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「アガルタ日本神話編前期のあらまし」について
こんばんは、パゴパゴです。昨日オニギリィーヌさんのnote記事、「爬の国考察」を読んで色々とぶったまげる事がありました。
爬の国編が進んでる! 新スケッチも出てる!!
確認できた範囲でも以下の三つのスケッチが追加されていました。
・月読
・ツクヨミボーイ
・天照大神
いつもの公式公認非公式Webサイトにはまだアップされてなかったので画像は引っ張って来られませんでしたが、とりあえず妻に公式
【後編】ラナンキュラス号事件
前編はこちら。
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「イケメンニンゲンブロマイドを取られたぁ⁉︎」
通信機の向こうでスガルが叫んだ。岩に縛られたまま通話を聞いていたアトリがこくんと頷く。
「……か、返して欲しかったら自分たちのいう事を聞けって……やり取りはライトを使ったモールス信号で……」
ハナコには思い当たる節があった。ラナンキュラス号を発見する直前、アトリのライトが突然謎の点滅をし始めたのだ。
「あれは調子が
【前編】ラナンキュラス号事件
太平洋の北西部に美しい弧を描いて連なる小さな島々の東側に、世界で最も深い海溝であるマリアナ海溝がある。その深さ8000メートル地点で、一人の人魚がライト片手にパトロールを行っていた。深海警察の新米保安官、カイコウオオソコエビ人魚である。周囲には彼女の他には誰もいない。人魚の中でもこの深さまで潜ってこられる種族はほとんどいないからだ。カイコウオオソコエビ人魚は殺人的な水圧に耐えられる特殊な体質を持っ
もっとみる人類滅亡もいいが、クリスマスも悪くない
※警告:本作には筆者の妄想オリジナル人獣ちゃんが複数登場し、ストーリーの本筋に絡みます。せっかくここまで来て頂いた方には申し訳ありませんが、そういう要素が苦手な方はご注意下さい。
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今よりもほんの少しだけ未来の話。
猛烈な寒波が地球全体を覆い尽くした十二月のある日、夜よりも暗い深海の底で、カニ人たちが集まって何やら秘密の集会を開いていた。
「諸君、よく聞くカニ!」
見れば、一匹のカニ