- 運営しているクリエイター
記事一覧
六本木・秘密のお茶室を訪ねて〜サントリー美術館「織田有楽斎」から玄鳥庵、カフェ加賀麩不室屋へ
「織田有楽斎展」開催中のサントリー美術館へ。
有楽斎は、織田信長の弟。武将として信長、秀吉、家康に仕えて戦乱の世を生き抜き、茶人としても知られている人物だそう。
ゆかりの茶道具や、お茶の仲間たちととやりとりした手紙を見て回りながら、人との縁を大切にした人だったのだろうなあと思いました。
展覧会の後は、秘密の隠れ家へ。
サントリー美術館の6階に、玄鳥庵というお茶室があって、展覧会開催中の指定日、
お茶の稽古は、想像力の遊び(新宿御苑「あのん」へ)
お茶の稽古へ。
空手道場へ行く長男と共に、少し早起きして電車に乗り込みます。
余計なものが何も置かれていない静かな空間で、お湯が沸く音に耳を澄ませ、お茶の香りを吸い込む贅沢なひととき。
少しでも先生に近づきたくて、家でも教室と同じ銘柄の抹茶を使っているのですが、先生がお茶室で点ててくださるのと、私が自服のために家で点てるのとでは、まったく別の飲み物みたいに味が違うのです。
今日の掛け軸は「百花
たとえば1杯の、お茶を差し出すように。
息継ぎみたいだな、と思うことがある。
週末の、お茶の稽古。
ふだん、仕事に没頭し家族と向き合い、合間に大急ぎで最低限の家事をしていると、あっという間に1週間が過ぎていく。
特に、コロナ禍で家にいる時間が長くなってから、水族館のマグロみたいにぐるぐると、同じところを回り続けているような気がすることもある。
そんなときお茶の稽古に行くと、明るい水面に顔を出して、深く息を吸い込んだときみたいに、
お茶室の「一期一会」
お茶の稽古。
この冬最後の筒茶碗。
筒茶碗は、ふつうの抹茶茶碗よりも縦に長くてお茶が冷めにくいので、寒い季節に使う。
茶碗を拭く「茶巾」の扱いが変わるので少し難しい。
*
筒茶碗を見ると、思い出すお茶の先輩がいる。
お仕事柄、指が長く手先が器用な方で、筒茶碗のお点前がとても美しかった。
コロナ禍で会えなくなってしまったけれど、お元気かなあ。
また一緒にお茶が飲めるかな。
1杯の
茶道でマインドフルネス
お茶の稽古。
今朝はベテランの先輩と、3人だけだった。
静かな茶室に、お釜の湯が沸く音(松風)と、衣擦れの音が響き、流れるようにお点前が進んでいく。
私も流れを滞らせないよう、集中して、雑念が入らないように手を動かす。
茶筅を振りながらふと、茶道はマインドフルネス、「今、ここ」に意識を集中することに似ているなと思った。
1杯のお茶を美味しく点てる。
そのことだけに意識を向けていると、ふ