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統計データを実際の経営にどう活かすのか? 整理し体系化していきます。

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記事一覧

「道の駅」成功の法則

道の駅成功法則=「集客力」×「回遊性」×「買上げ点数」 ▼成功する道の駅のビジネスモデル▼成功している道の駅のビジネスモデル実例

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1か月前

経営戦略のまとめ

▼経営戦略各説の体系 ▽「経営戦略全史」の経営戦略各説の体系 ベストセラー「経営戦略全史」では、経営戦略は、長らく、内部環境重視と外部環境重視に分かれ、主導権…

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1か月前
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日経平均株価最高値の構造

行き先を失ったグローバルな「金余り」が、買いやすくなった日本株に集まっただけ

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1か月前

地方衰退の構造

step1:人とお金が都会へ 人が田舎から都会へ流れることで、その所得も移動し、その結果、田舎の経済成長3要素のうち労働寄与度と資本寄与度が低下。 潜在成長率とは、…

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2か月前
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ビジネスモデルまとめ

▼ビジネスモデル各説 ▽「VC」(バリューチェーン) ~価値提供と利益創出の構造をテーブル形式にまとめる~ VCとは、Value Chainの頭文字をとった略で、顧客への価値提…

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2か月前
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経営に必要な数値のまとめ

▼一般的な経営指標の例とその欠点▽一般的な経営指標の例 ・一般的な経営指標は「収益性」「効率性」「安全性」に分かれ、それぞれ細分化されていきます。 ・経済産業…

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2か月前
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2045年愛知と熊本が最強に

▼2045年時点で人口維持できるのは、1719市区町村のうち49市町村だけ▽2020年と2045年人口比較で100%以上の市町村一覧 ・沖縄県:12市町村 ・愛知県:8市町村 ・福岡県:…

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2か月前
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組織のまとめ

▼組織の課題 ▽開廃率の推移から見る「製造業」の組織課題 ▽開廃業率逆転時期 個人企業(経営者単位): 81~86年 個人企業+会社企業:86~91年 会社企業(法人単位):9…

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2か月前
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イノベーションのまとめ

▼「マクロ環境」のイノベーションと「企業活動」のイノベーションの区別 ▽「マクロ環境」におけるイノベーション アンバンドリングとは、経済産業省がグローバリゼー…

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2か月前
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生産性のまとめ

▼生産性とは「効率性」の指標 ・「ヒト・モノ・カネの経営資源からどれだけ『効率的』に製品やサービスを生み出せたか」が生産性です。 ・ほとんどの製品やサービスが潜…

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2か月前
2

富める市区町村の条件

▼全国平均より高い付加価値額かつ賃金を実現している市区町村は1719市区町村のうち36(実質34)・GDPの55%を占める「消費支出」と15%を占める「企業設備」の原資となる1人…

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2か月前
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マーケティングのまとめ

▼フィリップ・コトラーを中心にまとめると「市場で売買する」ことを意味するマーケティングのビジネス的定義は、その権威フィリップ・コトラーによれば、市場で売買するた…

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2か月前
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日本解剖(産業構造)

▼従業員数でみる日本の産業構造 ・日本が「ものづくり」の国と呼ばれる理由がデータからも分かります。従業員数、売上、付加価値額、給与総額のいずれも、最大の産業が製…

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2か月前
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東京一極集中=GDP45%

▼付加価値額ランキング付加価値は、GDPの55%を占める消費支出と15%を占める企業設備の直接の源泉です。 実際、付加価値総額379兆円を0.7で割ると、541兆円となり、実際のG…

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2か月前
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「日本の未来」~高度経済成長とバブル後の経済停滞の仕組みの違いから考察

▼高度経済成長と経済停滞の仕組みの違い内需循環とは、賃金等で獲得した金銭を源泉として、国内で取引が繰り返されることで、もらった賃金総額以上に市場が膨らんでいく…

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2か月前

九州が最強国家?

