みはるかす

ユーモア好きのエンジニア ことばで表現するのは楽しいことですね! 書いているうちに最初…

みはるかす

ユーモア好きのエンジニア ことばで表現するのは楽しいことですね! 書いているうちに最初書こうと思っていることと違う想いが湧いてくる自分を楽しんでいます。

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#10 オリジナル切手

日本郵便のオリジナル切手作成サービスをご存知だろうか? オリジナル切手作成サービス - 日本郵便株式会社 (japanpost.jp) 文字通り画像を送るとオリジナル切手が作れる…

みはるかす
6か月前
113

#44 それを野球と呼んでいた。

自分の家の前には甲子園と後楽園があった。 前の道を挟んで、向かい側はキャベツ畑で 家の近くの道にはマンホールがあった。 マンホールを中心に家を左側に使った場合は…

みはるかす
2か月前
29

#43 止めてはならない

笑いの大学とともに気になっていた Show must Go on 昔の劇がDVD化されていたものを購入した。 今ならアウトかもしれない演出もわかりやすさを際立たせる。 劇の舞台裏…

みはるかす
2か月前
13

#42 譲れないもの

ずっと気になっていた。 笑の大学 三谷幸喜脚本の代表作 映画館でみた20年前 観客の多くがこらえきれず 笑いで左右に揺れていた。 怒り 笑い そして悲しみ それは最後…

みはるかす
2か月前
16

#41 近いように見えて

カフカの不条理小説の一つに ”塔” という小説があって、私はその小説をすべて読んだというわけでなく森本哲郎作のエッセイの中で紹介されている。 主人公は、仕事で請…

みはるかす
3か月前
35

#40 うつくしき憩いの川

インドの同僚から鶴見川が美しく、憩いの場所であると言われて衝撃をうける。 鶴見川は昔、汚染された河川として有名なことがあった。 そのことを知っていったので、正直…

みはるかす
3か月前
14

#39 38億年前に決まっていたとしても

ラジオ J-WAVEのBIBLIOTHECAで今週のテーマは 決定論 全ての行動は38億年前に決まっていて人間の自由意思など存在しないという考え方 仮に自分があるとき、右手をあげる…

みはるかす
3か月前
23

#38 声にならないうめき声をあげて倒れていく

社会人になってはじめて投手というポジションを手に入れた。 といっても草野球ではあるが。 そこは当然ながらプロ野球などとは全く別次元の世界が拡がっている。 キャッチ…

みはるかす
3か月前
15

#37 棒高跳びの棒はどうやって運ぶのか?

ほぼ日刊イトイ新聞というウエブサイトでは、オリンピックがはじまると特設サイトが準備されて、いろんなユーザーの投稿がとりあげられるのだが、そこで本タイトル 棒高跳…

みはるかす
3か月前
7

#36 君の名は

ギリシャで魚料理を食べていた。 ふと持ってきたウエイターの若い男に この魚はなんという魚か聞いてみた。 彼は困惑げに、待ってくれというと厨房に入っていき晴れやかな…

みはるかす
3か月前
12

#35 イーグルになれなくて

 ヨガのポーズにイーグルポーズとよばてるものがあり、これは体の硬い私には憧れのポーズ。 両足を180度広げて頬杖をつくことに憧れる人もいるらしい。 そもそも、チャ…

みはるかす
3か月前
10

#34 本について語りたい

以前はラジオ番組のBookBarでモデルの杏さんと大倉眞一郎さんという番組で紹介される本について聴いていた。 番組が終わるのは悲しかったが、杏さんのエッセイや杏さんが…

みはるかす
3か月前
18

#33 味噌汁の上の雲

駅近くの書店でついつい気になって買ってしまった。 読み終えた瞬間、空が美しく見える気象の話 荒木健太郎 本書は割と分厚くて障子に使われる半紙のようなざらざとした…

みはるかす
3か月前
25

#32 正月和菓子外交

石川県の金沢は故郷で今年も帰省したことは、前にも書いた通り。 その玄関口の金沢駅構内には百番街という土産屋がずらっと並んでいる。 中でもお菓子のコーナーはかなり…

みはるかす
3か月前
12

#31 くまモンに危機は迫るの?

ラジオを聴いていたら、くまもんがいなくなるかもしれないとナビゲータが番組冒頭で言っていた。 くまモンといえば、今年も年賀状を5000通近く世界から頂いているという。…

みはるかす
3か月前
14

#30 会いに行ったかのように

大みそかに実家の金沢に帰った。 とにかく年末は混むので、それを避けようとぎりぎりまで待った。 新横浜のみやげ物屋の周りはとぐろを巻いた列が並んでいた。 しかし、電…

みはるかす
4か月前
10
#10 オリジナル切手

#10 オリジナル切手

日本郵便のオリジナル切手作成サービスをご存知だろうか?

