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相手の立場になって考えてみた ロシア ウクライナ軍事侵攻 その1~当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 ITの世界に身を置いた最大理由の一つは、歴史を理解し知的に解放されれば平和以外選択できなくなると理解したからです。これだけ知的に考えるための情報収集の手段が揃っている時代だから。

【注意事項】
 例え大手メデアであっても、この時期の報道の真偽は、微妙です。読者の皆様に於かれましては、以下の私の理解に対してご自身で真偽の判断をなさってください。

 今回は、ロシア ウクライナ軍事侵攻について
「相手の立場になって考える」
という切り口で考察してみたいと思います。

 ロシアのプーチン大統領のウクライナへの軍事侵攻をしている理由を整理してみました。

 そもそも彼はKGB(旧ソ連国家保安委員会)に16年間在籍しました。愛国心、大国主義、反欧米は、この経験から生まれたと考えられます。そして長年ロシアに関する歴史的な独自解釈を深めて行きました。

 その集大成が、2021年7月に発表された
「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」
という論文です。
 概要は以下に譲ります。

 原文は以下を参照下さい。


スラブ民族によるロシアの三位一体
大ロシア(ロシア)
小ロシア(ウクライナ)
白ロシア(ベラルーシ)
の考え方を背景に
「ウクライナの主権はロシアのパートナーシップによってのみ可能である」
という歴史解釈が根底に有ります。

 彼の立場になって考えると、そこから
「ドネツク、ルガンスク人民共和国の指導者が、ロシアに彼らの主権を承認するように求めている」
というストーリーが生まれたと考えられます。

 極めて冷静にことを運んでいるというのは、腑に落ちます。相手の立場に立って考えて見ると、表現形としての現実の背景が整理できるものですねぇ。

 当たり前ですが、だからといって武力による現状変更、戦争犯罪が正当化されるとは思いません。

以上が、私の理解です。

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