愛めぐみ

日本の西の端っこの半島育ち。無職になってしまったへっぽこシングルマザー。薬膳と占星術勉…

愛めぐみ

日本の西の端っこの半島育ち。無職になってしまったへっぽこシングルマザー。薬膳と占星術勉強中。元気に楽しく暮らしたい。

記事一覧

怒涛の春

 娘の春は忙しい。 見守る母も忙しい。 子供のいる働くお母さんの春は忙しいのではないかと思う。 いや、「忙しい」の感じ方はそれぞれなので、単に私のキャパが狭いだ…

愛めぐみ
12時間前
1

そもそも自由

 明日から娘が三泊四日の修学旅行に行く。 それが私も楽しみでしょうがない。 一人で少し遠出をする予定を入れたり。 夜に映画を観るのもいいなぁ。 なんて考えながら洗…

愛めぐみ
7か月前
11

元気だからやりたいことがやれるのか、
やりたいことをやるから元気なのか

愛めぐみ
7か月前
1

おばさんの朝のルーティーン

 目がさめたらまず、 そのまどろんでいる状態で 体に感謝。 なりたい自分や状況を妄想。 素晴らしい今日を意図。 ベッドから起き出してトイレを済ませて、 お水を一口。 …

愛めぐみ
7か月前
5

蒸かしたてのさつまいも

風が冷たくなった。 終わりがないように思えた夏がようやく過ぎ去った。 どうやら私は湿度の高い時期に調子が悪くなるようだ、ということが去年と今年でわかってきた。 少…

愛めぐみ
7か月前
4

明日から無職になる

爽やかな秋晴れの朝。 明日から私は無職になる。 長いこと休職していたから表面的には変わることはない。 でも。 内面はものすごく変わる。 ふわっとする。 ぞわぞわ…

愛めぐみ
7か月前
5

妊婦の時みたいに眠たいんだけど、何か生まれるのかな。 #眠たい

愛めぐみ
8か月前
1

「元気だから楽しい」のか
「楽しいから元気になる」のか

愛めぐみ
8か月前
1

「残暑御見舞申し上げます」

残暑が厳しすぎる。 「暑中お見舞申し上げます」 なんて夏にはがき出す風習があったこと、もう今の子どもたちは知らないんだろうなあ。 今住んでいるところは古いビルで1…

愛めぐみ
8か月前
1

夏が終わる。

去年の8月に突然休職生活に入ってから早1年が経ってしまった。 1年休んでみて初めてわかったことがある。 私は休むのが上手い。 いや、昔からのんびりまったり大好き…

愛めぐみ
8か月前
5

うたは時空を超えて

先日、娘が所属する合唱団の定期演奏会があった。 終演後、保護者スタッフとして受付でお見送りをしていたときのこと。 一人の男性が、封筒を手に私に話しかけてこられた…

愛めぐみ
1年前
5

いつまで続くの?

子供を育てる中で、これはいつまで続くのかな?と思うことがあると思う。たいていは少し困ることなんかで。 私の場合、そのうちの一つに、娘の長い髪を結ぶ、ということが…

愛めぐみ
1年前
5

ポンコツでいこう

休職するにあたって、はじめて心療内科に行った。 医師はいとも簡単に診断書を書くと言う。 「診断書を書くとするとどんな病名になるんでしょうか?」と私は 聞いた。 「…

愛めぐみ
1年前
4

ものの効用

今朝、レシピ本を見返していてふと読みたくなったものがある。 大好きだったオリーブという雑誌の中の堀井和子さんの料理ページを切り抜いてスクラップした、自分だけの思…

愛めぐみ
1年前
2

おばさんの戯言

私は小さい頃体が弱かった。 「東京に住んでいた頃、とてもいい漢方の先生に出会って、あまり予防接種は受けないように言われたのよ。あなた体が弱かったから。」 と母か…

愛めぐみ
1年前
6

たまねぎを炒めながら。

この楽しみを奪ったものは? 私が奪われたと思っていただけ? おうちでゆっくり時間をかけて。 片手間でいい、ジャムを煮るとか玉ねぎを飴色に炒めるとか。 そういう時間…

愛めぐみ
1年前
4
怒涛の春

怒涛の春

 娘の春は忙しい。

見守る母も忙しい。

子供のいる働くお母さんの春は忙しいのではないかと思う。
いや、「忙しい」の感じ方はそれぞれなので、単に私のキャパが狭いだけかもしれないが。
キャパ極狭である私は娘の健康管理やらスケジュール管理で気を張る。
そしてとても疲れる。

 思い返せば2年前の春、
引っ越し、娘は知り合いのいない少し離れた中学校へ入学、私は時短勤務からフル勤務になり、さらにコロナ禍

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そもそも自由

そもそも自由

 明日から娘が三泊四日の修学旅行に行く。

それが私も楽しみでしょうがない。
一人で少し遠出をする予定を入れたり。
夜に映画を観るのもいいなぁ。

なんて考えながら洗濯物を干していたら、ふと思い出した。

大昔、同棲を解消した(要は振られた)ときの、開放感(喜)!

 仕事の帰りに、今日はまっすぐ帰ってご飯を作る必要がないんだ!!好きなところにどこにでも寄り道できる(嬉)!!

