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きょういくについて

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カーリングにみる、インクルーシブな世界

カーリングにみる、インクルーシブな世界

オリンピックもあっという間に終わってしまいましたね。
今回のオリンピックは陰の部分と陽の部分が見え隠れしてしまった部分もありましたが、随所に見どころ満載でした。

その中でも、最後の最後までもりあがったのが、カーリング。今回出場できたのが、女子チームだけだったのですが予選リーグから準決勝、決勝と手に汗握りながら一生懸命応援しました。

カーリングというと、長野オリンピックで男子のカーリングの試合を

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原点は「わが子の事実」

原点は「わが子の事実」

私が長らく離れていた教育の世界に戻ろうと思ったのは、子を育てる親として学校に通わせるようになってから。自分が学生として過ごしていた小中学生の時代と今とではだいぶ学校のなかの様子が変わってしまったと感じたからです。

私自身、特に中学時代は今でいうところの「いじめ」にあっていたこともあり、あまりいい思い出はなかったのですが、その中でも多少の居場所、自分だけの空間を見つけて、なんとか毎日学校に通えたの

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「登校拒否」と「不登校」

「登校拒否」と「不登校」

いま、「不登校」とか「隠れ不登校」とかいう言葉がよく出てきて、問題になっていますよね。それぞれの定義はまたの機会とすることとして、私の中で気になったのは「いつの間に不登校?」ということ。皆さんのお子様時代は既に「不登校」と呼んでいましたか?中には、私のように「あれ?私が中学の時って登校拒否っていってなかったっけ?」ていう方、いるのではないかと思います。

言い方が違うんだから、意味がちょっとでも違

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「夢みる小学校」上映会(2022.2.12)

「夢みる小学校」上映会(2022.2.12)

昨日、2月12日、UPLINK吉祥寺で「夢みる小学校」の上映会とミニトークショーが開催されました。

トークショーにはこの映画を制作したオオタ・ヴィン監督と、こちらの上映会を実現した立役者でもある公立小教諭の二川先生、同じく公立小教諭の庄子先生、元公立小教諭でHillock初等部校長の蓑手先生という豪華メンバーが参加しました。

「夢みる小学校」とは映画監督のオオタ・ヴィン氏による、南アルプス子ど

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あしたの寺子屋 キックオフイベント

あしたの寺子屋 キックオフイベント

トビタテ!留学JAPANプロジェクトディレクターの船橋氏をはじめ、様々な大物メンバーがボードメンバーとして名を連ねている「あしたの寺子屋」。
地域格差の解消、グローバル視点をもつ次世代の育成、落ちこぼれ・ふきこぼれのすくいあげ、人脈ネットワークの構築などを実践し、地方を中心とした1,000教室展開を目指し、一大ムーブメントを起こすべく、キックオフイベントが11/4に開催されました。
バラエティに富

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「寄り添う」と「認める」

「寄り添う」と「認める」

先日、所属しているTeacher’s Flagの1on1の様子をライブで見る機会がありました。

メンターとメンティーとの間で、「寄り添う」と「認める」というのは違うのでは、というやり取りをみていて、確かにそうだなと思いました。

では、「寄り添う」と「認める」、両者のどこが違うのでしょうか。
そして、人と向き合う上でどういうスタンスで対応していけばいいのでしょうか。
自分なりの考えをまとめておき

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「ティーチング」から「コーチング」の時代へ。その背景とは

「ティーチング」から「コーチング」の時代へ。その背景とは

ここ数年、再び真剣に「きょういく」と向き合うようになって改めて感じることがあります。

それは、これからの時代は「ティーチング」ではなく、「コーチング」を欲する時代になるであろう、ということです。

思いに至った背景を記しておきたいと思います。

戦後の人材不足。そしてもてはやされた「金の卵」遡ること、70年あまり。
敗戦国・ニッポンは、壊滅的な状況でした。
一番の働き手であり、これからの日本を背

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ヘッドファーストとフットファースト

ヘッドファーストとフットファースト

先日オンラインで参加していた、「21世紀を生きるこどもたちをどう育てるか」。
この中で、「いまの人たちはヘッドファーストの方が多い、ただしこれから未来を見据えていくにはフットファーストでいかないとたちゆかなくなる」というお話をうかがい、はっとしました。

実はGoogleで「ヘッドファースト」「フットファースト」を検索しても、ダイビングの動画ばかり出てくるので、専門用語としてこのような言葉は存在し

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大谷育美のモンテッソーリトーク!

