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「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み
マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』鬼澤忍訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫
【試し読み】
容認されている最後の偏見イギリス、オランダ、ベルギーで行なわれた一連の調査で、社会心理学者のあるチームがこんな発見をした。大学教育を受けた回答者は、教育水準の低い人びとに対する偏見が、その他の不利な立場にある集団への偏見よりも大きいというのだ。この研究者チームは、高学歴のヨーロッパ人
全PMが知るべき「本当の課題」を知るユーザーヒアリング手順と失敗例まとめ
先日こちらのツイートをしたところ、大きな反響がありました。私が顧問をしている企業だけでもユーザーヒアリングで大きな間違いをしていて、せっかくやったのに良い情報が得られず時間を浪費してしまうのは超あるあるです。
ユーザーヒアリングとは歴史・手法ともに奥深く、突き詰めようとするとどこまでもやれてしまいます。
しかし、手法はあくまで目的達成のための手段です。今回は難しいフレームワークなどは使わず、プ
City as a Commons −コモニングする都市
コモンズとしての都市(City as a Commons)とは01 コモンズの背景
02 コモンズとしての都市という間の視座
03 世界的なコレクティヴネットワーク
いま「コモンズ/Commons」の捉え直しが進みつつある。「コモンズ」という概念は、かつては森林や農地などの共有地とその運営、そして利益分配の方法のひとつと捉えられてきたが、いまや「私たちに共有のものや場所」という意味で大きく
私たちは、人が自由になれる「物語」を届けたい。【5000人の節目に】
2020年3月7日、Torusのnoteフォロワーが5000人を超えました。
2019年7月のキックオフから8カ月余。
週1本出せるか出せないかのペースで続けている零細オウンドメディアで、これだけの読者とつながれるとは、始めたころは想像もつきませんでした。
この節目に、Torusが伝えてきたことを改めて振り返りたいと思います。
「テクノロジー化する時代に、あえて人を見る」というコン
「人新世」に豊かな社会をつくるには?──脱成長とコミュニティ・オーガナイジングの可能性(斎藤幸平さん×鎌田華乃子さん対談)
気候変動が深刻化する今日、これまでの資本主義のあり方を見直し、新たな社会のモデルを模索する動きが広がっています。環境危機を乗り越え、持続可能で豊かな未来社会をつくるために、私たちに何ができるのでしょうか? 新たな社会のあり方を示し「新書大賞2021」を受賞するなど大反響を呼んでいる『人新世の「資本論」』(集英社新書)の著者・斎藤幸平さんと、ごく普通の人々による社会変革の手法を示した『コミュニティ・
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