記事一覧
#文学フリマ東京 38
いよいよ今度の日曜日です!
お待ちしております!
▶う-19 「三日月海馬堂」
https://c.bunfree.net/c/tokyo38/34501
▶5/19日(日) 12:00~17:00
▶東京流通センター
▶入場料1000円
【お知らせ】出店します! 文学フリマ東京38
5月19日に開催される「文学フリマ東京38」に出店いたします。
ドキドキワクワクの初出店でございます!
短編集や無理配布アイテムを揃えて、お待ちしております。
ぜひ【うー19:三日月海馬堂】まで足をお運びください!
日時·場所
▶2024年5月19日(日) 12:00~17:00
▶東京流通センター (東京モノレール「流通センター」駅)
▶ブース:う-19 「三日月海馬堂」(第二展示場1階Eホ
#文学フリマ東京 38
いよいよ今度の日曜日です!
お待ちしております!
▶う-19 「三日月海馬堂」
https://c.bunfree.net/c/tokyo38/34501
▶5/19日(日) 12:00~17:00
▶東京流通センター
▶入場料1000円
ベッドロス (ショートストーリー)
フラッシュフィクション専門の同人ペーパー 「CALL Magazine」 に寄稿した「ベッドロス」を公開いたします。(配信期間中にネットプリントで印刷購入して下った皆さま、本当にありがとうございました!)
「眠り」をテーマにした夢見心地の1000字奇想掌編。お楽しみいただければ幸いです。(末尾に通常の横書きも掲載しています)
ベッドロス
ここのところ毎朝ベッドで目覚めると、なぜか道路の中央
【お知らせ】 寄稿しました CALL Magazine vol.48
紅坂紫さんが運営されているフラッシュフィクション専門ペーパー 「CALL Magazine」 に「ベッドロス」という奇想掌編を寄稿しました。
「CALL Magazine」はコンビニエンスストアのネットワークプリントサービスとインスタグラムを通して、毎週1,000字のフラッシュフィクションを配信しているウェブジンです。
ネットプリントを利用して配信する同人誌は、ちょっと珍しいのではないかなと思いま
鳩の図書館(ショートストーリー)
昨年の「文学フリマ東京37」にて頒布された『鳩のおとむらい 鳩ほがらかアンソロジー』(発行:鳥の神話) 収録の「鳩の図書館」というショートストーリーを公開いたします。
本の話ということもあり、紙書籍で読んでいる雰囲気を味わっていただきたく、文庫ページメーカーを使用しました。(末尾に通常の横書きも掲載しております)
約2000字の作品ですので、気軽にお楽しみいただければ幸いです🕊
鳩の図書館
アメリカ製保健室(毎週ショートショートnote)
「食欲ないから保健室行ってくる」
昼休みにそう言うと、隣の前田は眉をひそめた。
今年導入されたアメリカ製保健室――「同調圧力に疲れた日本の高校生を自由と多様性の精神で癒す」というものだが、馴染めない生徒も少なくない。僕はあまり抵抗ないのだけど。
「おお!いらっしゃい!」
ウェンディ先生が明るく迎えてくれた。白衣に包まれたアメリカンサイズの体は椅子からこぼれ落ちそうだ。室内にはいい匂いが漂って
嬉しいお知らせ。
「怪談箪笥」にスキしてくださった皆さま、ありがとうございました。
舞塔会の月(ショートストーリー)
舞塔会の月
その鉄塔は丘の中腹に立っていて、家から伸びた坂道の途中、こんもりした樹々の上から顔を覗かせていた。ありふれた銀色の送電鉄塔で、左右に両手を広げたような姿をしていた。
ある日の夕方、学校帰りの私は坂道を上がっている途中で話しかけられた。
「つかぬことをお訊きしますが、今宵はお暇でしょうか」
「はい?」
まわりを見回したが、誰もいない。
「こっちです、こっち」
声のする方を見
怪談箪笥 (ショートストーリー)
昨年、Gakkenより刊行された短編アンソロジー『3分間のまどろみ カプセルストーリー 青』収録の「怪談箪笥」を公開いたします。
作者としては縦書きで読んでほしいお話なので、文庫ページメーカーを使用しました。(末尾に通常の横書きも掲載しています)
名前もつけなかったこの家具商人のことを私は気に入っていまして、また違うお話も書きたいなと思っています。
それでは、お楽しみいただけましたら幸いです……
台にアニバーサリー (祝・二周年!毎週ショートショートnote)
蟹缶が家出した。理由はわからない。
とても珍しい、青くて四角い蟹缶だった。
だから大切に大切にしまい込んでいたのに。
パニックになった私は親友に電話をかけた。
彼は私をなだめ、話を整理し、やがてこう言った。
「きっと蟹缶の墓場へ向かったんだろう」
私は蟹缶を大事にするあまり、賞味期限を失念していたのだ。
「それは何処なんだ?」
「決まっている……蟹座だ」
私は発射場へ駆け込んだ。
蟹座行きロケ
文学フリマ東京37
私の新作短編が収録されているのは、以下の2冊です。
出店ブースは別々です。よろしくお願いします🌛
『カモガワGブックスVol.4 特集ː世界文学/奇想短編』
【し-57】カモガワ編集室
『鳩のおとむらい 鳩ほがらかアンソロジー』
【え-64】造鳩會
【お知らせ】文学フリマ東京37 参加情報
11月11日に開催される文学フリマ東京37に新作短編2本で参加します。
双方ともアンソロジーへの寄稿です。
1本はカモガワ奇想短編グランプリ大賞受賞作『窓の海』(約8000字)。
はじめての大賞受賞作です。推敲に苦しんだ分、自分でも好きな作品になったので、ぜひともお読みいただければ幸いです。水平線まで窓が敷き詰められた海原をお楽しみください。
もう1本は『鳩の図書館』(約2000字)という書き
【創作メモ-1】 ショートショートとショートストーリー
自分の備忘録として、X(旧twitter)に投稿したものをこちらにも残しておくことにします。
ショートショートは回帰するイメージで、円や螺旋を一度(一周)だけ描くもの。
ショートストーリーや短編小説は一方向に進む直線的なもの、または螺旋を複数回(二周以上)描くもの。
…という漠然とした感覚で書き分けていたので、田丸さんの「アイデアの数が1か否か」(意訳)というお話は「なるほど」と思いました。
カモガワ奇想短編グランプリ大賞
この度、カモガワGブックス編集室による「カモガワ奇想短編グランプリ」において、自作『窓の海』が大賞を受賞いたしました。
多くの方からお祝いのお言葉をいただき、ありがとうございました。
佳作や入選の経験はありましたが、はじめて一等賞をいただき、喜びとともにホッとしているというか、肩の力が少し抜けたような気分でいます。
受賞作品の概要や選評について、主催の鯨井編集長が丁寧に書いて下さいましたので、ご
サイコの鶏唐 (毎週ショートショートnote)
大きなミスをして叱られ、私の足取りは重かった。月のない夜だった。
ふと気づくと、目の前に小さな無人販売店があった。ガラス扉には店名と「揚げたて鶏唐」――私の大好物だ。気持ちが少し明るくなる。
扉に手を伸ばし、ギョッとして自分の右手の甲を見つめた。いつのまにか黒い文字が書かれている。
食うな
当然、自分で書いた覚えはない。
薄気味悪さを感じながらも、香ばしい匂いに抗えず、私は店に入っ