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ジュニアアスリートの子供と親の適切な関わり方

お疲れ様です。

今回はタイトル通り「ジュニアアスリートの子供と親の適切な関わり方」について書いていきたいと思います。

競技者としての成長には親子関係もかなり重要と考えていて、これがうまく行っていないと競技成績も向上していかないと思います。

色々な情報が入ってきたり、ネット上でもそういった事例を勉強のために見たりしますが、選手の親が間違えた方向にエネルギーを注ぎすぎて、かえってダメになっていくパターンも見られます。
統計的な数字や科学的な根拠は出せないと思いますが、私なりに5つにまとめてみましたので、完璧とは言い切れませんが参考にしていただければ幸いです。



①競技結果に関して悪い結果を出しても暴言を吐いたり、侮辱したりしない


競技結果に関して厳しい言葉をかけたり、体罰などをしてしまうと、失敗してはいけないなどの余計な緊張と恐怖を生むことになり、筋肉が硬直し動きが悪くなります。
競技結果が悪くて怒られすぎると、好きだったはずのスポーツが嫌いになってしまい、ただ苦しいだけになってしまいます。
ひどいとうつ状態になり日常生活すらままならなくなります。
ではどうしたらいい影響を与えることが出来るのかというといい結果には「褒めること」悪い結果になった場合は「上手くいかなかった原因を一緒に考える」ことが重要だと思います。
悪い結果の時に文句を言いたくなっても文句は言わないように我慢しましょう。
上手くいかなかった原因がわかって、子供自身が自ら前をむいて頑張ろうとなったときは大きく競技成績を向上させるチャンスです。
子供自身が自分から競技に向き合っていく、取り組んでいけるようにサポートしていくのが好成績に結びついていきます。


②過度なプレッシャーを与えない

①と内容が少しかぶるかもしれませんが、過度に言葉などでプレッシャーをかけると悪い結果につながります。
「身代わりアスリート」という言葉がありますが、これは保護者やコーチなどが、自分自身の果たせなかった夢を子に託されている(押し付けること)を意味しています。
子供が進んで親が成し遂げられなかった事を、達成したいと自主的に物事に取り組み、親もあれこれ言わずにサポート出来ていれば問題にはなりませんが、子供が親の目を気にしてあれもこれもやらなきゃ、失敗したらどうしようとなってしまったら、かえって失敗を恐れて動きが悪くなってしまいます。
失敗して当然ぐらいのつもりで見守っていきましょう。
私自身も基本的には積極的に前の方でレースを進めて、中盤や後半ついていけないというレース内容ならOKという風に言っています。
前の方でレースを進めて中盤後半ついていけないとなると、どんなペースで走ればついていけるようになるか、勝負出来るようになるかと考えるようになります。
それに速いペースを経験すると、その速いペースに耐えられるように筋肉を作れと脳に命令して耐えられる筋力が作られるようになります。
※もちろん栄養と休息をしっかりとらないと筋力はつきません
なのでそういう失敗をしても得るものは沢山あります。
積極的な姿勢が成長につながりますので、余計なプレッシャーを与えないように前向きな言葉をかけてあげてください。


③家を居心地の悪い場所にしない

これもとても重要で競技に関係ない部分でも、家族間、親子間の雰囲気がいつも悪いと子供は子供なりに気を使ってしまいます。
当然外の世界にいると気を使って行動しないといけないと思うので、家でもその状況だと気を休められる場所が無くなり、常に緊張を強いられてしまいます。
緊張を強いられると常に交感神経が優位になるので、寝つきが悪くなったり、最悪の場合自律神経が乱れ、うつ状態や様々な身体の不調が出てくる場合もありますので、家では副交感神経が優位になるような「リラックスできる空間」を作れるように意識してください。
リラックスできる空間を作ることが出来ればパフォーマンスも大きく向上します。

