadome カメラを持った詩人 詳細はプロフィールをご参照ください。 質…

京螢兎

KateKanadome カメラを持った詩人 詳細はプロフィールをご参照ください。 質問・お話・お仕事お受けしております。 過去の著書「カマイメーロンの花束を」

マガジン

  • 京の詩写暦

    撮った写真をちょっとした暦表にして詩と共に

  • Kate's Sightseeing Photo Album

    Twitterで紹介した写真をまとめたアルバムです、今後思い立ったら記事としてガイドブックにすることも検討中。

  • ヒロシマ 平和を憶う

    過去にTwitterで書いた掲載したヒロシマの原爆の詩集 現在のものも入っております また解説文を含んでおります

  • トリシュナーの声

    ここでは「愛を知る」ことを 最後に告げて終わる詩をお届けします。 ちなみにトリシュナーは サンスクリット語で“渇望“となっています。

  • 悲喜こもごも

    日々の移ろいの中で思いついた短編集

記事一覧

固定された記事

本から光が消える日 カマイメーロンの花束を最終紹介

 書店に並んでいる本やネットに紹介されている電子書籍から命の光が消えるのはいつだろうとこの一年ずっと考えていた。誰かに読まれなくなった。誰からも手に取られなくな…

京螢兎
10か月前
2

京の詩写暦 2024年5月

頑張りすぎもいけない 5月病になってしまうぞ そんなことを考えながら 5月になりそう やりきった感のある一日を 繰り返している毎日を 噛みしめるように進んではいるけ…

京螢兎
3週間前

京の詩写暦 2024年4月

新しいことが始まって 走り出す こけそうになったって 次の階段を上ろうとしてしまうこともある あせったときだって 無理やり直して進もうとしてしまうこともある 怪我を…

京螢兎
1か月前
1

京の詩写暦 2024年3月

「変わらない君が好きよ」 そういった君が 変わっていく 桜の下で 潤んだ目で 僕に笑いかける いつも見ていた制服から 袖を抜いて 知らない人のように 歩いていこうとし…

京螢兎
2か月前
1

京の詩写暦 2024年2月

満ちて欠けて 育っていく 満ちて欠けて 変わっていく 満ちて欠けて 満ちて欠けて どこまでいけるのだろう 欠けて 欠けて 欠けてばかり 止まらないで 繰り返して 生…

京螢兎
3か月前
1

京の詩写暦 2024年1月

走って 走り抜けて 息を整えるのも 忘れそうになる一歩 忘れてはいけない そう思ったのは 風のように 通りすぎた後 次は忘れない 次こそは そう思っているだけでも い…

京螢兎
4か月前

明けましておめでとうございます
去年の始めは旅人をしたり
詩集の最後を見送って
後半はゆっくりしてました
今年は文・写真・デザインを
少しずつ活動を
戻っていこう思いますので
よろしくお願いいたします。

京螢兎
4か月前
1

京の詩写暦 2023年12月

いつか忘れてしまうのではないか そうおもって 不安になる 隣で笑っていた友達が 嫌われていなくなってしまうかと思うと 不安になる いつか来る最後が 訪れるのかと思う…

京螢兎
5か月前
1

京の詩写暦 2023年11月

変化に追い付けないと なにもできないかといわれたら そんなことはない でも気づけば 変わっていたことばかり その時変わらなくていい 急いでも いいことがないと思うな…

京螢兎
6か月前

秋の声

京螢兎
7か月前
1

京の詩写暦 2023年10月

甘さの満ちた秋の香り スイーツに魅せられる女性 幸せそうな食べる笑顔 素敵だね 素敵だな 気にすると思って 何も言わないで笑っている きっと君は 太ったと落ち込み…

京螢兎
7か月前
2

君を思えば

京螢兎
7か月前
1

京の詩写暦 2023年9年

日が落ちる時間が早くなる セミから鈴虫の愛の声に変わる頃 私の恋も終わってしまう 私を見ていない空返事 遅くなっていくメッセージのやり取り 目の合わないスマホばか…

京螢兎
8か月前

色ついて感じて 思いを届ける

京螢兎
8か月前
2

いとおしさを

京螢兎
9か月前

#平和を憶う 広島市紹介 2023年

 セミの音がけたたましくなる中今年も広島に平和の鐘が鳴る。 78年目のヒロシマ原爆の日はG7やコロナ規制緩和もありひと足は平和の方へ向かって多くなっているが、テロや…

京螢兎
9か月前
4
本から光が消える日 カマイメーロンの花束を最終紹介

本から光が消える日 カマイメーロンの花束を最終紹介

 書店に並んでいる本やネットに紹介されている電子書籍から命の光が消えるのはいつだろうとこの一年ずっと考えていた。誰かに読まれなくなった。誰からも手に取られなくなった。捨てられた。いろいろ考えて結論は出なかった。

