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クラムボンを聞きながら
低音が、いい感じにながれてくる。
音楽とか、音には詳しくないけれど最近我が家に仲間入りしたスマートスピーカーで聞くクラムボンは、なかなかいい。プレイリストで「シカゴ」が流れてきたりなんかすると、まだ朝なのにちょっと飲みたくなってしまう。
ここは自宅のリビング。現在時刻は11時。平日の午前中からこんな優雅にBGMをかけてなにをやっているかと言えば、わたしは紫蘇ジュースをつくっている。
自粛期間
それはアンカーみたいな気持ちだったんだ
「気持ちをこめて、楽しんで、大きな声でね!」満面の笑顔で6歳の長女が私の手をぎゅっと握る。「わかった!がんばってくるね!」とこれじゃあどちらが親かわからない……そんな会話を交わしたのは水曜日の夜。
仕事で大事な海外プレゼンが入って、時差の関係でどうしても夕食の時間にかかってしまうのでどうしようかと夫に相談したら、子供たちを連れて外で夕食を済ませてくるとナイスレスポンス。玄関先でエールを交換して
本と珈琲とチーズケーキ
この組み合わせが大好きだ。といっても仕事に育児に慌ただしい毎日ではなかなか3つをいっぺんに堪能できる機会なんて訪れないのだけれど。
先週は夫がやや体調不良で週末に予定していたスキー旅行はキャンセル。保育園の送迎に子どもたちの習い事に、といつも以上にタスクが多かったから疲れていたのか、いつもは自然と目が覚める土曜日の朝も朝寝坊してしまった。ま、いいいか、こんな日もある。疲れている時は無理しない
プレゼンはおもてなし?茶道を振り返っておもったこと
2月のはじめ、友人と一緒に「茶道」について学ぶ時間を企画させてもらいました。
高校時代の茶道部にはじまり(お抹茶もお菓子もでない型だけの部活で寂しかった…)社会人になってから友人に誘われてお稽古をあらためてスタート、休み休み10年以上は続けている習い事ですがまだまだ知らないことばかり。この機会にあらためて振り返る機会をいただき、自分自身も気づきが多かったので忘れないようにまとめておきたいと思い
可愛いおばあちゃんになりたい
あらあら、どうしたの?
立ち止まって声をかけてくれたのは、見ず知らずのおばあちゃんだった。いつの間にか現れて、ゆっくりゆっくり去っていったあのひと。
よくある光景だった。休日の昼下がり、公園からの帰りにどちらがママと手をつなぐか、、なんて些細なことでケンカをはじめた長女と次女。普段なら至極光栄だわ〜なんて微笑ましく見ているところ、流石に30分もあーだこーだと揉めている様子にこちらもげんなり。
他の誰かになりたいのではなくて、わたしは『わたし』になりたかったんだ
あの人たちが、まぶしかった。あんな風になれたらと思って一歩を踏み出した。そしてわかった。ほかの誰かになりたいのではなくて、わたしは『わたし』になりたかったんだ。
このnoteは2020年11月〜2021年2月まで「本質を学ぶ世界で初めての学校」EMS(エッセンシャル・マネジメント・スクール)を受講し修了レポートの形でまとめた内容を加筆修正したものです。個人的な学びのキロク、です。
#EMSに
まいにちがとくべつ。
「あしたは最後のお庭遊びなんだよ」
「あしたは下のクラスの先生と特別に遊ぶの」
卒園まで残り1週間。保育園からの帰り道、いつもは大きな声で歌を歌いながら帰る長女が、最近はなんだか饒舌だ。
保育園の年長クラスでは週のはじまりの月曜日に1週間の予定をみんなで確認するのだけれど、どうやらみんなと過ごすのもあと少しらしい、、とようやく気づいた様子。担任の先生も最後の期間はいつも以上に丁寧に「この日で
ピカピカ、なんである。
台所のシンク、洗面所の水栓、階段のすみっこ。母が我が家に遊びに来てくれる日、ふと気がつくとピカピカになっているのである、いろんなところが。
未就学児2人の育児と仕事で平日がどたばた、ということを言い訳にして普段の掃除はザ・適当。ルンバは小さいおもちゃをのみこんでしまいそうだから使えず、マキタの掃除機とブラーバ(床拭きロボット)の力を借りてなんとか「清潔」は保っているけれど細かいところまではとても
手書きの文字がつなぐもの
手紙を書いたのだ、たった便箋2枚の。私にはそれしか手段がなかった。
5月のこと。ニュースは突然だった。親しい友人から入ったLINEで思い出深いレストランが閉店することを知った。人気の街で30年以上続く、近年では「予約の取れないレストラン」なんて言われることもある人気店だ。それが今回の非常事態宣言を受けキャンセルが続き、店の存続に「恐怖を覚えた」というオーナーのコメントが生々しい。自宅を改装したレ
戻れるならただ抱きしめてあげたい、とその人は言った。
もし、20年前に戻れるなら。
職場で同じチームのNさんと火曜日の社食限定のプリンを食べながら話していたんだった。その日は大好きな彼女の卒業の日で、寂しさを感じながら、それでも新しいスタートをきろうとするNさんの表情はとても明るくて。こちらも新鮮な気持ちになってあれこれと話をしていたら時計の針は思わぬスピードで進み、慌ててコーヒーの残りを飲み干して席をたとうとしたとき。ふと、Nさんが呟いた。
も
ごめんなさいのカキ氷
「はやくしまってよ!パソコン!!」
ムスメの語気が荒い。はっとして振り向くと、その瞳には涙があふれ今にもこぼれ落ちそうになっている。しまった、またやってしまった。反省するのはいつも少しだけ手遅れで、うわーんと泣き出してしまったムスメをなだめにやってきた夫の、責めるような視線が痛い。
日曜日の昼下がり。ちょっとだけ、そうほんのちょっとだけ確認したいことがあって会社のパソコンを開いてしまったのだっ
#読書のキロク 『子どもたちの階級闘争〜ブロークン・ブリテンの無料託児所から』
UKの貧困地区にある慈善センターの託児所での体験を通して社会の分断を見つめた本。ブレイディみかこさんの飾らない、まっすぐな言葉でリアルなロンドンが描かれる。その目線はとてもフェアだ。
裕福な子どもと貧しい子どもたちの分断は、まったく触れ合うこともない、いわばパラレルワールド。子どもはじぶんが置かれた状況に時にあらがい、泣き、暴れ、あきらめ、最後には淡々と受け入れる。まだ小さな子どもたちが全身で環