マガジンのカバー画像

日常コラム

14
書くことが好きすぎて、 書くほどでもないことでも書きたいわけで。 ノンジャンル ノンフィクション ノンガマン そういう日常コラム
運営しているクリエイター

記事一覧

暴露 鹿エスケープ

暴露 鹿エスケープ

酔ったついでに、しょうもないけど認めたくない事実を暴露しとく。

四日市で飲んだあと、終電で帰ることを俺はあまりしないわけだけど、その理由は多くの場合、「朝まで飲みたい」とか、「終電がある時間なんかに変えるかよ!」なんて威勢のいい感じのものではないんだ。

まわりにはそう思い込ませているがね。

本当の理由はさ、

駅から自宅への帰り道が怖いからなんだ。
貞子さんが出てきそうな、井戸みたいなやつが

もっとみる
ムヒは進化、変わらない私

ムヒは進化、変わらない私

時期にもよりますが、仕事中とされる多くの時間をデスクトップに向かって過ごす私にとって、庭の草むしりは労働ではなく息抜きなのです。梅雨から本格的な夏へと移り変わるこの季節、雑草の成長はすさまじく一雨ごとに景色を変えるほどですが、ほんの5分だけと、肌を覆うこともなくぬるり作業に入ってしまえば、もう無心でその範囲を広げてしまうのは毎年のことであります。無心の草むしりは精神安定にすこぶる貢献します。たった

もっとみる
見極めについての覚書き

見極めについての覚書き

個人的な役割、それは組織の中での立ち位置や役職のようなものではなく、例えばチーム案件での担当分野の様なこと、自身のそういうものについて考えを巡らし、一旦一つの結論にいたりました。

ビジネスにおいては若い時分から企画や営業、ディレクションといったフロント寄りの役割を主に担ってきた経緯もあり、誰かに任せようと思ってはいても、ついつい経験が邪魔をしてとやかく関与してしまう傾向が抜けません。現在のス

もっとみる
ローカル線

ローカル線

脳も心も忙しこの頃に、なぜか多忙の極み、お酒ともなう席で社員さんとその家族と出会い、事業上の成果なんかへの興味は薄れてしまう。

ローカル線わずか3駅、山中自宅に戻れば、息子に母がたずねる、「明日体育あるの?」

成功やら幸せやら問題だらけの社会やら、俺だって本来どうでもいいよ。

息子の明日の時間割り。
体育の授業に体操服は必要だ。

オスはいつも先の未来を騒ぎ理屈っぽい。
まだ見ぬ未来の想像に

もっとみる
どうせ煙にまかれる程度のはなし

どうせ煙にまかれる程度のはなし

写真撮影 Asato photo

 これはちょっとした試算だが、仮に私(=阿呆)が一ヶ月に吸うタバコの量を平均して29箱(580本)だとして、値上げ前の令和3年8月末現在のアメリカン・スピリットの価格570円/箱で試算した場合、月間、阿呆の喫煙に消える単純コストは月間16,530円。これに付随する、例えば煙のお供に小便へと流れ出る余剰水分が仮に(あくまで仮に)タバコ3本あたり185ml、要は昔な

もっとみる
無題

無題

決して野生動物に育てられたわけではないが、大人になるにつれて気づいたことの一つは、随分野性の強い親父に育てられたということです。都会生活も多少は経験したが、結局山が落ち着く。

周囲のふところは深く、都会で建坪せいぜい50未満程度のノリで野営場付き住宅に住める、そんな選択を許容され、メイン酒場は庭で焚き火スタイル。

ありがたや、ありがたや。

大げさにいえば焚火と共に生きた人生、控えめに言えば、

もっとみる
拝啓、母上さま 体調を崩して弱気になった息子より

拝啓、母上さま 体調を崩して弱気になった息子より

何かと生きてる実感を与えてくれるここ最近、当たり前だと思ってましたなんて人は言いますが、当たり前になっている事柄を、人ははたして、思ったり考えたりしてますでしょうか。当たり前という解釈がそうではないと崩れ落ち、ふと気づくのでしょう。だから正確には、当たり前だなんて、思ってもなかったのですよ。ややこしいですよね。

