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未来を見据えて徒然なるままに

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脈略なく 思いつくままに 書き綴ります。なんとなく疲れた時に それでも読み物を求める時に 是非読んでみてください。
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Sequoiaの変貌の必然:スタートアップは長期的な社会価値創造のインフラへ

Sequoiaの変貌の必然:スタートアップは長期的な社会価値創造のインフラへ

TAKA(@Murakami_Japan)です。実はNewspicksの新サービス"Topics"の初代オーナーに任命されました。そしてこれが第一回の投稿です。これから時事ネタ、国内外のスタートアップ、大企業、M&Aや資金調達、IPOなど、雑食なテーマをファイナンスやガバナンス 、サステナビリティといった観点で切り取っていきたいと思います。是非、noteと合わせてフォロー宜しくお願いします。

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ジェンダー平等は最もリターンの高い投資、もっと投資しよう

ジェンダー平等は最もリターンの高い投資、もっと投資しよう

本日3月8日は国際女性デーです。ここ最近、SNS上でもこのテーマについて様々な関心が寄せられ、社会の意識が上がっていることは素晴らしいことだと思います。

SDGsの17の目標の一つとして挙げられているいますが、それはジェンダー平等が実現できない実態がそれだけ多くの女性に影響を与えていることの裏返しでもあります。

今日はジェンダー平等の重要性やリターンの大きさについて書いてみたいと思います。

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ユニコーンはなぜユニコーンなのか〜出生数減少から考える

ユニコーンはなぜユニコーンなのか〜出生数減少から考える

ユニコーンの出生数が減少傾向にある。人口減少社会である日本のようにユニコーンの出生数が減少しているというのである。2020年まではユニコーンは四半期ごとに30社ずつ生み出されてきていました。それが2021年から1年半、まさにこの期間がバブルだと言われる期間ですが、120件を超える実に4倍以上のペースでユニコーンが生み出されていました。まさにスタートアップのベビーブームさながらである。

それが、2

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旨いラーメンを食べ続けるために〜ラーメン屋に見る日本のマクロ経済〜

旨いラーメンを食べ続けるために〜ラーメン屋に見る日本のマクロ経済〜

カバー画像は私のお気に入りのラーメン屋のラーメンの写真です。頻繁に通っているので、ちょっとした違いも気がついてしまいます。二杯のラーメン、実は全く同じラーメンになります。あまりに変わってしまったので、以前撮影した写真を探し出して見比べたものになりますが、皆様違いがわかりますか?

左は9ヶ月前に撮影したものです。ラーメン一杯980円。写真は大盛りなのですが、当時は大盛り無料でした。

右は直近撮影

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企業報酬から見る「異次元の少子化対策」

企業報酬から見る「異次元の少子化対策」

「異次元の少子化対策」が架橋である。先日も下記ニュースでもピックが多くされているが、少子化対策に向けた国民の期待値も相当高いのだと思います。「異次元とは」どういうものかを考えるにあたって、ほんの少しだけ書いてみたいと思います。

今回、児童手当の所得制限が撤廃される方針とのことが報道されました。昨年末に1200万円以上の年収があれば児童手当がなくなる、という「改悪」が実施されたばかりでした。

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日本復活へ、産業政策の羅針盤

日本復活へ、産業政策の羅針盤

今回は、マクロ視点のお話について書いてみたいと思います。とはいえ、極めてミクロ観点に基づいたお話しになります。マクロと言っても、結局はミクロの集合体ですので、一つ一つのミクロでのビジネス、産業が目指すべき方向に変革していかないと、日本の産業政策、日本の経済政策として、良い方向に向かったということはなし得ないでしょう。

まず、現状の課題から始めてみたいと思います。よくメディアが報道するのは「失われ

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なぜ国営企業は悪で民営化が正義なのか?サステナブル&イノベーション時代に考える国の関わり方

なぜ国営企業は悪で民営化が正義なのか?サステナブル&イノベーション時代に考える国の関わり方

今、世間では環境問題を含むSDGs、持続可能性や資本主義について活発な議論が交わされるようになっている。そこでの大きなテーマは、資本主義を前提とした社会システムでは、地球や社会、そして人類は未来永劫にこの状況を維持することはできない。すなわち、我々が今、当たり前のように享受している今のインフラ、環境、そして幸せは持続可能ではないという危機感からくる、現状システムのアップデートの必要性が論点になって

