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安壇美緒「ラブカは静かに弓を持つ」を読みました。
全著連の話は、ニュースになってたなぁと思い出しました。それにより、いろんな歌手の人が自分の曲は無料で使っていいという声明を出してたことも。
結局、あの裁判ってどうなったんだろう?
問題の時は大きく報じるくせに、いつも結果は大して大きく取り扱わないので忘れてました。
楽曲を守るためとは言いますが、楽譜買うのにお金払って、それを練習するためのお手本でお金を払って…となると二重三重にお金とられてる気持ち
一穂ミチ『光のとこにいてね』を読みました。
久しぶりの一気読みでした。
そのため、すっかり睡眠不足です。
主人公は2人、結珠と果遠。
恋ではなく、愛の話だった。
育ちも環境も違って、普通なら出会うはずのない2人の何度も交差する人生の話でした。
人生と言いましたが、話の終わりの時点で2人は29歳。これからまだ長い2人の物語が紡がれるんだろうなと感じる話でした。
自分が団地育ちだし、うちの母も子供に興味が薄い人なので、果遠のほうに心を寄せて
ナオミ・ノヴィク『闇の魔法学校』『闇の覚醒』『闇の礎』読みました。
やっと、読み終わったーという達成感でいっぱいです。毎巻毎巻分厚くて重たいから、持ち運ぶこともできなくて読むのが大変でした。
ナオミ・ノヴィク氏の作品は、『ドラゴンの塔』を一番初めに読みました。
定期的にファンタジー作品を読みたい私は、図書館で背表紙に【賞】って書いてあったから、面白いのかなと思って読み始めた作者でした。
そこから、『銀を継ぐもの』『テメレア戦記』と読み進めて現在に至ってます。
氏
くわがきあゆ『レモンと殺人鬼』を読みました。
初めはミステリーとして、おもしろく読めました。
ただ、犯人が見つかったぐらいからの話が二転三転‥とする感じは、好きではなかったです。
犯人候補っぽかった人たちの人物像が浮かばず、最終的な犯人に関しても、えっという感じでした。
単に自分の好みじゃなかったという事なんでしょう。
杉井光『世界で一番透き通った物語』を読みました。
新しい読書体験でした。
この仕掛けに気付いた時は、思わず読むのをやめて前のページをめくってみました。
不自然さがなく、これだけの製本をする努力に感服しました。
お話自体は淡々と進んでいき、読みやすかったです。登場人物の感情の起伏も少なく、それが逆にリアリティがあるような気がしました。
人にはいろんな面があって、その人それぞれの価値観も判断基準もあり、どうしようもない人だって、愛すべき一面もありま
小西マサテル『名探偵のままでいて』を読みました。
本というのは不思議なものです。
ちょうど認知症になった身内をなくしたときに読むのが、この本だったなんて。
主人公の祖父は、元校長先生で71歳。
まだまだ世間では若いと言われる年頃でしょう。
認知症にならなければ、余生を楽しむこともできたのではないかと考えてしまいます。
でも、不条理にやってくる病気は、そんな予定なんか壊してしまうんですよね。
主人公の周りの不可思議な事件を、次々に解決していくお
辻村深月『この夏の星を見る』を読みました。
コロナ禍の学生たちの心情がよく書かれてるなと思いました。
大人よりもずっと狭い世界での学生生活、その中にコロナが起きて自粛を迫られた時、もっとどうしようもない気持ちになったんだろう。
大人が決めたルールを押し付けられて、大人は子供を気遣う余裕もない。
そんな日々だったと記憶しています。
ひどい噂も飛び交いました。憶測の域を出ないものも多かったと思います。
私たち大人は、子どもたちに運動会や球技
寺地はるな「彼女が天使でなくなる日」を読みました。
寺地はるなさんの作品は癒されます。
なんか欠点があっても愛おしい登場人物にあふれてるからです。
私は小説を読むのは好きですが、感情移入しすぎてしまいます。
意地の悪い話を読んだら、なんだか不安になり
仕事のできる人の話を読んだら、何もなせてない自分に落ち込み
優しい親子の話は、自分と違いすぎて自己嫌悪。
寺地さんのお話は、なんだか自己肯定感があがるんです。
今回も、託児所をしてるし、元ベビーシ
米澤穂信『クドリャフカの順番』を読みました。
順調に古典部シリーズを読み進めています。
近くに図書館があるのって、本当に便利でありがたいです。ありがとう。
初めにクドリャフカって何??
って感じでしたね。宇宙にいった犬ということですが、悲しい結末を迎えたようです。
狭い宇宙船で、お世話する人間もなくたった1匹で宇宙に送り出されて、幸せな結末は想定できないと思いますが、人類の知識欲やエゴの犠牲になったんだろうと悲しくなります。
人間が宇宙に行