オリジナル切手作成サービス - 日本郵便株式会社 (japanpost.jp)

文字通り画像を送るとオリジナル切手が作れるサービスで、以前から気にはなっていた。
絵ごころがあれば、自分のオリジナルイラストで切手作成も可能だが、残念ながら持ち合わせていない。
まあ、でも写真さえアップすればというところで申込を進めていくと壁にぶつかる。人物が

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#44 それを野球と呼んでいた。

#44 それを野球と呼んでいた。

自分の家の前には甲子園と後楽園があった。

前の道を挟んで、向かい側はキャベツ畑で
家の近くの道にはマンホールがあった。

マンホールを中心に家を左側に使った場合は、後楽園
右側に使った場合は、甲子園と呼んだ。

そして、プレーするのは隣に住んでいる兄弟の計3人
1チーム1人、ピッチャー、バッター、キャッチャー兼審判。
当然バッターがランナーに出るとバッターがいなくなるので
すべて透明ランナー、ピ

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#43 止めてはならない

#43 止めてはならない

笑いの大学とともに気になっていた

Show must Go on

昔の劇がDVD化されていたものを購入した。

今ならアウトかもしれない演出もわかりやすさを際立たせる。
劇の舞台裏のドタバタが笑いを誘う。
そして最後はわかってもらえないせつない気持ちにつつまれる。

決してNoと言わず献身的に動き回る女性
調子のよい裏方
自分の書いたものがどのように演じられているのを楽しみに来た脚本家
息子が

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#42 譲れないもの

#42 譲れないもの

ずっと気になっていた。

笑の大学

三谷幸喜脚本の代表作

映画館でみた20年前
観客の多くがこらえきれず
笑いで左右に揺れていた。

怒り
笑い
そして悲しみ

それは最後まで譲れない脚本家の矜持が貫かれていた。

立ちはだかるのはいまだかつて笑ったことがないという検閲官。

そして検閲官の嫌がらせとしか思えない指示に屈することなく一晩で書き直し、その作品はさらに検閲官の意に反して面白くなって

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#41 近いように見えて

#41 近いように見えて

カフカの不条理小説の一つに ”塔” という小説があって、私はその小説をすべて読んだというわけでなく森本哲郎作のエッセイの中で紹介されている。
主人公は、仕事で請われてある街に来るが、まだ目的は知らされていない。とにかく街にそびえる塔に行かなくてはいけない。
この塔が、結構近くまで来ていると思えるのだが、なかなかたどりつけず、自分は何のために呼ばれたのかと疑心暗鬼になりながら塔を目指して歩くという話

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#40 うつくしき憩いの川

#40 うつくしき憩いの川

インドの同僚から鶴見川が美しく、憩いの場所であると言われて衝撃をうける。

鶴見川は昔、汚染された河川として有名なことがあった。
そのことを知っていったので、正直流域に住んでいながらいままであまりよい印象はなかった。

それにしても、いや日本にはもっと美しい川があるということをみせたい衝動にかられ、いやいや鶴見川が美しいなんておかしいと反論したため、彼らが逆に衝撃を受けている。

自分は石川県金沢

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#39 38億年前に決まっていたとしても

#39 38億年前に決まっていたとしても

ラジオ J-WAVEのBIBLIOTHECAで今週のテーマは

決定論

全ての行動は38億年前に決まっていて人間の自由意思など存在しないという考え方
仮に自分があるとき、右手をあげるとすると、それは38億年前から決まっていたということ。

どうやら仏教にも同じような考え方があって、因果応報というのはそれに相当しているのではないか。ことの結果は最初から決まっているのだから一喜一憂する必要はない。そ

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#38 声にならないうめき声をあげて倒れていく

#38 声にならないうめき声をあげて倒れていく

社会人になってはじめて投手というポジションを手に入れた。
といっても草野球ではあるが。

そこは当然ながらプロ野球などとは全く別次元の世界が拡がっている。
キャッチボールなぞ満足にできないわがパイレーツは、アウト一つ取るのが奇跡である。

そしてピッチャーは、エラーがあってもニコニコしてアウトを取ると
ワンアウトー ツーアウトーと皆に声をかけあい歓びをわかちあうのだ。

そして、マウンドには私がい

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#37 棒高跳びの棒はどうやって運ぶのか?