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2022年、グロース市場とプライム市場を眺めてみる

2022年、グロース市場とプライム市場を眺めてみる

近頃、「日本と米国の差はGAFAMが生み出された否かである」という分析がSNSで拡散されている。象徴的なお話なので、これはこれで良いのですが、あらためて日本の株式市場についてみてみたいと思います。ちょうど、2022年4月の東証の市場区分の再編成があり、一部二部等からプライム、スタンダート、グロースに変更になりました。どういう景色なのかおさらいしておきましょう。

日本の上場時価総額の推移下記の図を

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宇宙サービス時代の幕開け、ディープテックの未来、そして私

宇宙サービス時代の幕開け、ディープテックの未来、そして私

TAKA(@Murakami_Japan)です。11月25日に私自身もかなり時間をかけてきた取り組みが一つ発表することができました。宇宙関連企業、軌道上サービスを手掛けるアストロスケールへの大型出資です。シリーズFラウンドで約124億円を調達し、我々がリード投資家を務めることとなりました。私個人としても色々と感慨深いものがあり、かつ日本や社会にとっても大きなインパクトをもたらす、そんな気がしていま

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「サステナブル資本主義」が当たり前になるために

「サステナブル資本主義」が当たり前になるために

はじめまして、TAKA(@Murakami_Japan)です。この度、初の著書『サステナブル資本主義:5%の「考える消費」が社会を変える』が祥伝社より本日9月30日に発売されました。書店には明日10月1日からは大々的に取り扱いを開始いただけるようです。発売を記念して、もう少しウェットな書く動機とかそういうことをご紹介できればと思います。後半では無料公開の5回連載の最終回も収録しています。

未来が

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発売前ですが「サステナブル資本主義」の目次を無料公開いたします

発売前ですが「サステナブル資本主義」の目次を無料公開いたします

はじめまして、TAKA(@Murakami_Japan)です。この度、初の著書『サステナブル資本主義:5%の「考える消費」が社会を変える』が祥伝社より9月30日に発売されることとなりました。

是非、多くの方に読んでいただきたく、目次を無料公開しています。目次を見て読んでみたいと思われた方、是非Amazonで予約頂けると嬉しいです。

本の抜粋を一部無料公開しています。以下、<無料公開5回連載>の

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なぜ、イノベーションと資本主義のど真ん中にいる私が、今「サステナブル資本主義」なのか

なぜ、イノベーションと資本主義のど真ん中にいる私が、今「サステナブル資本主義」なのか

はじめまして、TAKA(@Murakami_Japan)です。この度、初の著書『サステナブル資本主義:5%の「考える消費」が社会を変える』が祥伝社より9月30日に発売されることとなりました。

既に、いくつかnoteで抜粋記事(本記事の最後にもリンクを張っています)を無料公開していますが、なぜ、これまでのキャリアにおいて、イノベーションと資本主義のど真ん中にいる私が、今「サステナブル資本主義」とい

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「幸せ」になるための未来のエッセンス

「幸せ」になるための未来のエッセンス

TAKA(@Murakami_Japan)です。今日は少しゆるふわなnoteを書いてみようと思います。そういう気分になったのは、普段滅多に読まない本を読んだ後だから。少しインプットをもらったので、思考やアウトプットがしたくなりました。

読んだ本は「予測不能の時代:データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せ」という日立製作所フェロー、株式会社ハピネスプラネットCEOの矢野和男さんが書かれた本です

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豊かさが導く「人」中心の社会が持続可能な社会を実現する

豊かさが導く「人」中心の社会が持続可能な社会を実現する

TAKA(@Murakami_Japan)です。この度、素敵なご縁があって初の著書を出版(祥伝社9/30発売)させて頂きます。それに関連して、本書でも取り上げている「持続可能な社会」を実現するための要素、取り巻くポイントなどを少し本書を抜粋しながらご紹介していきたいと思います。

持続可能な社会への責任が問われる時代日々の生活で手一杯の時代では、その日暮らしで先のことを考える余裕はなかったでしょう

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