記事一覧
週刊ダイヤモンド誌連載コラム:piRNA
今週発売中の週刊ダイヤモンド誌(4/20号)に連載コラム掲載。今回は東京大学の塩見美喜子先生が内藤記念科学振興賞を受賞されたことを受けて、small RNAを取り上げました。
実は、現在、進めているプロジェクトが絡んでいるテーマだったので、勉強を兼ねて調べた次第。マクリントックのトランスポゾン(動く遺伝因子)、キッドウェルのPエレメントから塩見先生のpiRNAへと続く道。サイエンスを行うのは人。
大野総長お疲れ様でした
昨日(3月29日)、第22代東北大学総長、大野英男先生の総長退任式が片平の本部棟前で執り行われました。朝は暴風に加えて雨模様でしたが、午後4時からの退任式前までに雨は上がり、報道機関含め、学内外から多数の皆さんが参集して、賑やかなセレモニーとなりました。(画像はすべて、史料館の加藤先生よりご提供いただきました)
旧理学部化学棟として登録有形文化財でもある本部棟の玄関で、大野先生のご退任挨拶。20
東京大学附属図書館訪問
過日、念願叶って、東京大学附属図書館を訪問する機会を得ました。古くはアレクサンドリア図書館のように、大学という組織ができるよりも前から図書館は「知の府」として人類の文明に大きな役割を果たしており、情報の媒体が、粘土板から紙媒体、そして電子へと移る中で、図書館はとても重要だと考えています。
まずは坂井修一館長とオンラインで1時間半ほど、電子ジャーナル問題等を中心に意見交換させていただいた後に、図書
角野隼斗リサイタルツアー2024 KEYS サントリーホールにも行ってきた
今年の角野隼斗リサイタルツアーは、1月31日の仙台で始まり、各地を廻ってもはや終盤、昨日3月2日から東京はサントリーホールで4日連続の講演です。初日の仙台に続き、東京の初日にお友だちをお誘いして行ってきました。サムネイルはアンコールのきらきら星変奏曲を弾いているときのもの。
曲目はツアー全体で同じで、アンコールの最初の「ノクターン(夜明け)」も同じですが、きらきら星変奏曲が今回は変ロ短調でした。
福土先生の退職記念講演会&祝賀会
医学部主催の最終講義は2月16日(金)に開催されたのですが、2月23日に同門の方々が中心となって退職記念講演会と祝賀会が市内のホテル江陽で開催されました。
講演会では最終講義よりも少し長めだったのでゆったりと話され、折々に縁の画像も盛り込まれて和やかなもので何よりでした。100名ほどの祝賀会において、石井研究科長、吉本元総長に続いてのお祝辞を述べさせていただきましたので、その概要を記しておきます
角野隼斗ピアノリサイタルツアー2024KEYS@仙台に行ってきた
私の唯一の"推し活"である角野隼斗さんのコンサート、2024年もツアー最初が仙台の東京エレクトロンホール宮城で行われました。このツアーのテーマは"KEYS"で、鍵盤や調を意味すると同時に、聴きに来た方にとっての何かの"鍵"となれば、というメッセージ。以下、備忘録なので若干ネタバレとなりますので、これからのコンサーをと聴きに行かれる方は、聴いてから読まれることをお勧めします。(サムネイルはアンコール
もっとみる「NO LIMIT, YOUR LIFE」を観て欲しい:仙台はスタートの地
神経難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の当事者、武藤将胤(むとう まさたね)さんと周囲の方々のドキュメンタリー映画「NO LIMIT, YOUR LIFE」がようやく地元仙台のチネ・ラヴィータにて公開され、1月13日、14日と続けて観に行きました。13日には舞台挨拶も行われ、初めて武藤さんにお目にかかることができました。(サムネイルは東北大学病院・医学系研究科広報室にクレジットがあります)
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週刊ダイヤモンド誌連載コラム第429回で体外受精のリスクについて取り上げました
2015年から続けている週刊ダイヤモンド誌の連載コラム「大人のための最先端理科 生命科学」の今回の話題は「体外受精」。直近で発表された京都大学の篠原隆司先生の論文を取り上げています。
この論文はオープンアクセスですので、どなたでも読めます。Graphical Abstractを貼り付けておきますが、顕微授精だけでなく、体外受精(IVF)のみでも、子ども世代(F1)以降の健康に関してリスクがあるこ
父加齢エピジェネティクス三部作:精子マイクロRNAの巻
今年の春に学位を取得した大学院生の研究について、医学部4年生が頑張ってくれて無事に論文化されました。かなり待たされ、リバイスもあり……でしたが、ようやく世に出てほっとしました。医学部生にとっては、初めての共同筆頭著者論文となり、投稿から受理、プレスリリースまでの流れの経験にもなったと思います。
父加齢の問題は繰り返し主張しています。今回もオンライン記者会見を行いプレスリリースしました。すでにいく