大谷育美のモンテッソーリトーク!

「じぶん革命塾2020」でともに起業に関するエッセンスを学んでいる大谷育美さん。モンテッソーリ教育の英語幼稚園を福岡県北九州市で展開しています。
実は、私も2014年に再び東京に転居するまで14年ほど北九州市に住んでいました。その時は彼女とは知り合いではなかったのですが、今年はじめに訪れた萩合宿時に知り合いました。今回のセミナーで、以前私が毎日のように買い物に行っていたショッピングモール内でモンテ

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N高×ゼロ高×インフィニティ×公立高生対談イベント

N高×ゼロ高×インフィニティ×公立高生対談イベント

8/22(土)、skyprojectさんが主宰するトークイベントが開催されました。
現役の高校生の登壇、更に注目されている4校ということでとても楽しみにしていました。
特に、我が家には今年高校受験を控えている息子もいるので、候補にあがっている学校関係者の登壇ということもあり必要以上にソワソワしていました。

今回は、N高・くらくん、ゼロ高・さとねさん、インフィニティ高・しげくん、宮崎県立飯野高・よ

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いま、小中学校での通知表評価は「絶対評価」だってこと、あなたは知っていましたか?

いま、小中学校での通知表評価は「絶対評価」だってこと、あなたは知っていましたか?

母親となり、子どもたちが小学校に通うようになったころ抱いた違和感。
「私が受けてきた時よりも、全体的に評価甘め?」
それは、彼らが中学に通うようになってからも同じ。

そして「1」という評価が下されたら大抵の高校には入れない、という衝撃の情報をキャッチし、ますます違うと感じるようになりました。

いや、クラスに数人いるはずでは…
その子達は専門学校とか通信にみんな流れていくとか?
これはもしかして

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21世紀を生きる子供への大人のかかわりかたVol.4--イベントレポート

21世紀を生きる子供への大人のかかわりかたVol.4--イベントレポート

7/13(日)、Skyrocket Projectさん主催の教育トークショー「21世紀を生きる子供への大人のかかわりかた Vol.4」が開催されました。ゲストに武内隆明さん、谷口貴彦さん、若新雄純さんのお三方を招いてトークイベントが開催されました。
①正解のない時代の新しい生き方・学び方・働き方、②子供の可能性を引き出す大人のかかわり方、の2点を中心に話が展開していきました。

武内隆明
1984

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21世紀を生きる子供への大人のかかわりかたvol.2--イベントレポート

21世紀を生きる子供への大人のかかわりかたvol.2--イベントレポート

7/5(日)、Skyrocket Projectさん主催の教育トークショー「21世紀を生きる子供への大人のかかわりかた」が開催されました。
ゲストにインフィニティ国際学院の大谷真樹先生、トビタテ!留学JAPANプロジェクトディレクターの船橋力先生、ドルトン東京学園副校長の安居長敏先生をお招きし、日本の学校教育の現状と選択肢をもう少し広くしたこれからの教育の展望を考察しました。
今後の教育に大人はど

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これからの学校のありかた これからの教育のありかた

これからの学校のありかた これからの教育のありかた

2020.6.20、前週に続きとても面白そうなイベントがあったので参加しました。

6月1日に発売された「未来の学校のつくりかた」の著書、税所篤快さんをお招きしてのトークイベントでした。

この本はまだ読んでいないのですが(現在、Amazonで発注中)、タイトルに惹かれ、今回このイベントに参加しました。

これからは従来型の画一的な授業体系(先生が教壇にたち、一斉指導を行うスタイル)だけではなく、

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