考え始めたのはあと十数日で僕の本から命の光が消える日が来るから。

色々な人の手を借りて2020年7月15日に出版した詩集「カマイメーロンの花束を」が僕の予想よりも多くの人の手に届いて

もっとみる
京の詩写暦 2024年5月

京の詩写暦 2024年5月

頑張りすぎもいけない
5月病になってしまうぞ

そんなことを考えながら
5月になりそう

やりきった感のある一日を
繰り返している毎日を
噛みしめるように進んではいるけど
大丈夫かな

不安のまま
頑張っているのは
きっと疲れて
本当に5月病になってしまうかもしれない

そうなる前に
頑張るを
休もう

京の詩写暦 2024年4月

京の詩写暦 2024年4月

新しいことが始まって
走り出す

こけそうになったって
次の階段を上ろうとしてしまうこともある
あせったときだって
無理やり直して進もうとしてしまうこともある

怪我をしてやっと気づく
声をかけられてやっと気づく

その前に
ゆっくりできたらいい
ゆっくりあるいて
ゆっくり階段を上って
深呼吸していく

自分らしくいていい
ゆっくりでも
自分を大切にして
すすめばいいよ

じぶんはじぶん
らしく一

もっとみる
京の詩写暦 2024年3月

京の詩写暦 2024年3月

「変わらない君が好きよ」

そういった君が
変わっていく

桜の下で
潤んだ目で
僕に笑いかける

いつも見ていた制服から
袖を抜いて
知らない人のように
歩いていこうとしている

変わらないでなんて言えない

変わらない僕に
変わりそうになるような
一言なんて言えない

「変わらない君が好きだけど
そばにいる君が一番好きだから
一緒になら変わっていこう」

桜を掴みそうに
差し出した君の手を

もっとみる
京の詩写暦 2024年2月

京の詩写暦 2024年2月

満ちて欠けて
育っていく

満ちて欠けて
変わっていく

満ちて欠けて

満ちて欠けて

どこまでいけるのだろう

欠けて
欠けて
欠けてばかり

止まらないで
繰り返して

生きていく

人生は
そうあってこそ
しあわせ

京の詩写暦 2024年1月

京の詩写暦 2024年1月

走って
走り抜けて

息を整えるのも
忘れそうになる一歩

忘れてはいけない

そう思ったのは
風のように
通りすぎた後

次は忘れない

次こそは
そう思っているだけでも
いいから

一歩を大切に

僕は
今を走っている

明けましておめでとうございます
去年の始めは旅人をしたり
詩集の最後を見送って
後半はゆっくりしてました
今年は文・写真・デザインを
少しずつ活動を
戻っていこう思いますので
よろしくお願いいたします。

京の詩写暦 2023年12月

京の詩写暦 2023年12月

いつか忘れてしまうのではないか
そうおもって
不安になる

隣で笑っていた友達が
嫌われていなくなってしまうかと思うと
不安になる

いつか来る最後が
訪れるのかと思うと
不安になる

夏と冬に挟まれた
秋が消えてしまったことを思うと
不安が尽きない

好きだった秋の色は
白い雪に消えてしまうほど
時間は過ぎていく

不安を埋めるものは
新しいものなのだろう

雪のように
積み重ねて

落ち葉のよ

もっとみる
京の詩写暦 2023年11月

京の詩写暦 2023年11月

変化に追い付けないと
なにもできないかといわれたら
そんなことはない

でも気づけば
変わっていたことばかり

その時変わらなくていい
急いでも
いいことがないと思うなら
ゆっくりでいい

進みたい方を
向いて
色づいて

京の詩写暦 2023年10月

京の詩写暦 2023年10月

甘さの満ちた秋の香り

スイーツに魅せられる女性

幸せそうな食べる笑顔

素敵だね
素敵だな

気にすると思って
何も言わないで笑っている

きっと君は
太ったと落ち込みながら
すこしご飯を減らしても
スイーツはやめられない

俺が食べてるって言ったら
気にしてふくれっ面になるのは
わかってる

でもからかいたくなる
どんな君でも
愛おしいよ

京の詩写暦 2023年9年

京の詩写暦 2023年9年

日が落ちる時間が早くなる
セミから鈴虫の愛の声に変わる頃

私の恋も終わってしまう

私を見ていない空返事
遅くなっていくメッセージのやり取り
目の合わないスマホばかり見つめる時間

愛は
出会った日に買ったかき氷のように
シロップだけになってしまったなら

もう飲み干して
さようならを言って

夏は終わったって
言わせてよ

#平和を憶う 広島市紹介 2023年

#平和を憶う 広島市紹介 2023年

 セミの音がけたたましくなる中今年も広島に平和の鐘が鳴る。
78年目のヒロシマ原爆の日はG7やコロナ規制緩和もありひと足は平和の方へ向かって多くなっているが、テロや犯罪に怯えて手荷物や金属検査が各会場入り口で行われている。不安な思いがない平和式典ができたらと僕は心の底で願いながら今年もテレビの前で手を合わせる。

 昨年に続き、世界に広がるネットの川から平和を願うオンライン灯篭流しをしているそうな

もっとみる