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#note
一言で済む話を何千字、何万字という言葉にする。その気持ちを、笑われてたまるか
「結局、〇〇ってこと?」
呼吸がつままれた気がした。
遠回しに、遠回しに。
一言で済ますこと、それが適切である場面は多くある。
上司への報告は簡潔に。
わたしが長々と経緯を話そうものなら、途端に相手は目の色を変えて言う。
「結局、結論はなんなんだ。」
でも待って。まだ早いの。
気持ちを一枚一枚重ねているところだから。
ひとつひとつ色を足しているところだから。
風が一瞬でも強く吹けば、
終点は今ではない。ただどう足掻いても、わたしはここへ来るしかなかったのだろう。
痩せ細った、自分の白い手首が頼りない。
どうして、どうしてと。
これが涙なのか、わからない。
だってわたし、今まで何も出来なかった。
"何も"というのは当然話を盛っていて、ただ丁度いい言葉を探すと「何も」になってしまう。ここまでたった数百字書いただけで、わたしの目頭は熱くなっている。忙しい奴だなと、我ながら思う。
笑顔でいるのも、きっと貼り付けている。
わたしのことが大好きな人も、わたしが大好
「休むこと」の大切さを 休まずに考えたい
頭に刺さって抜けない、その言葉が鬱陶しい。
書いています、今も、これからも。
朝起きるとわたしはいつだって書くことを考えていました。別にわたしなんて素人だけど。でも素人だから負けていられない。才能がないことがわかっていること、それを才能にしようとしていました。
朝起きて、顔を洗う。
ラフな格好のまま、髪を整える。
鏡と向き合い、わたしはその日書くエッセイのタイトルを考えていました。正確には意識
日常のふとした瞬間に溢れ出る虚無感は どうしたら埋められるのだろう
小さな幸せに気づけない。
誰とも約束が出来ないというのは人生を放棄しているようだ。
わたしは刺し殺したいほど好きな相手もいないし、刺し殺されるほど人と関わりを持っていない。電話をするほどの相手もいないし、煙草を一緒に吸ってくれる相手もいない。ほとんどの時間わたしはひとりで過ごしている。仕事をしている時は引っ切り無しに人と会話をしているが、どこか壁に向かって話をしているみたいだ。別になんの感情の跳
「頑張っているかどうかは問題じゃないんだよね」なんて そんな言葉を使わないで
気づかないうちに身体に傷がついていた。
痛いから傷なわけでもない。
見た目よりも痛くない傷もあるし、よく見えないのに物凄く痛い傷もある。
なんだか眠いな、痛いのに。
体調の悪さを暑さのせいにする。冷房をつけるのは、ちょっと負けた気がしたのでクローゼットから扇風機を取り出す。部屋にそれを置くと狭い部屋が余計に狭く感じた。生温い風がわたしの傷に流れ込む。横になったわたしは天井を一点に見つめていた。