洗脳とは他者や社会から受けるものだけではないようです。自身を洗脳したりもするじゃない

もっとみる
たいせつなことを

たいせつなことを

人生の中盤で自意識過剰で偉そうに人を上からしか見れないどうしようもない自分に気付かされ、時間はかかったけど周囲に感謝できる人間になったつもりでいた。社会からの長期離脱の後、学んだことを大切に、丁寧に生きていくことを実践した。社会復帰後はそのかいあって、随分以前より自然に上手くことを運ぶことができている実感もあった。

急激な回復と比例して、気づけば想像しようもなかったほど環境も変化した。綺麗事。そ

もっとみる
黒い熊 Re publish

黒い熊 Re publish

例えば誰かが言う。

私は、誰かが放つ感情、エネルギーを人よりも敏感に心と身体に吸収してしまうみたい。良くも悪くも、影響を受けてしまいがち。だから、自分で発散する方法を見つけないといけないと思う。

僕は思う。

大柄な黒い熊が、怪力で太い木を引っこ抜いて、樹皮のギザギザをタワシに、背中のかゆいところにこすりつけるようなことで発散してみるのはどうだろうか。

力技はときに必要でない部分にまで、望ま

もっとみる
念のため、おれは現代社会がすきだ

念のため、おれは現代社会がすきだ

焚火なんかながめてふと振り返るとさ、色々気づくよ。
自分についても。

日々腐れ縁の奴らに言われてることもちょっとは噛んで味わってみたりするし。

確かに俺の物言いは社会批判ととられてしゃーないかもしれない。

確かに俺の言動は時に意見というより、ゲリラ活動かもしれない。

柔らかいって大切かもしれない。

優しいって当たり前だと思ってるけど。

優しさって、伝わってるってことこだいじだ。
今更気

もっとみる

思い出さんはふとした時よみがえります。例えばお菓子の缶を見て、子供のころよく行ったレストランの炎のオイルサーディン。うまかったなあじゃなくって、味覚の記憶はこの場合薄いし、においだね。幼いころのにおいだね。
随分歳とって、ノスタルジー的な感覚に妙にリアリティ伴うのは俺だけか?

ばなな

ばなな

誰かが食べるさと、
しかしながら ばなな の我が家の消費量はたかが知れているようで、それならなぜ我が家にばななが迷い混んだか?
実はその部分はよくわかっていない。

もう一つ、そんな我が家になぜばなな専用スタンドがあるのか。実はこの部分は詳しくわかっている。

ちょうど一年ほど前、いただきもののばなながまだ青く、素人めにも食べごろでないことが明らかなことがあった。

そこで私は息子にうまいばななを

もっとみる
わたし、ドキッとします

わたし、ドキッとします

マニアックで分かりにくい、それは僕の特徴かと、
たまには分かりやすすぎて薄っぺらいのを一発。

メジャーSNSのおかげで、妙に ”いいね” に慣れていますが、
NOTE な秋を皆さまいかがお過ごしでしょうか。(いいね いいね)

NOTEさんへの投稿記事の場合、”いいね” ではごぜーやせんぜ、兄貴!
”スキ” じゃからね。

こいつもらうと著者のスマホには、

「あなたの投稿に、〇〇さんが ”スキ

もっとみる
拝啓、あのころのボスさま

拝啓、あのころのボスさま

ちょうど10年ほど前。
当時書いた日常コラムを思い出す。

置き去りのボスブラック。

当時頻発していた、せっかく買った缶コーヒーを、置き去りにし、今更戻る気にもならないほど遠ざかってから気づくという現象。

一度や二度なら珍事件だろうけど、正確なカウントはとれていない。これはもうお医者さんに言わせれば、現象でも事件でもなく、症状と言わざるを得ないであろうことは認めるしかない。

ただ、記憶の中で

もっとみる