ってなった場面をお

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元気だからやりたいことがやれるのか、
やりたいことをやるから元気なのか

おばさんの朝のルーティーン

おばさんの朝のルーティーン

 目がさめたらまず、
そのまどろんでいる状態で
体に感謝。
なりたい自分や状況を妄想。
素晴らしい今日を意図。

ベッドから起き出してトイレを済ませて、
お水を一口。
鏡を見て笑顔。
鏡と水でおまじないのようなことをする。

カーテンを開ける。
ベランダに出て空を見る。
空に向かって祈る。
六方拝。

分厚いタオルで蒸しタオルを作って首、目、耳、顔全体を温める。
電子レンジでタオルを温めている間に

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蒸かしたてのさつまいも

蒸かしたてのさつまいも

風が冷たくなった。
終わりがないように思えた夏がようやく過ぎ去った。

どうやら私は湿度の高い時期に調子が悪くなるようだ、ということが去年と今年でわかってきた。
少し乾いた風を感じて俄然元気が出てきた。

秋は物悲しくなる季節だというけれど。
その物悲しさも含めて、好きな季節だ。

コロコロ小さいさつまいもをみつけて買っておいたのを、せいろで蒸して食べる。
口にほっこりおなかにじんわり。
嗚呼。

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明日から無職になる

明日から無職になる

爽やかな秋晴れの朝。

明日から私は無職になる。

長いこと休職していたから表面的には変わることはない。

でも。

内面はものすごく変わる。

ふわっとする。
ぞわぞわする。
不安と怖さとそして。
かすかな希望のようなもの。
ふつふつとした嬉しさ。
自由。

この世で生きていくのに比較的便利な「会社員」という立場を自分から手放した。

背筋を伸ばして。

大丈夫。

わたしは生まれてからずっとた

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妊婦の時みたいに眠たいんだけど、何か生まれるのかな。 #眠たい

「元気だから楽しい」のか
「楽しいから元気になる」のか

「残暑御見舞申し上げます」

「残暑御見舞申し上げます」

残暑が厳しすぎる。
「暑中お見舞申し上げます」
なんて夏にはがき出す風習があったこと、もう今の子どもたちは知らないんだろうなあ。

今住んでいるところは古いビルで1階が駐車場になっている。
夏になると駐車場の天井に風鈴がいくつも吊るされて、涼やかな音が耳に嬉しい。
夕方になるとほんのりお線香の香り(蚊取り線香かな)がして、THE日本の夏!
管理人のおばあちゃんがきっと、何十年もそうして日本の夏を過

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夏が終わる。

夏が終わる。

去年の8月に突然休職生活に入ってから早1年が経ってしまった。

1年休んでみて初めてわかったことがある。

私は休むのが上手い。
いや、昔からのんびりまったり大好きなのでわかってはいたのだが。
1年休んでみて、まだ休んでいられる。むしろずっとこのままでいたい。

プロ休み師という職業があればなれる自信がある。
やばい。ただのなまけものだ。

1年というありがたすぎる時間。
もうちょっと社会的によい

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うたは時空を超えて

うたは時空を超えて

先日、娘が所属する合唱団の定期演奏会があった。
終演後、保護者スタッフとして受付でお見送りをしていたときのこと。

一人の男性が、封筒を手に私に話しかけてこられた。

「50年前の卒団生なんです。これ、活動資金にしてください。
感動しました。」

驚いて顔を見上げると、目には涙が。

そのあと一人のおばあちゃんが、杖をつきながら私に近づいてきた。

「こんな小さい新聞広告で見つけてね、失礼かと思っ

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いつまで続くの?

子供を育てる中で、これはいつまで続くのかな?と思うことがあると思う。たいていは少し困ることなんかで。
私の場合、そのうちの一つに、娘の長い髪を結ぶ、ということがあった。
不器用な私なりに楽しんではいたが、複雑でかわいい髪型はできない。
おしゃれできちんとしたい娘のリクエストに答えるのに苦労した。
そう、過去形。
今13歳の娘はいつからだろうか、自分の方がうまくできることがわかると、自分で髪を結ぶよ

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ポンコツでいこう

ポンコツでいこう

休職するにあたって、はじめて心療内科に行った。
医師はいとも簡単に診断書を書くと言う。

「診断書を書くとするとどんな病名になるんでしょうか?」と私は
聞いた。

「適応障害」との返答。

ふむ。
では私は生まれたときから適応障害だ。
家庭にも学校にも社会にも、適応できたためしはなかったもの。
もちろんなんとか適応しているように装いはしたけれど。

ふむふむ。
それで、適応できるように治療、リハビ

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ものの効用

ものの効用

今朝、レシピ本を見返していてふと読みたくなったものがある。
大好きだったオリーブという雑誌の中の堀井和子さんの料理ページを切り抜いてスクラップした、自分だけの思い入れのあるノート。
探してみても、ない。
引っ越しで捨てちゃったんだっけ?

引っ越しが少なくなかった私は、捨てたことを後悔しているものが、もうひとつある。

それは、自分で曲の流れを考えて朝とか夜とかテーマを決めて音楽を集めたMDだ。

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おばさんの戯言

おばさんの戯言

私は小さい頃体が弱かった。

「東京に住んでいた頃、とてもいい漢方の先生に出会って、あまり予防接種は受けないように言われたのよ。あなた体が弱かったから。」
と母から聞いた。

2歳くらいで東京から長崎に引っ越したので私にその頃の記憶はない。

それから私も母となり、予防接種反対派のママ友と奇跡的に出会ったときにそのことを話した。
「毛利子来先生じゃない?」
自分に子供ができてから、たくさんの自然療

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たまねぎを炒めながら。

たまねぎを炒めながら。

この楽しみを奪ったものは?
私が奪われたと思っていただけ?

おうちでゆっくり時間をかけて。
片手間でいい、ジャムを煮るとか玉ねぎを飴色に炒めるとか。
そういう時間と空間が私は好きだ。

能力はいらない。
手間もいらない。
ゆったりした時間と気持ち。
たちこめるおいしそうな色と香り。

ご飯を食べて家賃を払って生きていけるギリギリの給料をもらうために、私を1ミリも幸せにしない(むしろ不幸にする)仕

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