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じゃあアンタが雇ってくれるのか?
『アンチヒーロー』の初回を最初の約1時間までは横になりながら何気なく視聴していたが、気になる音声が入ってきた。APDー聴覚情報処理障害である。
まさか、「この世界の片隅」に過ぎなかったAPDがドラマで取り上げられるとは思いもよらなかった。。快挙かもしれないと一瞬思った。
ほとんど知られていなかった「APD」と「聴覚情報処理障害」の両方に『アンチヒーロー』を含め結構な量のハッシュタグがついてく
「妾でもいい」発言は平安女子の身近な悩みだが、大河ドラマとして本当に画期的なのは初の「側室」ヒロインが誕生したことである。
「妾でもいい あの人以外の妻にはなれない」
大河ドラマ『光る君へ』の第12話「思いの果て」での主人公まひろ(紫式部:吉高由里子)が放つ衝撃的な台詞はトレンド入りするくらいの反響だった。
「妾でもいい」という強いインパクトのある台詞は一見不道徳のようにも聞こえてしまいそうなのだが、現在のような愛人色が強いというわけではない。むしろ平安女子の身近な悩みを訴えかけているといってもいいだろう。作中での
「キックバック」の廃止という発言こそ俄かに信じがたい
裏金事件の幕引きは、処分をめぐって水面下で行われたようで、案の定「手打ち」という虚しい結末を迎えた。
そもそも事件の幕引きがあそこまで収拾がつかなくなったのは、安倍晋三元首相の「遺言」である「キックバック」の廃止が、安倍派幹部を超えて自民党の至上命題になってしまったことである。タテマエ上では、政治資金パーティー券の販売ノルマを超えた収入が所属議員側にキックバックされていたことを、安倍氏がやめ
たけし映画の『首』は『戦メリ』の首を解体出来たのか?
お蔵入りになると思われていた映画『首』を観た。
確かにたけしによる大島渚(黒澤明も)へのリスペクトは感じたが、その裏には大島との距離も微かながら感じてしまう。”衆道”を題材の一つにしていることは『戦場のメリークリスマス』(83)や『御法度』(99)と同様だが、叛旗を翻しているようにも受け取れたからだ。前2作でのたけしは出演者の立場ながら、”衆道”というものから徹底して背を向けている。
それ
味方忍者と敵方忍者の扱いの違いとは?
関ヶ原の前哨戦で4万の大軍をわずか2千程で10日間以上持ち堪えていたという凄絶な伏見城の戦い、その直前での家康と忠臣である鳥居元忠との別れは繰り返し語り継がれている世にいう「伏見城の別れ」である。
TBSの『関ヶ原』(1981)では、森繁久弥と芦田伸介が、NHK大河ドラマ『葵 徳川三代』(2000)では津川雅彦と笹野高史が演じているが、これを超えるのは至難の技だ。
そこで思い付いたのだろう。
エイトは『サンデージャポン』でのレギュラーの座が惜しいとまでは思っていないだろう
『自民党の統一教会汚染2 山上徹也からの伝言』を上記と同じタイトルでAmazonにレビューを書きました。以下が本文になります。終盤で太字にしたのはnoteで加筆した部分です。
『自民党の統一教会汚染』第2弾の購入を決めたのは、比較的読み応えがあった『週刊ポスト』での対談が収録されていたからだ。
特に太田光との対談は期待通りだった反面、鈴木エイトに若干ではあるが太田への忖度を感じないわけでもな
自分の味方は自分です
古市憲寿の『正義の味方が苦手です』(新潮新書)を「芸風の失速」というタイトルでAmazonにレビューを書きました。以下が本文になります。書き出しで太字にしたのはnoteで加筆した部分です。
芸風の失速
「一体どっちの味方なんだ!」と幾度も言われたのだろう。
古市憲寿のような「誰の味方でもない」、というより「自分が自分の味方」である人間が論じると決まってこういうことになる。
論壇という言論