#37 棒高跳びの棒はどうやって運ぶのか?

ほぼ日刊イトイ新聞というウエブサイトでは、オリンピックがはじまると特設サイトが準備されて、いろんなユーザーの投稿がとりあげられるのだが、そこで本タイトル

棒高跳びの棒はどうやって運ぶのか?

という話題でもちきりになった。
よく考えると、棒高跳びの棒は、助走で得た運動エネルギーを突然、空に方向転換して人を支えるので、そのときポキっと折れたり、ロッドアンテナのようにしゅるしゅる縮んだのでは、話にな

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#36 君の名は

#36 君の名は

ギリシャで魚料理を食べていた。

ふと持ってきたウエイターの若い男に
この魚はなんという魚か聞いてみた。
彼は困惑げに、待ってくれというと厨房に入っていき晴れやかな表情で戻ってくると

シー フィッシュ

!?

海の魚と言ったか?

マグロとかカマスなどの名前を期待した自分はいささか拍子抜けしたが、
もしかしたら魚の名前をいろいろ知っているのは日本人だけなのか?
色の名前もそうであるが似たような

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#35 イーグルになれなくて

#35 イーグルになれなくて

 ヨガのポーズにイーグルポーズとよばてるものがあり、これは体の硬い私には憧れのポーズ。

両足を180度広げて頬杖をつくことに憧れる人もいるらしい。

そもそも、チャイルドポーズをすると後ろから押さえたくなるらしく、押さえられた体験も何度もあるため最も緊張するポーズの一つ。

コロナでブランクの後、ピラティスにトライ。

肩甲骨はがしということで体の前で両肘を合わせて上に持ち上がらない。

その後

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#34 本について語りたい

#34 本について語りたい

以前はラジオ番組のBookBarでモデルの杏さんと大倉眞一郎さんという番組で紹介される本について聴いていた。

番組が終わるのは悲しかったが、杏さんのエッセイや杏さんが読むべき!と言っていたサピエンス全史は今でも心にささっている。

最近は、長濱ねるさんと山口周さんのBIBLIOTHECA、一つの本を題材にしてあるテーマについて語る。
最近はものすごいまずい店とか買ってきたら動かないものとかあって

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#33 味噌汁の上の雲

#33 味噌汁の上の雲

駅近くの書店でついつい気になって買ってしまった。

読み終えた瞬間、空が美しく見える気象の話 荒木健太郎

本書は割と分厚くて障子に使われる半紙のようなざらざとした手触り。
表紙の絵もまた軽やかで味わい深い。

そして味噌汁の湯気をたとえに雲の生成を説明し、味噌汁の中で起きている熱対流の挙動から積雲の生成についても語っている。

以前から学問の教え方について教科をそれぞれ独立して教えるよりも、教科

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#32 正月和菓子外交

#32 正月和菓子外交

石川県の金沢は故郷で今年も帰省したことは、前にも書いた通り。
その玄関口の金沢駅構内には百番街という土産屋がずらっと並んでいる。

中でもお菓子のコーナーはかなりの面積を占め、江戸時代から続くような老舗があると思えば、歴史の浅い店が並ぶ。百花繚乱である。

老舗、新興問わず、味へのこだわりもさることながら、その遊び心やデザインはもはや小さな美術館である。季節限定であったり、新商品が来るたびに並んで

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#31 くまモンに危機は迫るの?

#31 くまモンに危機は迫るの?

ラジオを聴いていたら、くまもんがいなくなるかもしれないとナビゲータが番組冒頭で言っていた。

くまモンといえば、今年も年賀状を5000通近く世界から頂いているという。しかも、その全員に返事を書いているという熊本のヒーローである。

今年のその熊本知事選挙で、その生みの親という現知事は選挙に出馬しないらしい。そいでもって、次の知事はくまモをなくすそうだとナビゲーターは言っている。前政権のやったことが

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#30 会いに行ったかのように

#30 会いに行ったかのように

大みそかに実家の金沢に帰った。
とにかく年末は混むので、それを避けようとぎりぎりまで待った。
新横浜のみやげ物屋の周りはとぐろを巻いた列が並んでいた。
しかし、電子決済が普及しているのと店員の手際の良さが格別で、ストレスなく列は進んでいた。
新幹線の中は、昔のように指定席の間にも人が立っているということはなかった。
金沢に着くと、夕方だったが、今日は飲食店は早く締まるし、正月も店空いても二日以降と

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