Tasuku
2015年9月、8泊9日でベトナムからカンボジアを通ってタイまで、陸路によるマイナールートを通りながら、様々な出会い、感じたことを記した旅の記録です。
国内で普通に生活している人と、発展途上国に住む人を、旅人がインスタントカメラで撮る1枚の写真「OnePhoto」によって繋ぎます。
僕が旅の中で、自分の目で見て考えたこと、得たものを、ひとつずつ載せていきます。
2016年の年末、約1週間をかけアンナプルナ周遊トレッキングをして感じた山越え街道の歴史、急遽小さな村に泊めさせてもらって気づいた里山の人々の暮らし、ネパールの年越しの様子などを、写真とともにアップしていく予定です。
2017年5月、ベトナム最後の秘境とも言われているハジャン省を、現地で借りたバイクで5日間、少数民族の村を訪ねながらじっくり回った中で感じたこと、考えさせられたことを、写真とともにアップしていく予定です。
こんにちは、Tasukuです。 ここでは、僕が推進しているOnePhotoProjectについて紹介します。 OnePhotoProjectとは?OnePhotoProjectとは、国内で普通に生活している…
2015.09.20(Sun) 4日目 バンルンへ ルタンーオヤダヴ国境を越えて 朝、ボロボロの薄いカーテンから日のひかりが差し込んでいるのに気がついて、目を覚ました。 相変…
一昨日の朝、無事にラオスから帰ってきた。(と書き始めながら、結局書き終わったのは一週間後の今日・・・) 普段ノートに書くことは、読み返したりしながらゆっくり書く…
明日、旅に出ます。 目的地はラオス。僕が初めて一人旅に出た場所で、一番好きな国。 ラオスにはなにがあるの?ってよく聞かれるけど、なんにもない。 けど、自分が大切…
2015.09.19(Sat) 3日目後半 プレイク プレイクに着いてバスが降ろしたのは、町の中心地にある5階建くらいの大きなホテルの前だった。 自分の中での内陸都市のイメージ…
2015.09.19(Sat) 3日目前半 サフンからプレイクへ 海辺を歩く翌朝、本当は朝日を見るつもりだったのに、6時に起きても周りはすっかり明るくなっていた。 眠い目をこす…
「貧しい国の子供たちを学校に通わせたい」 日本で生活していると、そんなフレーズが書かれたプロジェクトをよく目にするし、それを読む少しの間、心動かされるものがある…
ここでは、僕が進めているOnePhotoProjectに関連して、スマホの普及によって、発展途上国で写真は身近になっているのか、ベトナムとネパールの農村部を実際に歩いて感じた…
(つづき) 前編はこちら 虚空を見つめる少年の話ここで、僕の中で一番印象に残っているエピソードを紹介します。 ネパールでのトレッキング中、ガンドゥルックという、…
僕が進めているOnePhotoProjectにおいて、実際に参加者のJunyaに渡した報告書を載せます。(プロジェクトの紹介はこちら) 今年5月にベトナムのハジャン省という北部の中…
泊めてもらうことになった村を歩いていると 向こうから男が歩いてきた ジュレーとあいさつすると はにかみながら ジュレーと返してきた 男は ティー?と僕に聞きながら…
ホイアン名物カオラウ宿に戻り、出発の12時まで時間があったので、近くの店で早めの昼食にした。 ホイアンにはいくつか名物があるようで、有名どころはカオラウとホワイ…
旅2日目 ベトナムの朝は早い宿の前の細い通りをバイクが往来する音で目が覚めてしまった。 外で朝食をとりながら、三人乗りのバイクや天秤棒で野菜を運ぶ人が道を行き…
初日、いよいよ出発の日午前のみ出勤して、職場から成田へ向かう。こっそりバックパックを担いで来ても暖かく送り出してくれる環境に感謝。 スカイライナーを待つホームで…
歩いて国境を越えてみよう。 そう思ったのが2015年の6月くらいで、そこからはGoogle Mapをにらむ日々。 複数の国を旅するなら日本から近いところがいいか、移動ばかりに…
2017年12月2日 19:13
こんにちは、Tasukuです。 ここでは、僕が推進しているOnePhotoProjectについて紹介します。 OnePhotoProjectとは?OnePhotoProjectとは、国内で普通に生活している人と、発展途上国に住む人を、旅人がインスタントカメラで撮る1枚の写真「OnePhoto」によって繋いでいく活動です。具体的には、まず、旅人はインスタントカメラのフイルムを出資して
2021年5月9日 18:42
2015.09.20(Sun) 4日目 バンルンへ ルタンーオヤダヴ国境を越えて朝、ボロボロの薄いカーテンから日のひかりが差し込んでいるのに気がついて、目を覚ました。相変わらず、じとっ、と冷たく湿った空気が充満している部屋なので、ノビをする気にはなれない。支度をして部屋を出ると、おっちゃんはフロントの前でちゃんと待ってくれていた。バックパックを背負ったままバイクの後ろに跨り、バスター
2018年2月25日 14:54
一昨日の朝、無事にラオスから帰ってきた。(と書き始めながら、結局書き終わったのは一週間後の今日・・・)普段ノートに書くことは、読み返したりしながらゆっくり書くのだが、じっくり振り返る記事は未来の自分に任せて、備忘も含め、旅の終わりに振り返ったことを中心にそのまま書いてみようと思う。きっと長くなる。大学時代、文化人類学のゼミの教授に「その日のことはその日に書け」といつも言われていたが、未だに
2018年2月9日 23:41
