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誰かを思うとき

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わたしが誰かを思う時、考えていること。 ラブレターのようなもの。
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記事一覧

Day48.花に嵐、さよならだけが人生だ

Day48.花に嵐、さよならだけが人生だ

今日は以前こちらの記事で書いた紫ちゃんの話です。

キュートガールが戦友になるまで。これからの未来に向けて|湖晴 #note

今年の1月から今日まで、彼女の変化の過程を少し離れたところから見ていた。

彼女の旅立ちは少し淋しくもあるけれど、キラキラしている紫ちゃんはとても素敵だ。

そして彼女のこの3ヶ月は呪いをとく旅でもあった。
勇気を出して手放すこと。
それを決断したとき、いままでつながって

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Day39.ふじたゆかりに沼ってる

Day39.ふじたゆかりに沼ってる

私、推しがいるんです。
ふじたゆかりっていうシンガーソングライターなんですけど。

ピアノで弾き語りをしてて、
毎週木曜日21時からツイキャスで配信をしている方。
ご縁があって、その推しと交流させていただけているっていうありがたい状態なんです。
本当にいろんな人のおかげでというか、
私の気持ち悪いクソデカ感情をぶつけにいった結果というか、いろいろそうなる過程はあるんですけど。
その人たちとこの間

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キュートガールが戦友になるまで。これからの未来に向けて

キュートガールが戦友になるまで。これからの未来に向けて

彼女と出会ったときのファーストインプレッションは、毛先パープルやん!かわよ〜!!!

だった。

仕事場で早々見ることのない個性的なスタイル。しびれた。
転職初日の朝会でのことである。

仮にここではパープルの髪色なので彼女のことを紫ちゃんと呼ぶことにする。

彼女とは10歳年が離れていて、転職した当初はそんな紫ちゃんのことを遠目から見ていた。
同じチームではありつつも、関わっていたプロジェクトが

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眼光が鋭いPMの話

眼光が鋭いPMの話

少し前まで、とある企業でPMOのお仕事をしていた。

わたしがアサインされたプロジェクトのPMは、なんだか不思議な人だった。

おなじチームのおじさんたちはその人が苦手なようだったけど、わたしはすぐに大好きになった。
自分が美しいと感じるシンプルさというのだろうか。
装飾や余計な機能を削ぎ落とした、実用的なカトラリーのような人だった。

話が早く、的確で、助けを求めれば助けてくれる。
悪いところは

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エンターテイナーな彼女

エンターテイナーな彼女

友人にエンターテイナーがいる。
彼女とはとある学びの場で4ヶ月一緒にすごした。
そしてその期間が終わっても、時々話す機会がある。

一言で彼女をあらわすなら、ちょっと抜けたオカンである。
そして、わたしを知っている人ならば、きっとこう思うはずである。
相性があんまり良いと思えない。と。

パーソナルスペース1kmか、というくらい人から距離を置きたいわたしと、
パーソナルスペース激狭な彼女。
たしか

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ずっと恋をしている

ずっと恋をしている

恋をしていた。
そしてずっと恋をしている。

芽吹くことがなくても、それはわたしの中で褪せることなく根付いている。
土の中で根を伸ばし、水分を取り込み、枯れることなくそこにある。

もう15年以上前にわたしのもとにやってきて根を張ったそれについて、うまく形容することは難しい。

近づきすぎれば棘はお互いを傷つけ
距離を置けば過去の美しい情景として切なく輝く。
そんなようなもの。
人生でたった一つ、

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やさしい時間

やさしい時間

12年も前のこと。

夜行バスでたどり着いた大阪。
実家にはもどらずその足で彼女のうちへ。
布団乾燥機でほかほかになった布団にもぐりこみ、団地の小さな部屋の片隅でわたしはうとうとしていた。

彼女はわたしの傍らで辰年の年賀状を描いている。龍とおぼしき、細長く蛇行したなにかを器用にスタンプで象っていく。
青みがかったグリーンのインクがいまでも鮮明に思い出せる。

作業の音を聞きながら、カーテン越しに

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宝石のかたち

宝石のかたち

いろんなひとが、じぶんの心の欠片をわけてくれた。

ストーリーズへのいいねや、DMでのメッセージ、質問箱への励まし。
それぞれ違った形で、いろんな思いを綴ってくれた。

誰もが違う地獄を生きている。
ひとり、戦地に立っている。

荒野に向ける視線の先に、誰もいなくとも
別の戦場で誰もが戦っている。
帰る場所で、無事を祈ってくれている。

大切な人たちの心の欠片は、宝石になって
いまにも膝をつきそう

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21歳のわたしが先輩からもらった宝物

21歳のわたしが先輩からもらった宝物

システム屋さんの2年生だった時、2ヶ月ほど仕事で、とある大手企業のシステム部門の新人研修にサブ講師として携わったことがあります。

当時2年生だったわたしに、当時の先輩が教えてくれたことは、その後の私の人生の中の、大きなテーマというか、大切な拠り所として根付くことになります。

湖晴ちゃん、この仕事するとな、先生、先生言われてすごい気持ちよくなるねん。
自分が偉くなったような気がするけど、そんなこ

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異国で出会った彼女

異国で出会った彼女

ここしばらく、私は異国に滞在し
そこでスキルの習得に励んでいる。

得られるものは多く、技術レベルの高い人たちの中で学ぶことは楽しかった。
同時に、自分の中の大切な価値観との乖離も感じていた。

そんなとき、彼女と出会った。

彼女はその世界に片足突っ込んだばかりのわたしには、とても遠い存在に見えた。
けれど少しずつ会話を重ねるごとに、彼女の魂の美しさにわたしは惹かれるようになった。
こうやって好

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あいするの定義

あいするの定義

わたしはあなたをあいしてる。

なんだかロマンチックな響きである。
私を知っている人からは、キャラじゃない。
と思われるかもしれない。

でも、この言葉をつかうとき、
わたしはこれ以外にしっくりくる表現を持ち合わせていない。

36年の人生の中で、どうやら一般的ではないらしい。
と理解したことのなかに、他者に対する親しみや情愛へのありかたがある。

大切な人はすべて同列、とでもいうのだろうか。

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