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ドーパミン活用法~脳は"かもしれない"に興奮する~
脳っていうのは不思議なもので「かもしれない」という状況にどうやら異常なほど強く反応するらしい。たとえば、美味しい料理にありつけるかもしれない、一生懸命に努力すれば認められるかもしれない、目の前の異性とどうにかなっちゃうかもしれない……そんな期待だけで、僕たちを激しく行動に駆り立てる。それは見方を変えれば、生きるのがやっとだった人類の長い歴史の中で何とかして生き抜くための生物学的能力ともいえる。
あなたの人生を左右する!5匹のチンパンジー説
ある日の午後、僕はふとしたことから「5匹のチンパンジー説」というものを知った。周囲にいる5匹のチンパンジーを見れば、そのチンパンジーの行動パターンが予測できるというものだ。不思議なことに、この理論は我々人間の世界にも当てはまるらしい。たとえば、人は自分が交流する周りの人々の年収の平均を、自らのものとして引き寄せてしまうのだ。
僕は読んでいた本をパタッと閉じた。そして、窓の外を見た。目の前は公園で
菜根譚でひもとく幸福の定義
世界の片隅から端々まで、人々が一生懸命に追い求めるものがある。それは、多分、幸せだ。料理人も、政治家も、アーティストも、犯罪者でさえも、自分なりの幸せを描いている。
僕はずっと、人を知ることの大切さを直感的に感じていた。それは「人を知る」ということにちょっと苦手意識を持っていたからかもしれない。若い頃の自分は、ちょっと自意識過剰だったと思う。何をやっても大抵のことはうまくいった。いや、うまくいく
信頼が全て!売り込まずに売れる高確率セールス
それは、16年前の秋のことだった。空は高く、木々は色づき始めていた。その光景を覚えているのは、神田昌典氏監修の『売りこまなくても売れる!説得いらずの高確率セールス』という本を読んだからだ。セールスに関する本なのに、ページをめくる手は忘れかけていた夢を思い出すように、止まらなかった。そしてふと、恍惚感に似たひらめきを得て、天を仰いだのだ。だから、季節が秋口であることを今でも覚えている。
その本は、
めんどくさい感情のトリセツ、脳の怠慢を管理する3つの手法
「これ、めんどくさいな」
と思う瞬間は、暑さで溶けかけたアイスクリームのように、ふとした時にやってくる。そんな僕たちの感覚は、実は脳の瞬時の判断から来るものらしい。最新の研究で、なぜ僕たちの脳は「めんどくさい」と感じるのか、その理由がわかってきた。
僕はマーケティングに関心が強い。それを仕事にしてもいる。マーケティングの世界では、顧客の行動を促す「心理」が鍵だ。答えは顧客心理の中にしかないと考え
元日本ハムファイターズ谷内選手のリスクマネジメント
北海道日本ハムファイターズに在籍した谷内亮太選手をご存じだろうか。おそらく日ハムファン&ヤクルトスワローズファン以外は「???」かもしれない。彼は決して、プロ野球界において目立つタイプではない。光り輝くスター選手の背後で、静かに、しかし確実に自分の価値を示している。2021年の夏、彼はプロ9年目を迎えた。出場試合数は300を超えるが、その名がスターティングメンバーとして呼ばれることはほとんどない。
もっとみる人生逆転の秘訣!トイレ掃除作戦
かつて、崖っぷちの人生を送っていた。一歩踏み外せば、文字通り自己破産。気づけばそんな状態だった。もう10年も前の話だ。その時期、僕の耳には社長からの厳しい言葉が絶えず響いていた。「お前は凡人以下の能力しかない」「努力は認めるが、ポイントを外しているから成功できない」「人間性が軽すぎる。判断が浅い。小学生レベルだ」と。
これが僕の日常だった。当時の年収はどれだけ頑張っても420万円がやっとで、借金
思い込み脱却!FACTFULNESSで学ぶ世界の事実
春が来た。どこからともなく、空気が一変する。季節の変わり目にはいつも、ふとした瞬間に世界の秩序が変わるような、そんな錯覚に陥る。それは、ある種の覚醒かもしれない。この世界の本質を見抜くための、小さなヒントが、春の訪れとともに、ひそかに差し出されるのだ。
2019年に創刊された『FACTFULNESS』という本がある。この本は、世界をどう見るか、その視点を根本から変える力を持っている。人間は思い込
ウォーキング・デッドに学ぶ、読者を掴むシナリオ構成術
『ウォーキング・デッド』というゾンビドラマにドはまりした。仕事は山積みだが、別にすぐに仕上げなくてはいけないわけではない。いささかの罪悪感を感じながら一気見した。
2010年の放送開始から、2023年のシーズン11で幕を閉じるまでの長きにわたり、多くの視聴者を虜にしたこのドラマ。スピンオフ作品の公開が2024年以降も予定されており、まだまだこの物語から目が離せない。
部屋に籠もり、音が漏れぬよ
成功者たちの習慣の極意
成功というやつは、一体全体どこに隠れているのか。多分、あの古い喫茶店の一番奥にあるボロボロのジュークボックスの中に潜んでいるんじゃないかと、ふと思うことがある。そう、あそこにはビル・エヴァンスが弾く「Waltz for Debby」が入っていて、コインを入れるたびに、何か大切なものを見つけ出せそうな気がするのだ。でも、もしかするともっと身近なところにあるのかもしれない。例えば、一日の終わりにソファ
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