明日、旅に出ます。目的地はラオス。僕が初めて一人旅に出た場所で、一番好きな国。ラオスにはなにがあるの?ってよく聞かれるけど、なんにもない。けど、自分が大切にしたいと思ってることを気づかせてくれる不思議な国。気づいた瞬間、僕の中には大切にしたいことが生まれる。だから僕にとっては、なんでもあることより遥かに多くの価値が眠っている、なにもない国なのです。始めてチェキで写真を撮って渡
2018年2月4日 16:25
2015.09.19(Sat) 3日目後半 プレイクプレイクに着いてバスが降ろしたのは、町の中心地にある5階建くらいの大きなホテルの前だった。自分の中での内陸都市のイメージとは違って、4、5階建くらいの高い建物が並び、ちらほらとガラス張りだったりして、割と都会的な印象。プレイクは、ベトナムの中部内陸に位置するザライ省の省都で、二つの主要高速道路(14号線と19号線)が交差する交通の要衝
2018年2月3日 23:22
2018年1月30日 18:51
2015.09.19(Sat) 3日目前半 サフンからプレイクへ海辺を歩く翌朝、本当は朝日を見るつもりだったのに、6時に起きても周りはすっかり明るくなっていた。眠い目をこすりながらビーチに行くと、沖から太陽が上がり、ちらほらと散歩している人たちの、それぞれの影を長くしていた。ベトナムでは、朝の涼しい時間を海で楽しむのが習慣らしい。 カメラを持ちながら歩いていると、すれ違う上裸のおじさ
2018年1月28日 20:59
「貧しい国の子供たちを学校に通わせたい」日本で生活していると、そんなフレーズが書かれたプロジェクトをよく目にするし、それを読む少しの間、心動かされるものがある。「学校に行ってないなんて、かわいそうだな。」と。僕自身、教育はとても重要なものだと思っている。しかしベトナムでの経験をするまでは、盲目的に教育は是だと思っていた。ましてや、学校に行くことにリスクがあるなんて考えてもいなかった
2018年1月17日 21:55
ここでは、僕が進めているOnePhotoProjectに関連して、スマホの普及によって、発展途上国で写真は身近になっているのか、ベトナムとネパールの農村部を実際に歩いて感じたこと、それが写真を渡すOnePhotoProjectにどのような影響を与えるのか、を紹介します。(OnePhotoProjectの詳細はこちら)ベトナムやネパールでの様子ベトナムやネパールでは、街から何時間もかかるような山
2018年1月17日 21:53
(つづき) 前編はこちら虚空を見つめる少年の話ここで、僕の中で一番印象に残っているエピソードを紹介します。ネパールでのトレッキング中、ガンドゥルックという、僕らと同じモンゴロイド系の人々がいる村に寄った時のことです。 この村は、トレッキングルートの一つになってるため、宿やレストランがあり、現金収入が比較的多い村です。 しかしそれは、村の中でも宿やレストランという資本を持っている一部の人に限
2017年12月2日 19:04
僕が進めているOnePhotoProjectにおいて、実際に参加者のJunyaに渡した報告書を載せます。(プロジェクトの紹介はこちら)今年5月にベトナムのハジャン省という北部の中国に接している地域で、バイクに乗りながら少数民族の村々を回っていた時の報告です。その時の旅日記については、少しずつアップしていく予定です。10枚フイルムを預かったので、10枚分の報告と簡単な旅の記録を書いたもの
2017年11月17日 08:17
泊めてもらうことになった村を歩いていると向こうから男が歩いてきたジュレーとあいさつするとはにかみながら ジュレーと返してきた男は ティー?と僕に聞きながら横の家を指さしたどうやら「うちで茶でも飲んでいかないかい?」ということらしい 男の家はとても質素だった棚にはチベット式の お釜とも寸胴とも仏具ともつかないものがびっしりと並べられ他にわずかな家族の写真と 絨毯と
2017年11月6日 22:07
ホイアン名物カオラウ宿に戻り、出発の12時まで時間があったので、近くの店で早めの昼食にした。ホイアンにはいくつか名物があるようで、有名どころはカオラウとホワイトローズらしい(ネットで調べるとすぐに出てくる。)。ホワイトローズはワンタンに似ているらしいが量が少なく主食向きではなさそうなので、和え麺のカオラウを頼んだ。 いつもなぜか添えられてる香草(特にミント)にはまだ慣れないが、太い麺はコシ
2017年11月5日 23:59
旅2日目 ベトナムの朝は早い宿の前の細い通りをバイクが往来する音で目が覚めてしまった。 外で朝食をとりながら、三人乗りのバイクや天秤棒で野菜を運ぶ人が道を行き交うのを眺めていると、ベトナムに来たんだなぁと感じる。12時のピックアップまで時間があるので、宿で自転車を借りてホイアンのビーチに行くことにした。ビーチまでは片道30分くらいの距離で、街から一本道だからとてもわかりやすく行ける。
2017年11月5日 23:06
初日、いよいよ出発の日午前のみ出勤して、職場から成田へ向かう。こっそりバックパックを担いで来ても暖かく送り出してくれる環境に感謝。スカイライナーを待つホームでも、今からベトナムに行くという実感はまだなかったが、空港に着くと、ぐんっと半ば強制的に海外の気分になる。見送りで来たときでもそんな気分になってしまうから、空港は不思議な場所。 フライトは成田15:25発、ダナン18:55着(現地時間)
2017年11月5日 21:52
歩いて国境を越えてみよう。そう思ったのが2015年の6月くらいで、そこからはGoogle Mapをにらむ日々。複数の国を旅するなら日本から近いところがいいか、移動ばかりになるのは嫌だから全体の移動距離は抑えたい、など色々妄想しながらルートを考えた。決めたのは、ベトナムから、カンボジアを通って(流れによってはラオスにも寄って)、タイに入るコース。細かい通過点は決めず、国境は大きめの道