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戯曲小説「ルイボスティー」

自分の書いたコントを小説にしました。

戯曲小説とでも言うのでしょうか。違ったらすいません。

「ルイボスティー」

というコントです。

一度コントを見てから読むのがおススメです。

『ルイボスティー』

僕の名前は渡辺。
今日は友達の町田に久々会うんだ。

最近の僕はあまり良いことが無くってちょっとナーバスだったから、良い気分転換だ。

町田が待っている喫茶店。
僕は地図を読むのが苦手で少し遅

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ぷよちゃんといっしょ 第1話

ぷよちゃんといっしょ 第1話



あるひ ぷよちゃんは おもいました。

「はたらきたくないなぁ」

そうです ぷよちゃんは はたらきたくありません。

ぷよちゃんは はたらきたくないので はたらきませんでした。

すると たくさんの おてがみが とどきました。

ぷよちゃんは つよくおもいました。

「おかねがほしい!こんなせいかつ もういやだ!」

ぷよちゃんは このきもちを うたにすることにしました。

あいほーんの が

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戯曲小説「好き好き大好き最高マジで」

自分の書いたコントを小説にしました。

戯曲小説とでも言うのでしょうか。違ったらすいません。

「好き好き大好き最高マジで」

というコントです。

一度コントを見てから読むのがおススメです。

『好き好き大好き最高マジで』

弥生。嗚呼弥生。お前は本当に美しい。

屋根裏は宇宙だ。

暗い暗いこの部屋で僕だけの為に美しく咲くその顔をもっと見せておくれ。

嗚呼、また見惚れてしまった、弥生が美しい

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創作孤独のグルメ 世田谷区羽根木のグリーンカレーソバと手作り餃子

創作孤独のグルメ 世田谷区羽根木のグリーンカレーソバと手作り餃子

ー東京都世田谷区羽根木ー

井之頭五郎(新代田駅、初めて降りたなぁ。目の前は環七。下北沢から一駅ってだけで全然雰囲気が違う)

自転車に乗ったおばさん「すいません」

五「はい?」

おば「通りたいんですけど…」

五「え?あ、ああ、すいません…!(俺としたことが、気を付けないと)」

オープニング
ー時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たすとき、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。
誰にも

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日本村上春樹昔話 「一休さん」

日本村上春樹昔話 「一休さん」

そもそも僕が一休について全てを語る事など出来ないし、
あるいはそんなこと世界中の誰も望んでいないかもしれない。

「あなたにはそれを語る必要があるの」

彼女はそう言うと目の前にあるウイスキーを飲み干した。
カランと氷の音がーそれは不自然なくらいー大きく響いたような気がした。

「そういうものかね」

僕はジョン・コルトレーンの「ノット・イエット」の最初のピアノの伴奏の部分の事を考えていた。
店内

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