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『ゴールドマン・サックスに洗脳された私 金と差別のウォール街 』について
どこかで見た書評で紹介されていた、『ゴールドマン・サックスに洗脳された私 金と差別のウォール街 』を読了。
バブル期の少し後に、日本でも銀行員や元銀行員の手による、いわゆる「暴露本」が何冊も出版されたものであるが、路線としては、まあ似たようなものである。
それでも、本書に書かれている対象が、天下のゴールドマン・サックス(GS)であり、著書が、同社の元マネージング・ディレクター(MD)という、上
僕の音楽遍歴について⑥
ワーグナーを聴くようになり、それを契機として、ドイツ・オーストリア系を中心として、クラシック音楽を聴くようになったところまでは、前回の記事に書いた。今回は、その続きとして、オペラ、歌劇、楽劇と呼ばれるジャンルに関して、少し書いてみたい。
世の中には、クラシックは好きだけど、オペラは苦手だというような人もいるようだが、僕の場合、クラシック音楽を聴くきっかけが、ワーグナーだったということもあり、オペ
再び「ChatGPT」について
最近、「Chat GPT」で遊んでいる。
「Chat GPT」については、前にも僕の意見は書いた。現段階では、それなりに限界もあると理解した上で、活用できる領域で活用すれば良いのではないかと思っている。
実際にいろいろと質問を投げかけてみると、明らかに得意なことと、明らかに不得手なことがありそうである。
たとえば、外国語から日本語への翻訳とか、日本語から外国語への翻訳などは、既にかなりのレベ
僕の音楽遍歴について⑤
中高生の頃、洋楽ばかり聴いていた僕が、大学生になってから、いかにしてワーグナーに遭遇したのかという話を、少し前に書いた。
ワーグナーをきっかけにして、クラシック音楽に馴染みができた僕は、ワーグナー以外の作曲家の楽曲にも親しむようになった。
しかしながら、最初に出会ったのがワーグナーだったこともあってか、次に進んだのも、ドイツ・オーストリア系の後期ロマン派と呼ばれる作曲家、具体的には、グスタフ・
小売業界の業態転換について
小売業界の歴史は、業態転換の歴史でもある。
かつては、小売業界のメインストリームは、百貨店であった。その百貨店も、最初は西洋から輸入された新業態であった。百貨店の源流は、フランスの「ボン・マルシェ」だと言われている。
「いや、江戸時代の「越後屋」呉服店こそが、百貨店の元祖だ」と言う意見もある。たしかに、「現金売り」「掛け売りなし」の商売のやり方は、世界的に見ても、画期的だったのかもしれないが、
僕の音楽遍歴について④
少し以前、僕が若い頃にどういう音楽を聴いていたのかについて、3回にわたって書いたことがある。
この時は、中高生時代から大学にかけて聴いていた、主として洋楽、ロックミュージックについての話ばかりになってしまったが、今回は、そこからどうやってクラシックを聴くようになったのかについて、書いてみたいと思う。
クラシック音楽に関しては、ご多分に漏れず、学校時代の音楽の授業等で聴かされた、「お勉強」として