他村モリ

「今日だけ詩人です」「短歌」「マイナス5キロ日記」 公園で、ホームで、バスで、道端で、…

他村モリ

「今日だけ詩人です」「短歌」「マイナス5キロ日記」 公園で、ホームで、バスで、道端で、たまたま拾ったノートを開いたみたいにみてください。ひとりでこっそりみてください。大切な人だけに教えてください。

記事一覧

そんな言葉にあなたの心と魂を傷つけさせてはいけない。

他村モリ
10日前
1

短歌集 嘆いても仕方ないね

本当のことを言ったら現実は何か変わってくれるのですか 今生の別を思うオリーブの実をちぎろうと前のめる刃に moon 何度目のジャンプの練習水たまり揺れて止まれぬ君…

他村モリ
2か月前
10

人に嫌われたくないってずっと思ってたけど違う私お父さんに嫌われたくなかったんや

他村モリ
3か月前

短歌集 左の頸動脈にあります

神様に会ったらどんな食べ物が好きですかって聞いてあげたい 静かだね春の光に祈られてあなたの吐息眠りたそうに 信じ合うことをやめない信じ抜くことを誓うよ私は強く …

他村モリ
3か月前
2

短歌 もったいないほどの花飾り

それ以上私に歩み寄らないで惨めな気持ちでもう散々よ 絶対に神は私の星空に足を踏み入れないと頑な これは道あなたは光私にはもったいないほどの花飾り 終わったら涙を…

他村モリ
3か月前
2

詩 未来など幸福なやつが語るものだ

食べたものを吐き出す 意味がないと思わない 溢れたわけではない 足りないとも思わない 満たされたいが あなたからではない ひとりでなければ ならなかった 今なら手を離せ…

他村モリ
4か月前
2

詩集 すべてが正しい

怖いのなら 目をつぶれ 生き延びられるなら すべてが正しい 天気がいい日には 外は出よう 体は動かずとも 太陽の光 浴びていたことを 忘れてしまっても 窓枠に切り取られ…

他村モリ
4か月前
1

岡本太郎の名言

他村モリ
5か月前
1

詩 私の感情は私にしか守れない

誰かのせいに しなければならないことがある 私の感情は 私にしか守れない そんなに辛かったか と泣かれた 辛かった そんなにひどいかと 言われた 逃げたかった 私だった…

他村モリ
5か月前
1

詩集 不幸と幸福の量

◎大切なものを失ってから その大きさに気づいたくせに 今あるものの大切さを 忘れてしまうのはなぜ 気づかない ふりをしていること 私を偽っている訳ではないが そんなは…

他村モリ
5か月前

詩集 貝拾い

数奇な人生 誰に愛されずとも 怖くはない 琥珀のジャスミンティー 泣きそうな 泣きそうだ 泣く前に 泣いた後  泣きたかった    ひな鳥 トーテムポール 作り方  …

他村モリ
5か月前
1

短歌集 いのちいのち

いつの間にこんなに弱い人間になったのだろう泣いてばかりだ 何もかも一生懸命やりました死ぬことだって頑張りました いのちいのちどうしてぼくは生きていてまだ生きなく…

他村モリ
5か月前
1

短歌

死にたいとあなたが思っているのならそんな世界が間違いなんだ 手探りで一歩一歩を確かめる闇を切り裂くナイフを持って この瞬間今この瞬間誰よりも私は悲しいに違いない…

他村モリ
5か月前
4

短歌 すみれの私

誰か僕を強く殺してくれないか抱きしめ涙を流す代わりに 大丈夫私は生きていくからねどんなあなたも忘れないから 悩んだら僕を殺していきなさいあなたのために咲いたすみ…

他村モリ
5か月前
2

あかんあかん最近自分に悪いおまじないかけてたわ。本にせなあかんとか、評価されなあかんとか、不服やとかそういうのちゃうやん。短歌、悩まんでも大丈夫大丈夫。勝手に増えて、ちゃんと育ってる。心配せんと。コンテストなんかコンテストやん。どこで勝負しようとしてん。それより他人に見せ。

他村モリ
5か月前
1

無目的的な爆発だぞ

他村モリ
5か月前

そんな言葉にあなたの心と魂を傷つけさせてはいけない。

短歌集 嘆いても仕方ないね

短歌集 嘆いても仕方ないね

本当のことを言ったら現実は何か変わってくれるのですか

今生の別を思うオリーブの実をちぎろうと前のめる刃に

moon

何度目のジャンプの練習水たまり揺れて止まれぬ君の幼さ

着実に首を締めあげる紐をあなたは噛みちぎろうとがんばる

なんとなく生きているのがつらくってなんだか靴も疲れてみえる

幸せに手をふる幸せそうにふる遅いよごめんでも待ってたよ

もうちょっと誰かのそばにいたいだけそれが君

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人に嫌われたくないってずっと思ってたけど違う私お父さんに嫌われたくなかったんや

