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日日是好日 幸せの日記
春である。
暖かかったり、寒かったりと気温の変化が大きいけれど、桜が咲き、日差しが緩やかになり、心がウキウキする。
庭には、躑躅や姥桜など様々な木々の花が咲き始め、とても良い香りがする。
そんな日差しの中、新年度になり、心機一転新しい気持ちで何かをやろうと思いながらも、バタバタと忙しい日々を過ごす人も多いと思う。
気がつくと、GWも終わり、梅雨に突入するころには、新しい挑戦をするような気持ちも無
卒業の季節、 ”屋久島の深い静かな森の塾”をあらためて思う
屋久島は春の日差しに満たされている。
一方で、ニュースでは東京は雨が降り寒く凍えているのだが、この寒波が過ぎると一気に桜も開花し春を迎えるのであろう。
先週は、大学院のExecutive Programの修了式があり、院生の学位授与式があった。
一年で、一番ほっとすると共に嬉しくも寂しい季節である。
この季節、一体、僕は何をやっているのだろう
と思い悩むことがある。
一方で、十分幸せでこれ以上何
屋久島の深い静かなBar で語られたこと 10人目の旅人
出港の前夜 少年が、森の奥にあるBarを訪れるのはいつぶりだろうか?
数年前は、何度も足を運び、
闊達に意見を交わした記憶がある。
最後に訪れたときは、バーテンダーの優しい笑顔に見送られたように思う。
それも、遠い昔のように感じる。
しばらく森から離れ、
小さな村に住んでいた少年は、
三人の仲間を集め、
粛々と出港の計画を立てていた。
どうやら、海をわたって大都会に出向き、
新しく事業立ち上げる
第53話 本屋に行こう 続
屋久島の深い静かな森の塾を立ち上げから支えてくれた知人が京都に住み、蔦屋でアート担当として働いているというので河原町の高島屋を訪ねてみた。
蔦屋は、京都高島屋の新館の5階、6階のツーフロアを占めている。
その知人に蔦屋を案内してもらったのだが、まず最初に目につくのが、ギャラリーである。
というか、蔦屋全体がギャラリーと言っても良いのかも知れない。
至る所に、絵や美術品、工芸品が展示されており、い
第51話 手をふって
屋久島から鹿児島に向かう飛行機の窓から外を見ると、
JALの整備士さん達が並んで手を振ってくれている。
冬の冷たい雨の中にも関わらず、寒いだろうなと思いながらも、嬉しくなる。
手を振って見送られるのは、人を嬉しくウキウキした気持ちにさせる。
電車の車窓から外を眺めていると、遠くで手を振っている人がいる。
待合せの場所で、相手を探していて見つかるとお互い手を振ってしまう。
別れの時も手を振ってしまう
第50話 それぞれの道
それぞれの道
年を明けると卒業論文である事業構想計画書の提出期限が迫り、個別指導に追われるのだが、院生個々人と直接じっくりと話ができて案外楽しいものだ。
そして2月最初の土曜日に行われる最終審査会を通過すると後は修業式を迎えるばかりなる。
お正月を過ぎるとなんとなく春を感じる。迎春とは言ったものである。
年始を迎えて、僕の担当する院生や研究員や塾生の皆さんには、今年の抱負を漢字一文字で語っても
第48話「がんばれ、オレ」 第49話「ごきげんさん」
がんばれ俺一年を通して平穏無事ということはない。
嬉しい時、悲しい時、苦しくて辛い時も当然ある。
そして、街を歩いていても下を向きがちになる。
街には、冷たい風が吹いている。
ビルの合間の目の前は、暗く沈んだ灰色の世界が広がる。
心が沈んで、心が折れ、涙が出そうになる。
そんな時に、顔を上げて空を見上げると雲一つない真っ青な空が広がっている。
胸を張り、背筋を伸ばし顔をあげ、冷たい風に立ち向かい
第47話「固くなってしまった心と笑顔」
人の笑う姿を見ていると幸せになる。
それも身近な人が、いつも楽しそうに笑っているとそれだけで幸せになる。
箸が転んでも笑うではないが、小さな出来事でも笑うことができるのは素敵だ。
一方で、些細なことでも、すぐに目くじらを立てる人もいる。
人は知らず知らずに、多くの知識を吸収することによって、知っているがために感動することを忘れてしまい、過去の何かと比較しがちになる。それでも、心が柔らかい人は、感
第46話「連戦連敗」
何故か相性が悪い大会がある。
日本山岳耐久レース、通称ハセツネカップと呼ばれている大会だ。日本を代表する登山家であった長谷川恒男が山で亡くなり、それを偲んで東京あきる野市で毎年10月に開催され今年で31回目を迎えた。初めて出た時にメイさんと一緒に完走しているのだが、ここ3大会連続して、途中でリタイアしている。
この大会の特徴は、エイドステーションがないことで、70km強のコースに必要なすべての水
第43話「クラウドファンディング」
とても良い時代になったものだと思う。
お金集めが、簡単にできる時代である。
昨夜、LINEを使った投資勧誘の詐欺事件が
続発しているとのニュースをやっていた。
知らぬ間にLINEのグループに入れられていて、
周りの成功体験がアップされているのをみて、
「投資をしてしまった」と
被害者らしき人がインタビューで話をしていた。
どこかの大学教授が、
「これはネットを使った典型的な詐欺ですね」
と言