④過保護になりすぎない

③ではリラックスできる空間を作ることが大切とは書きましたが、かと言って過保護になってはいけません。
もちろん理不尽に怒り過ぎるのはいけませんが、だれがどう見ても(客観的に見ても)まずいこと、悪いことをしたら「叱る」ことは必要です。
どう考えても悪いことまで許してしまうと、何をやってもいいんだと思い、まずい行動をしてしまう可能性があるので、最低限の礼儀や協調性を身に着ける教育はしっかりしていきましょう。
最低限の礼儀と協調性を身につけておかないとチーム内で浮いてしまう可能性もあります。
あとは、練習や試合で使う道具等は親が全て用意してやるのではなく、子供が自分で用意させるようにしてください。
もし子供1人で用意させるのが難しい場合は、一緒に準備してあげましょう。
試合はユニフォームとシューズとアスリートビブス(ゼッケン)があれば最悪試合には出場できますが、いい状態で試合に出場するにはこの3つだけでは足りません。
水分も必要だし、汗をかいたTシャツやズボンや靴下などを放置すると体が冷えるので当然着替えやタオルは必要ですし、場合によっては軽食も必要になるかもしれません。
このように道具を準備するだけでも、いい状態で試合に出場するには何が必要なのかを考える必要があります。
全て親が道具を用意してしまうと子供の「考える力」と「自主的に動く力」が育たなくなってしまいます。
たかが道具の準備ごときでと思うかもしれませんが、自分で必要なもの考えて道具を用意することで「考える力」と「自主的に動く力」が育つので、自身を成長させるにはどうすればいいか考え、そしてどう動いていくのか自主的に行動するようになっていきます。
考える力が身につけば自身でこれはわからないと思ったことは、わかる人に質問できるようになると思います。
わからない事がわかるようになれば自分でさらに自主的に動けるようになると思います。
たかが道具の準備と思うかもしれませんが、こうして大きな成長につながる可能性を秘めているのです。


⑤話は聞いてあげる(聴き手に回る事も忘れない)

すこし④と内容がかぶる部分もありますが、話を聞いてあげるのも非常に大切です。
話も聞かず子供の為と思って、なんでも先回りしてやってあげてしまうとただ親の敷いたレールを走るだけになってしまうので、④で説明した通り「考える力」と「自主的に動く力」が育たなくなります。

良く聞くのは子供の話を聞かずに一方的に全て親の考えを押し付ける事です。
もちろん親の考えを伝えることは必要だと思いますが、考えを伝えたら子供の考えも聞いてみましょう。
よくある例としては「子供の進路」についてだと思います。
分かりやすく書くために部活単体のみの話を書きますが、例えば子供が県で1番強い学校に行きたいという考えを持っていて、親としては学校が県で1番強いチームだと公式試合(総体や高校駅伝)に出れない事を危惧してランクの下げた高校に行ってほしいという考えを持っていて考えが違うパターンがあると思います。
もちろん話し合って双方が納得した上で進路選択が出来ていればいいのですが、親の一方的な押し付けで進路が決まってしまうと子供はとても嫌な気分になりますし、それでうまく行かなければ子供は一生親を怨むことになるかもしれません。
もちろん親は子供の事を思っての考えだと思いますが、進路の話だけではなく子供の話も聞いて最適な選択が出来ればよりいい状況になると思います。

あまり喋らない子供に関しては逆に「今日はどんな練習をしたの?」とか些細なことでもいいので、言葉を引き出すようにしてください。
言葉を引き出す意識をすれば、子供側から考えを言ってくれるようになると思いますし、頭の中で考えるのも、もちろんいいことですが考えやその日の振り返りを口で発言することでより脳が活性化され、よりその日覚えたことの理解力が上がるのでぜひ試してみてください。


最後に

以上5点まとめてみました。
あくまで専門家ではないのでこれが絶対正しいとは言い切れませんが、私自身考えをまとめてみて参考になった部分もありました。
最初に「親が間違えた方向にエネルギーを注ぎすぎて」と書きましたが、子供に対してエネルギーを注ぐこと自体、非常に体力と時間を使うとても大変なことだと思います。
子供にエネルギーを注ぐということは、いい結果を出して欲しいという強い思いがあるからだと思うので、少しでもまずい点を改善していけば子供に対していいサポートが出来、子供の良い結果に結びつくと思います。
ぜひ試してみてください。









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