▼世界競争ランキングで九州サイズ(4万㎢)が上位独占 ▽「世界競争力ランキング2023」の順位 ・順位の抜けは外務省データに無い国がランキング入りしているため 1位デンマ…

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2か月前
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「道の駅」成功の法則

「道の駅」成功の法則

道の駅成功法則=「集客力」×「回遊性」×「買上げ点数」

▼成功する道の駅のビジネスモデル▼成功している道の駅のビジネスモデル実例

経営戦略のまとめ

経営戦略のまとめ



▼経営戦略各説の体系

▽「経営戦略全史」の経営戦略各説の体系

ベストセラー「経営戦略全史」では、経営戦略は、長らく、内部環境重視と外部環境重視に分かれ、主導権を争っていたとのこと。
しかし、現在はアダプティブ派が優勢としています。
アダプティブ派が優先になったのは、外部環境が激しく・早く変化する、いわゆる「VUCA」時代となったからです。MBA取得者でもこの変化を予想することは困難となり、

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地方衰退の構造

地方衰退の構造



step1:人とお金が都会へ

人が田舎から都会へ流れることで、その所得も移動し、その結果、田舎の経済成長3要素のうち労働寄与度と資本寄与度が低下。

潜在成長率とは、実質GDPの伸びを、3つの寄与度で分解する手法で、景気変動等の短期的な要因による影響を除けば、将来的にGDPはその数値に収斂されていくとされています[1]。
3つの寄与度の定義は次の通りで、企業競争力の構成要素を多く含む点が特徴

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ビジネスモデルまとめ

ビジネスモデルまとめ


▼ビジネスモデル各説

▽「VC」(バリューチェーン)

~価値提供と利益創出の構造をテーブル形式にまとめる~

VCとは、Value Chainの頭文字をとった略で、顧客への価値提供の流れを、原材料や部品の調達・製品の加工と組み立て・出荷配送・マーケティング活動・顧客(消費者)への販売・アフターサービスといった「主活動」と、主活動を支える管理や人事、資材調達、技術開発などの「支援活動」で体系化

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経営に必要な数値のまとめ

経営に必要な数値のまとめ


▼一般的な経営指標の例とその欠点▽一般的な経営指標の例

・一般的な経営指標は「収益性」「効率性」「安全性」に分かれ、それぞれ細分化されていきます。

・経済産業省が経営診断用に公開している「ローカルベンチマーク」も一般的な経営指標を踏襲しています。

・「ローカルベンチマーク」は、各種補助金に活用できるため、大変有用です。
・日本標準産業分類の小分類より細かい「細分類」で、業種別の中央値や標準

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2045年愛知と熊本が最強に

2045年愛知と熊本が最強に


▼2045年時点で人口維持できるのは、1719市区町村のうち49市町村だけ▽2020年と2045年人口比較で100%以上の市町村一覧

・沖縄県:12市町村
・愛知県:8市町村
・福岡県:4市町村
・熊本県:3市町村
・東京都は1,大阪府は0

▽沖縄県の2045年人口維持率100%以上の市町村

・12市町村と人口維持率ナンバーワンですが、八重瀬町を除き、1人当たり付加価値額も給与総額も全国平

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組織のまとめ

組織のまとめ


▼組織の課題

▽開廃率の推移から見る「製造業」の組織課題

▽開廃業率逆転時期

個人企業(経営者単位): 81~86年
個人企業+会社企業:86~91年
会社企業(法人単位):96~99年

86年以降の円高環境で、ピラミッドの頂点である大企業が海外進出して、ピラミッドの下位層がうまく回らくなりました。
91年までのバブルは、物価上昇率3%程度で土地と株以外は好景気と言えなかったにもかかわら

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イノベーションのまとめ

イノベーションのまとめ


▼「マクロ環境」のイノベーションと「企業活動」のイノベーションの区別

▽「マクロ環境」におけるイノベーション

アンバンドリングとは、経済産業省がグローバリゼーションを説明する際に使っている概念です。
技術革新の結果、劇的に軽減されたコストにより、世界的な付加価値ポジションが変わり、「マクロ環境」にイノベーションが起こったことを捉えることに意義があります。これまで、3つのアンバンドリングが確認

