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五感を大事に、身体的に反応しながら楽しむということ

土井善晴さんのエッセイ「パンドラの箱を開けるな!」


あらかじめ何も決めない、考えない。
決まっていれば予定調和になっておもしろくない。その場で、瞬間的に見た食材(対象)に身体的に反応しながら、料理をし始める。
というイベントをしたそう。


私は何でも計画を立てて、予定どおりにこなしていくタイプの人間。
料理もレシピを調べて計画をたてる。

でも、面白い考えだなと思った。
なににも囚われず、そのときの自分の感覚を便りに作っていく。



また、こんなことも言っている。

計量(作業)は料理ではありません。万能の
センサーである五感を使わずレシピに依存して、計量に手間と時間がかかる、だから料理が面倒くさいとなるのです。


自分の感覚を使うことは、人間の造形本能と結んで楽しいものです。人間の感覚所与を使って判断するところに料理の意味はあります。

瞬時に構想した料理を実行することで、私た
ちは無限に感性を磨き強靭(きょうじん)にすることができるのです。感性がすべてのクリエーションの種をうみ、源になり、イマジネーションの発露になるからです。


確かに計量スプーンで計るのは、最近面倒に感じていた。
自分の感覚に頼るのは心配で、レシピ通りにつくればおいしくなる、という安心感を使っていた。

でも、たまに味が濃くなったり、薄くなったりした。
自分の感覚も大事に料理をする。
忘れていたことだった。

ふだんの生活も、
予定調和になりすぎず、
その時起こった出来事に身体的に反応しながら、楽しんでいく。
自分の感覚を大切にしながら、
身体や心にどうすべきか聴きながら。



料理すれば、自足できて、健康な料理が食べ
られて、感覚所与のエクササイズになるのです。

経験すればするほどですから、年をいってもその感覚は発達し続けると思います。私もまだ進化していると実感するから言うのです。幼い頃から料理して食べるという食事の場に感性は無意識のうちに育まれていくのです。

料理も生活も楽しみたいな。


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