マガジンのカバー画像

心の中の声を紡ぐエッセイ

13
心葉(こころば)とは、内なる心の言葉| 自分の心の声を素直に綴っています
運営しているクリエイター

記事一覧

大人の眼鏡デビュー

大人の眼鏡デビュー

私は、人生折り返し地点のいわゆる”いい大人”だ。そんな大人の眼鏡にしては、すぐに汚れる。

そもそも視力が良くて、子どもの頃から1.5をキープし続けていた。
IT業界に就職して、パソコンで目を酷使するようになった時も私の視力は、奇跡的にも1.2を保っていた。
今もそれをキープしており、裸眼で生活できている。
それを話すとみなさん「すごい!」と褒めてくれる。
私の周りでは眼鏡かコンタクトをしている人

もっとみる
自分のための時間

自分のための時間

最近、友達の間で交わされる「自分のための時間」の話。

先日、同じ年の女友達と会った。
「最近何かやってる?」と聞いてみた。

同世代のママ友との会話は、どうしても8割が子どもの話になる。
子どもが幼稚園からの付き合いだが、高校の進学先は違っているので各学校の状況や子どもの最近の話など情報交換し合うのがお決まりだ。

それと違って彼女と会う時に出てくる話は、自分のことが多い。
子供はおらず夫婦二人

もっとみる

失敗の経験を買う 

ネットで何か物を買う時、「調べる」ことをしてから買いますか?
商品の仕様や特徴、値段を調べて買うことは多くの人がしていると思うけれど、購入者の口コミは、どの程度参考にしますか?

夫は、とりあえず買ってみる派だ。
理由は、買って使ってみないと分からないから。
口コミは関係なく(参考程度には見ている様子)使うのは自分だから、と。

かたや私はというと、入念な下調べをしてから買う派。
どうしてかと言わ

もっとみる
自然と繋がるクレイ

自然と繋がるクレイ

私がクレイに関心を持ったのは、MICHICOさんとの出会いから。

MICHICOさんは音声配信 stanf.fmで出会った方だ。出会うと言っても声だけの繋がりで、お会いしたことはまだ無い。

「クレイ」は言葉として聞いたことがあり、エステで使用する泥パックのイメージをぼんやりと持っていた。それをホームケアとして自分で使うという考えは、今まで知らなかった。

クレイは、私にとって身近では無かったの

もっとみる
自分のソウルとは

自分のソウルとは

先日、動画配信サービスのDisney+で、『ソウルフル・ワールド』という映画を観た。

2020年公開の映画で、監督はピート・ドクター。『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)と『インサイド・ヘッド』(2015)でアカデミー賞長編アニメーションを受賞している。どちらの映画も観ているので、予告を観ながらもきっと観終わった後に、何かを残してくれる作品の予感がした。

この映画を観たいと言い出したのは、

もっとみる
自分の「#(ハッシュダグ)」を探す!

自分の「#(ハッシュダグ)」を探す!

いつもと違った情報交換と言う名のおしゃべり
お友達とランチに行った日、いつも話す内容と違う話の流れになった。

いつもは誰かしらの最近聞いてほしいトッピクスから話が広がっていき、
子どもの話、夫の話、ちょっとした愚痴や友達から聞いた話などなど。

高校生の子どもを持つママ友との最近の話題は、子どもの進路や勉強についての話が結構な割り合いを占めている。
それが、いつもの流れ。

ところが、その日は少

もっとみる
短歌にふれる

短歌にふれる

先日、角川武蔵野ミュージアムに行って来た。

そこで、俵万智展が開催されていて、久しぶりに短歌にふれた。

私にとって短歌を身近に感じたきっかけとなったのが、俵万智さんデビュー作『サラダ記念日』だった。

当時、同じように感じた人も多かったのではないだろうか?

今年、短歌界の最高賞迢空賞(ちょうくうしょう)を受賞したことを記念して、ミュージアム内のギャラリーにて開催されている。

最高賞迢空賞、

もっとみる
空を見上げて

空を見上げて

空を見上げるのが、毎日の日課だ。

朝は、洗濯物が乾くかな?とお天気のチェックを兼ねて、空を見あげる。

夕方、夜になる少し前
きれいな絵の具色に染まる「夕暮れ時」が好き。

一瞬、一瞬で変わっていく雲や、空の色。

マンションに住んで、16年。

住み始めた時は、ベランダから下を見下ろすと
足がすくんだ。

地に足がついていない感じが怖さを増した。

いつの間にか下を見ることが減り、
上を見るよ

もっとみる
もしも叶うなら、海の世界をもう一度

もしも叶うなら、海の世界をもう一度

20代の頃、海外旅行に行くのが趣味で、旅行先で体験ダイビングのツアーに参加した時のことだ。

そこは、ニューカレドニアにある小さい離島のイル・デ・パン島。

真っ青な海に白い砂浜。
私の記憶で一番きれいな海だ。

先に言うと、私は泳ぎが得意ではない。
泳げるか泳げないかで分けるとしたら、泳げない方に手をあげる。

平泳ぎだけは何とか25メートル泳げるが、クロールは息継ぎが未だにうまくできず、息継ぎ

もっとみる
秋キャンプ

秋キャンプ

____________________

お金を払ってわざわざ野宿する意味が分からない

キャンプに全く興味が無かった夫を2年かけて説得し、キャンプへ誘い出したのは今から7年前のことだ。

夏休みにママ友たちと4家族、総勢13人でグループキャンプ、いわゆるグルキャンデビューを果たした。

コストコで急遽、キャンプ場のレンタル代より安かったコールマンのテントを購入して参加した。

キャンプ慣れして

もっとみる
誕生日

誕生日

____________________

娘が字を読めるようになった頃から、うちの習慣となっていることがある。

「誕生日にはカードを贈る」

誕生日カードは1枚。

3人家族なので、半分ずつ贈る相手にメッセージを書く。

同じ屋根の下で暮らしている、毎日顔を見ている間柄だが、この時ばかりは改まってゆっくりと贈る言葉を探す。

喧嘩もする。

怒る時もある。

不機嫌になる時もある。

ひどい言

もっとみる

物への執着|フリマアプリで売れた後

フリマアプリでブランドのバッグが売れた。

出品した時は、もう使わない、これからだって出番は少ないと思って出品したはずだ。

出品前に同じバッグを検索し、価格相場を調べた。

安さに驚きつつ、それより少し値段を付けて出品した。

売れないから値段を一度下げたことも、記憶にある。

そのバッグが数カ月ぶりに突然、購入された。

突然のお知らせ。

値下げ無しで即購入。(もちろん構わない)

そのバッ

もっとみる
専業主婦16年|心の変化

専業主婦16年|心の変化

最近、ひとつ年を重ねた。

いつからか「重ねる」というフレーズを使い始めた。

年齢は単なる数字、とカッコよく言い放ちたい気持ちはある。

気持ち、だけはある。

でも実際は、カウントされていく数字、折り返しという言葉に近づき、ため息がでるのが本音だ。

私は、妊娠7か月まで仕事をしていた。

短大卒業後、20歳で就職して、一度も転職せずに同じ会社に勤務していた。

それほどまでに居心地が良い会社

もっとみる