短歌集 左の頸動脈にあります

短歌集 左の頸動脈にあります

神様に会ったらどんな食べ物が好きですかって聞いてあげたい

静かだね春の光に祈られてあなたの吐息眠りたそうに

信じ合うことをやめない信じ抜くことを誓うよ私は強く

窓が開く季節がここで混じり合うひとりぼっちじゃないと笑おう

できるだけ悲しむことがないように苦しいことが消えますように

言い聞かすそこがどんなに苦しくて辛いとしてもひとりよりいい

ナイアガラ逃げて走って擦りむいて涙と鼻でもうぐち

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短歌 もったいないほどの花飾り

短歌 もったいないほどの花飾り

それ以上私に歩み寄らないで惨めな気持ちでもう散々よ

絶対に神は私の星空に足を踏み入れないと頑な

これは道あなたは光私にはもったいないほどの花飾り

終わったら涙を拭い悲しみに気づかぬようにしている今も

泣かないで生きてきたので泣いている人が嫌いで許せないのだ

帰りたい家があるなら幸せだまだあの頃に帰りたかった

おおかたの人に嫌われているような気がしてならぬ自尊感情

不機嫌を他人にぶつけ

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詩 未来など幸福なやつが語るものだ

詩 未来など幸福なやつが語るものだ

食べたものを吐き出す
意味がないと思わない
溢れたわけではない
足りないとも思わない
満たされたいが
あなたからではない
ひとりでなければ
ならなかった
今なら手を離せる
過去は孤児(みなしご)
私たちは
どこにでも行くことができる

パステルピンク 
ゆっくりと

到達する
眼中
光速で

子供がかわいそうだ
簡単に言う
自殺未遂を見せつけておいて
夫婦仲の良さを拠り所にする
自分の不仲は置

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詩集 すべてが正しい

詩集 すべてが正しい

怖いのなら
目をつぶれ
生き延びられるなら
すべてが正しい

天気がいい日には
外は出よう
体は動かずとも
太陽の光
浴びていたことを
忘れてしまっても
窓枠に切り取られた
青空しか見えなくても
風が血肉を壊しても
外へ
外へ
恐怖や不安が
しがみついてきて
一歩も
足は動かせぬ
けれども
外へ外へ外へ外へ外へ外は
雨夜
私は見上げる星たちを

外へ
向かうなら
外だ
自分の内側は
それほど深くは

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詩 私の感情は私にしか守れない

詩 私の感情は私にしか守れない

誰かのせいに
しなければならないことがある
私の感情は
私にしか守れない

そんなに辛かったか
と泣かれた
辛かった
そんなにひどいかと
言われた
逃げたかった
私だったらとしか
想像はできない
限りある想像力で
痛みを再現することはできない
死ねばよかった
そうすれば少しくらい
痛みを感じてくれるだろう
死んで
人の人生を壊す選択を
選べない私を
大丈夫だと
人は言う
平気に見えますか
だとした

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詩集 不幸と幸福の量

詩集 不幸と幸福の量

◎大切なものを失ってから
その大きさに気づいたくせに
今あるものの大切さを
忘れてしまうのはなぜ

気づかない
ふりをしていること
私を偽っている訳ではないが
そんなはずはないと思う
敵意を持って相手を見ることには
勇気がいると書いてあった
否定されるのは私ではない

幸福と不幸の量は
みんな同じなんだよ
と言う人に
うなづいてしまった
そんな訳あるかと
言ってやりたかった
自分が経験した不幸より

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詩集 貝拾い

詩集 貝拾い

数奇な人生
誰に愛されずとも

怖くはない
琥珀のジャスミンティー

泣きそうな
泣きそうだ
泣く前に
泣いた後 
泣きたかった    ひな鳥

トーテムポール 作り方 
検索
人生を天秤にかけている
つまらない大人たち

空の色
こんなに冷たかったかな

私は誰にも捨てられない
私自身にさえも

なにひとつ失っていない
借りていただけのこと

涙を作る工場
明け方まで
稼働させないつもり

きり

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短歌集 いのちいのち

短歌集 いのちいのち

いつの間にこんなに弱い人間になったのだろう泣いてばかりだ

何もかも一生懸命やりました死ぬことだって頑張りました

いのちいのちどうしてぼくは生きていてまだ生きなくちゃいけないですか

Wiy do I live in such a world l said

絶対に自分が一番悲しいと泣いてる君の横で泣けない

悲しみがいつまで経っても終わらない命が続くどこまで命が

私たち自由になれば何をして

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短歌

短歌

死にたいとあなたが思っているのならそんな世界が間違いなんだ

手探りで一歩一歩を確かめる闇を切り裂くナイフを持って

この瞬間今この瞬間誰よりも私は悲しいに違いない

どうせまた居場所をなくす夢を見る だけど明日はその先だった

あなたから歩幅を合わせてもらったら恋はどれだけ幸せでしょう

胸ひらく 痛みはいつもここにある 愛して欲しかったと叫べない

ゆっくりと折れた翼をたたむとき誰かの顔を思い

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短歌 すみれの私

短歌 すみれの私

誰か僕を強く殺してくれないか抱きしめ涙を流す代わりに

大丈夫私は生きていくからねどんなあなたも忘れないから

悩んだら僕を殺していきなさいあなたのために咲いたすみれだ

心とは目には見えないものだけどたしかに触れる瞬間がある

月の影 最終列車の停まる音 ホームに立った君の脊椎

荒ぶった私の中を通るとき光を放つブラックホール

君はまた死んでみようとしているが今回ばかりはそうはさせない

死ん

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あかんあかん最近自分に悪いおまじないかけてたわ。本にせなあかんとか、評価されなあかんとか、不服やとかそういうのちゃうやん。短歌、悩まんでも大丈夫大丈夫。勝手に増えて、ちゃんと育ってる。心配せんと。コンテストなんかコンテストやん。どこで勝負しようとしてん。それより他人に見せ。

無目的的な爆発だぞ