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わたしの転職体験 その7 研究職から事業企画職まで辿り着く 事業企画への道 鉄鋼会社電子デバイス事業本部セールス&マーケティング職から同事業企画職へ ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 文系の方も理系頭の中身を覗いて見て下さい。(笑)

【経緯】
 大学を卒業して希望していた鉄鋼会社に入社、専攻していた表面物理学を活かせる研究部門に配属されました。そこでのんびり論文ドクター位取ってから総合企画部、そして役員狙いかなぁとぽんやり考えていたのでした。

 社内結婚を期に一気に人生が動きました。

 夫婦同部署不可もあり、研究(コストセンター)から事業部門(プロフィットセンター)へ希望通りの転職。それを足ががりに会社の未来の中核事業へ転職。転職先の製造所の所長にアピールが功奏し、米国カリフォルニア州のシリコンバレーの最先端半導体ベンチャーに転職。多国籍の方々と最先端半導体の開発をし、2年後に転職。鉄鋼会社の操業ノウハウを惜しみなくつぎ込んだ最新量産試作工場に米国で開発した技術を移管、製品化までしてやることはやったからそろそろ総合企画職へと上司に談判。技術職から事務職に転職し、最初は渉外職からのスタート。そして本社のセールス&マーケティングに転職。販売も立ち上がりつつあり、試作工場の増床と新工場の計画が始まるりました。しかしバブル崩壊後の長期不況、半導体の市場規模が見通し難い中、経営判断としてファブレスメーカーという事業形態へと舵を切りました。

【総合企画部からも見守る】
 私は部門の中からだけでなく本社の総合企画部が開催する社内MBA取得者向けの組織からもこの動きを見守るという複眼的な立場に居ました。そこではMBAのケーススタディを企業内の実案件に対して行い、実践的な経営者としての素養を身につける活動をしていました。驚くような内部資料を使った検討会でした。そこに自分の部門の案件が。

 運の良さだけで得た稀有な経験をしました。

 この辺りまではこちらもご覧下さい。

【事業企画職まで到達】 
 経営的には順当にファブレスメーカーとして身軽にして部門ごと売却というストーリーです。総合企画部門への転職希望をしていましたので、私は順当にセールス&マーケティング職から事業企画職へ転職することになりました。 

 運と勘としつこさ

で鉄鋼会社の研究職から海外経験を経て事業企画職までたどり着いた瞬間でした。しかも総合企画職も兼務みたいなものでした。
 部門の身売り先が二転三転しながら最後は思いもよらない日本最大のIT企業の半導体部門に入ることが決まりました。その会社には大学の先輩が最高経営層から現場まで至る所に居ました。
 欧州でお世話になったロンドンに居る大学の先輩や鉄鋼事業部に戻る元上司からの遺留のお誘いも有りました。しかし電子デバイス分野でのキャリアが積み上がっていましたから迷いなく部門ごと巨大IT企業の中に入ってやろうと思いました。

 運と勘としつこさ

が引き寄せた転職人生はまだまだ続きます。

 宜しければこちらもお楽しみ下さい。


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