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生産性のまとめ

生産性のまとめ


▼生産性とは「効率性」の指標

・「ヒト・モノ・カネの経営資源からどれだけ『効率的』に製品やサービスを生み出せたか」が生産性です。
・ほとんどの製品やサービスが潜在顧客層に浸透し、成熟期以降となっている企業活動においては、どれだけ良質な顧客を囲い込み、経営資源から効率的に製品やサービスを提供できたかが企業の命運を握っています。

・付加価値とは、企業活動で新しく生み出した価値のこと

▼日本の生

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富める市区町村の条件

富める市区町村の条件


▼全国平均より高い付加価値額かつ賃金を実現している市区町村は1719市区町村のうち36(実質34)・GDPの55%を占める「消費支出」と15%を占める「企業設備」の原資となる1人当たり付加価値額で全国1719市区町村をランキングづけした上位が下の図表です(特別区分(23区)を1つとして計算)。
・赤マスは、全国平均より高い1人当たり付加価値額かつ1人当たり給与総額を実現している市区町村です。

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マーケティングのまとめ

マーケティングのまとめ

▼フィリップ・コトラーを中心にまとめると「市場で売買する」ことを意味するマーケティングのビジネス的定義は、その権威フィリップ・コトラーによれば、市場で売買するために「価値の伝達と提供」することとなります。

マーケティングは、90年代の情報革命で大きく変化しました。インターネットの普及で、一般消費者が「情報の王様」になった(コトラー) ため、産業の主役がモノからヒトへ変わったのです。それに伴いマー

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日本解剖(産業構造)

日本解剖(産業構造)

▼従業員数でみる日本の産業構造

・日本が「ものづくり」の国と呼ばれる理由がデータからも分かります。従業員数、売上、付加価値額、給与総額のいずれも、最大の産業が製造業です。
・一方、従業員数(%)に比し、付加価値額(%)や給与総額(%)が増えていない業種や逆に増えている業種が見受けられます。

▼価値を生み出し、給与を増やしているのは
・赤マスは、従業員数(%)に比し、付加価値額(%)を増やし、給

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東京一極集中=GDP45%

東京一極集中=GDP45%

▼付加価値額ランキング付加価値は、GDPの55%を占める消費支出と15%を占める企業設備の直接の源泉です。
実際、付加価値総額379兆円を0.7で割ると、541兆円となり、実際のGDPの大きさとなります。
そのほぼ半分173億円を東京都だけで生み出しています。

▼付加価値額ランキング(パーセンテージ)東京都以外は、従業員数%に比し、付加価値額%が小さくなっている
➨東京都だけが高い付加価値を創出

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「日本の未来」~高度経済成長とバブル後の経済停滞の仕組みの違いから考察

「日本の未来」~高度経済成長とバブル後の経済停滞の仕組みの違いから考察


▼高度経済成長と経済停滞の仕組みの違い内需循環とは、賃金等で獲得した金銭を源泉として、国内で取引が繰り返されることで、もらった賃金総額以上に市場が膨らんでいく経済現象です。高度経済成長期には内需循環が正常に機能して、給与上昇率(10%)以上のGDP上昇率(15%)を実現しています。

▽高度経済成長とは
時期:1955年~73年
名目GDP平均成長率:15.9%
実質GDP平均成長率:8.2%

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九州が最強国家?

九州が最強国家?

▼世界競争ランキングで九州サイズ(4万㎢)が上位独占
▽「世界競争力ランキング2023」の順位
・順位の抜けは外務省データに無い国がランキング入りしているため

1位デンマーク:4万3千㎢
3位スイス:4万㎢
5位オランダ:4万1864㎢
6位台湾:3万6千㎢

★九州:3万6800㎢

・スイスのビジネススクールIMDが毎年発表している「世界競争力ランキング」(全64か国)で、上位を独占している

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