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2023年7月の記事一覧

Take-2:映画『ブレードランナー(1982)』は面白かったのか?──このタイトルの本当の意味とは──

Take-2:映画『ブレードランナー(1982)』は面白かったのか?──このタイトルの本当の意味とは──

【映画のキャッチコピー】
『2020年、レプリカントは人間に宣戦布告』

【作品の舞台】
2020年(=公開年から38年後の近未来という設定):アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス

【原題】
『Blade Runner』

 直訳すれば当然『刃-走る人』ではあるが、タイトルの由来は本文の最後、【追記】にて
 

「二つでじゅうぶんですよ~。わかってくださいよ~!」

 これは映画の冒頭近く、う

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一生に一度は観ておきたい「薔薇の名前」

一生に一度は観ておきたい「薔薇の名前」

「薔薇の名前」は大袈裟でなく一生のうちに観ることができて良かったと思っている一本です。

今ならU-NEXTで観られます。皆さんに機会を逃してほしくないのでこれを書いています。

あらすじ

予告 https://www.youtube.com/watch?v=GyaDwdiJaZM

ジャン=ジャック・アノーという監督

「愛人/ラマン」「セブンイヤーズ・イン・チベット」「小熊物語」のジャン=ジ

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暑い夏に自宅で観たい密室系ホラー2作

暑い夏に自宅で観たい密室系ホラー2作

7月は「夏のホラー・スリラー映画特集」をテーマに、SYOがピックアップした“密室系”恐怖映画『ビバリウム』『プラットフォーム』の魅力を3ポイントに分けて紹介。

配信とマッチ! 視聴者の環境にあわせて体感レベルが増幅

いち映画好きとして、ホラーやスリラー作品を観る際に“環境”を重視したいという想いがある。映画館は映像や音の質としては最高だが、「周囲に他者がいる」状態が時に安心感をもたらしてしまう

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ウィリアム・フリードキン監督 『エクソシスト』 : 知的劣化版としての 『ヴァチカンのエクソシスト』

ウィリアム・フリードキン監督 『エクソシスト』 : 知的劣化版としての 『ヴァチカンのエクソシスト』

映画評:ウィリアム・フリードキン監督『エクソシスト』(1973年・アメリカ映画) & ジュリアス・エイバリー監督『ヴァチカンのエクソシスト』(2023年・アメリカ映画)

ジュリアス・エイバリー監督による『ヴァチカンのエクソシスト』は、半世紀前に作られた、ウィリアム・フリードキン監督による名作『エクソシスト』の足下にも及ばない、いかにも「堕落したハリウッド」にふさわしい、「通俗娯楽アクション映画」

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ハウルの動く城(2004)

ハウルの動く城(2004)

老いの戸惑いも、戦争の苦しみも乗り越えて! 
恋する90歳のソフィー婆ちゃんの活躍に注目

戦争や高齢化社会など、世の中には憂慮すべき問題が溢れ、最良の解決策は当分見つかりそうにありません。

宮崎駿監督の『ハウルの動く城』は、これらの厳しい現実を反映させながらも、押し付けがましいメッセージはありません。“素直な心で感じてほしい”というのが監督の願いで、公開時、作品を宣伝するための資料は一切公開し

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本日のもう一件。
7月13日はオカルト記念日だそうで。
1974年の今日、あれが公開になったかららしい。
映画「エクソシスト」。
当時は娘の名はリーガンと表記されたし、レーガン大統領も初期はリーガン大統領だったのだが、すぐレーガン表記に変わったのだよね・・・

仁 リスペクト

仁 リスペクト

NOTE家の皆さん。
おはようございます。

記憶の中の引き出しを整理していたところ、東芝日曜劇場ドラマの『仁』のビデオテープ(若い方は分かるかな。)が出てきました。
記憶レコーダーで再生して、一人感動に浸っていたところ、ドラマ感想文を「弘せりえ」さんが、投稿されていました。
一読して、記憶にどストライクの感想に感激しました。
当時の、自分が沈溺していた思いを120%表現されていました。

なので

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