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考察

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記事一覧

レシピは積極的に晒しましょう 今すぐ全世界に晒しましょう

レシピは積極的に晒しましょう 今すぐ全世界に晒しましょう

今回はだいぶ黒いと思います。覚悟がある方はぜひどうぞ。

あなたの「レシピ」に守る価値はあるか僕が知り合ってきた料理人の多くは、こう言いました。

「レシピを教えてくれって言う人がたくさんいるけど、これは自分が努力の末見つけたものだから簡単には教えたくない」

はい、申し訳ないんですが、もう令和の時代になったのでこの考えは捨てましょう。少なくとも飲食業界の発展を望むあなたなら、捨てましょう。

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「1,000円の板チョコって10倍美味しいの?」という問い

「1,000円の板チョコって10倍美味しいの?」という問い

■「1枚100円の板チョコと1,000円の板チョコは価格差10倍、では10倍美味しいの?」という問いに悩まされる

 Minimalの板チョコはこれまで1枚900円~1500円(税抜)のレンジで販売してきました。これまで取材などで少し意地悪な質問を受けることがありました。「単価10倍で美味しさも10倍あると思いますか?」。

「来たな!」と身構えながら、この手の質問を受けた時は、「美味しさは感覚的

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子供の写真を撮るということ

子供の写真を撮るということ

子供たちは、小さな恋人のようでもあり、分身のような存在でもあります。まるで人生を生き直しているのを近くで眺めているかのような、不思議な感覚があります。まだ幼い頃、母親が僕のことをずっと見つめていることがありました。当時はそれがとても不思議だったのですが、恥ずかしかったのか、あえて気付かないふりをしていました。

でも、今は母親の気持ちがとても理解できます。やはり母親と同じように、子供たちのことを見

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写真に心は写らないならば(あるいは「余白」の生まれる場所についての考察)

写真に心は写らないならば(あるいは「余白」の生まれる場所についての考察)

よく「写真には心が写る」って言うのですが、僕自身は写真には心は写らないと思っています。あ、誤解なきように最初に言っておきますが、最終的にこの記事は「写真には心が宿る」って話になります。でも、その前に確認したいことがあるので、まずこういう出だしでスタートします。ちなみに「写る」と「宿る」と言葉を変えているのは、単純に分けておいたほうが修辞的にわかりやすいだろうという想定なので、同じ言葉と思ってくださ

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「はじめまして」でも笑顔を引き出す、カップル撮影の魔法のことば

「はじめまして」でも笑顔を引き出す、カップル撮影の魔法のことば

ここ数か月ほど、週末カメラマンとしてカップルや家族を撮影しています。

ありがたいことに、私の撮った写真を見て「いい笑顔を撮ってる」という感想をいただくことが増えてきました。

笑顔を引き出す・・・というと、どんなことを想像しますか?

私はずっと、陽気で人好きでおしゃべり上手な人のことを想像していました。

noteにはちょくちょく書いてますが、私は話すのが得意なタイプではありません。気の利いた

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妻の写真。

妻の写真。

病気になってから写真が変わりましたか?

よく聞かれる質問だ。
写真が良くなったとか、撮らなかったものを撮りだしたというような趣旨の答えを期待されるのかもしれないけど、現実はそんなにスイーティーではない。

撮りたいもの撮るというシンプルな価値観なので、健康だろうが病気だろうが撮る写真は変わらない。べつに写真家だからとかではなく誰だってそうだとおもう。

ネコが好きな人はネコばかり撮るし、美味し

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「こんまりメソッド」をあきらめ「菅田将暉メソッド」を思いついた話

「こんまりメソッド」をあきらめ「菅田将暉メソッド」を思いついた話

いまつくっている本が難産だ。平日は起きているむすめとほとんど会えていない。カリカリ梅と源氏パイとコーヒーで空腹をごまかす。そんな状況なので、よくわからないアホなことを思いついたりする。

客観的に見て明らかにキモいけれど、しかし案外筋のいいことをやったのでは……と自分を評価したいアイデアが浮かんだので、noteに残しておこうと思う。

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われらがバトンズのオフィスは、基本的に散

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