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【漫画・書籍等の紹介】

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漫画や書籍・映画の紹介記事。
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記事一覧

《 童話・ふしぎな~三部作 》

 柏葉幸子・作 タケカワこう・絵

『霧のむこうのふしぎな町』
『地下室からのふしぎな旅』
『天井うらのふしぎな友だち』

三つの話が1冊に詰まった豪華本。
童心に帰ることができる物語。
読み終えてベッドに入ると、
久し振りに長く楽しい夢を見た。

《真剣師 漫画をおすすめ》

ハチワンダイバー(柴田ヨクサル/集英社)

棋士になれなかった元・奨励会員の菅田は、賭け将棋に生きる『真剣師』となった。
ある日、彼は『アキバの受け師』との真剣勝負に敗れ、プライドを打ち砕かれる。

奇想天外、ド級将棋活劇開演!
メイドさん、鬼強し。

《 おもんぱかる 》

慮る = 配慮する、考えを巡らせる、の意

※) アルパカの蹄の音に非ず

『幾花にいろ』氏の漫画『イマジナリー』。

感性がみずみずしい。

女性の仕草・心情・考え方をよく捉え、探求し、描くことを愉しんでいる。

氏の18禁の作品にも、『美』が際立つ。

《茶道部 漫画をおすすめ》

【 お茶にごす。】全11巻 西森博之 小学館

悪魔(デビル)まークンこと高校生・船橋。
心を持たない彼は『優しい人になりたい』。
悪友・山田。
不良に噛み付く狂犬・夏帆。(←推し❤️)
慈愛の精・姉崎部長。
茶道部の仲間と共に、喧嘩に作法に邁進す。

《 浮世絵ヲタ と 食いしん坊 》

先日、鬼滅の刃 ~遊郭編~ を鑑賞。
吉原つながりで、漫画のご紹介。

『吉原プラトニック』(講談社)

二次元オタクで、女性が苦手な若侍。

食道楽・「角屋」(すみや)の紫太夫。

恋い焦がれるのは……、

ぬし様の「手料理」でありんす❤️

《 いちかばちか 》

ドストエフスキー著・『賭博者』。

締切まで、あと1ヶ月。
履行できなければ、今後9年間の著作物に対する権利を奪われてしまう。彼は、速記者に口述筆記をさせて、小説を書き上げた。
小説執筆の背景がすでにギャンブルである。

『賭博者』は、熱く狂おしい。

《近未来の戦争》

木城ゆきと氏の漫画『銃夢』(がんむ)。
1991~95年に連載。敵兵の頭部を吹き飛ばす昆虫型ミサイル「特攻蜂」、敵の背後にトラップを張るロボット手榴弾「土蜘蛛」、高高度偵察機の情報を視覚化できる技術が登場する。
とりわけ「特攻蜂」が恐ろしい、2022年の夏。

《読書 ~ 中世ヨーロッパの武術 ~ 》

この手の本につい惹かれてしまう。
中二病のなせる業よ。
外国の方が、「サムライ」や「ニンジャ」に興味を持つのに似ている。
本書は、攻防の流れを図を連ねて紹介しているので分かりやすい。

「ゲーム・オブ・スローンズ」の剣技を思い出す。

熱量すごい! 血がたぎる!
狂気。深み。真剣。感性にビリビリくる。
新たな領域に踏み込むエネルギー。
人が抱く感情。古来より変わらぬもの。
是非、読めれ。

《演劇 漫画を再度おすすめ》

○マチネとソワレ (小学館)

" ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル "

《演劇 漫画をおすすめ》

○マチネとソワレ (小学館)

" ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル "

マチネは「昼公演」。ソワレは「夜公演」。

エモーション。感情に深く作用する。
演じる役を掘り下げることは、文、音楽、絵画書、彫刻等、あらゆる芸術の探求に通じる。

ジョジョの奇妙な冒険《第8部》ジョジョリオン。『完結したらまとめて読もう』と決めて、10年。やっと届いた全巻を抱いた私に、「ジョジョリオン読んでいい?」と家人が尋ねる。先日アニメの影響で第4部から読み始め、第6部途中の家人が。読み方は人それぞれ。君はアメイジング。「どうぞお先に」

【推し】織り成す 声が

【推し】織り成す 声が

【ノンフィクション】をおすすめします。

戦争は女の顔をしていない
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ/著
三浦みどり/訳 (岩波書店)

大岡昇平の「野火」。
第二次大戦の従軍記や体験記。
戦史に関するウィキペディアの記述。
数々の戦争映画、ドキュメンタリー番組。
エトセトラ……etc.

それらのどれとも、まったく違う。
女性兵士の体験を通して語られる戦争は。
「鏡の世界」に迷い込んだように

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【推し】ビートを刻む 槍試合

【推し】ビートを刻む 槍試合

おすすめの【映画】を紹介します。

ロック・ユー!~ 原題 : A KNIGHT’S TALE ” 騎士の物語 ” ~

(132分 / 2001年 アメリカ)

映像特典で未公開シーンが収録されています。
金も時間もかかったであろうシーンを惜しげもなくカットしていて、この切り詰め方が絶妙。カットによって、話の筋が分かりやすく、感情移入しやすくなっています。スンバらしい。

宝石も総重量を犠牲にし

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【推し】老眼鏡紳士のお店

【推し】老眼鏡紳士のお店

おすすめの【漫画】を紹介します。

リストランテ・パラディーゾ
(1巻完結)

オノ・ナツメ/著 (太田出版)

登場する「老眼鏡紳士」。とても格好いい。
物腰、立ち振舞い、会話、気遣い。
たたずまいも絵になります。

「老眼鏡紳士」……素敵❤️

実は、この話の前日譚があります。

リストランテの誕生秘話。

スタッフそれぞれに、光が当たります。

ソムリエ·ジジの話、好きです。

GENTE[

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