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公務員になりたい・辞めたい人向けマガジン

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#組織

感情論・立場論から全体意識へ

先日、前の職場の友人たちと会って、独女アラサー”タラレバ的”おしゃべりに花を咲かせて楽しんでいました。かつての自分がそうであったように、やはり公務員の内部の組織の状況については思うところがあるようで、自分も内情をよく知っているからこそ「そうだよね、そういう問題あるよね」と話を聞いていました。組織は同じこと何年繰り返しているのだろう?という記事にも書いたように、内部での議論やプロジェクトがちっとも進

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「悔しさ」「報われなさ」の正体

昨日は2回目のnoteオフ会でした。前回から引き続きご参加の方と、noteにもたびたび登場していていつも読んでくれているリアル友達の方お二人ということで、二人とも知り合いなのでオフ会というより普通のおしゃべり会に。今までnoteに出てきた話題などについて雑談する感じでした。面白かった記事やどんなところを気に入って読んでくださっているのかを改めて伺うことができ、今後自分の書いていく方向性について考え

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自分自身に貢献しているか?

先日、久しぶりに公務員時代の友人と会って色々とお話してきました。普段は当時どんな思いで働いていたかとかどうだったとかって考えることはもうないんですけど、友人に話を聞くたびにあの頃の状況を思い出したり、当時と何も変わっていない組織の話を聞いては、あぁやっぱり辞めて良かった…と思うのでした。仕事を効率的に早く終わらせたり、プラスアルファの活動に参加したり(させられたり)、こうした方が良くなる…みたいな

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「言われたことだけをやる」に慣れすぎて

気づけば仕事を辞めて1年が経ちました。この1年で私を取り巻く状況は大きく変わり、去年の今頃は知り合いではなかった人が周りにたくさんいて、私自身の意識も変わり、少しずつですがやりたいことや学びたいことの輪郭がくっきりしてきている感じ。仕事を辞めてからここまで来るのに1年かかりました。私はかなりのんびりもたもたしている方だと思いますが、仕事の疲れを回復&新たなスキルを身につけるまでには、やはりある程度

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「青さ」「情熱」を失った組織の末路

昨日の「大欲は無欲に似たり」は希望の言葉の記事に、自分の中にあるピュアな内なる情熱に気づいたという自分語り記事を書きましたが、それと同時に大学生の頃や組織に入庁したての頃に感じていた「青さ」「情熱」みたいなものを思い出していました。会社や組織に入りたての頃は誰しも熱い気持ちを持っていたり、根本的におかしいと思うところがあればカーッとなったり、上司に意見してみようと思ったりすることはあると思います。

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当事者意識の欠如が生むなげやり感

昨日、28歳が新卒一括採用について思うことという久しぶりの社会派記事を書いてみて、じゃあなんでこんなに問題がある就活制度なのに、いっこうに変わっていかないのだろう?(それくらい今回のヤフーは英断)と考えてみたのですが、大きな組織ほど意思決定が遅いし、前例踏襲なのでなかなか変われないということは大いに関係しますよね。以前に組織の「意思決定力」は大きな指標という記事にも似たようなことを書きましたが、変

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「パラレルキャリア」という生き方

昨日は「パラレルキャリアナイト/ナカムラクニオ×川崎尚哉トーク」というイベントにお誘いいただき、参加してきました。「パラレルキャリア」という言葉は初めて聞いたのですが、簡単に言うと「複数の好きな仕事だけを掛け持ちして働く」という生き方のことのようです。私も以前から一つの収入源に頼る生き方は不安定で心もとないと感じており、公務員や大企業の「副業禁止」規定に疑問を感じていました。星野源に学ぶ「マルチタ

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組織の「意思決定力」は大きな指標

組織を辞めてから、「なんちゃってフリーランス」として生きるようになって一番感じる変化は、意思決定のスピード感の違いです。今まで組織の中で当然のように「決裁」行為を毎日していたことを思うと、早ければ一瞬のうちに仕事が決まるという今のこのスピード感は新鮮ですし、組織は変化に対応できないというのは体感的にものすごくわかります。大きな組織ほどその傾向は顕著ですので、ますます時代に取り残されていくことと思い

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残業代なしではカツカツな若手公務員

久しぶりに公務員時代回帰記事です。若くして公務員辞めた人の体験談は貴重なのか?よく読まれているようで大変ありがたく思います。マスコミによく叩かれているので、公務員は給料が高いと思っている人もいるかもしれませんが、私の経験で話せる範囲でいうところの若手地方公務員の給料は、全く高くありません。当時の働きと給与を振り返ってみて、月に20日以上一日約8時間勤務して手取りが20万になったことはありません(定

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働く上での「個性」と「社会性」

今日はアルバイトで、幸運にも小さい子を持つ保護者様を対象としたワークショップに参加させていただく機会を得ました。「自然」や「子育て」というのは私の短い役所人生で経験した職場における重要なキーワードであり、しかもその二つは切っても切れない関係にあることを今になって再認識しています。いかに子どもに小さい時から本物の「自然」に触れさせるか、五感を使った遊びをさせるか、というのは子どもの情緒や健康面でもと

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初心に立ち返ることの重要性

日々の仕事や雑務に忙殺されていると、つい「初心」を忘れてしまいがちになり、「なんでこの仕事やろうと思ったんだっけ?」と思うこともありますよね。新卒で入った会社の入社動機第一位は「そこが最初に内定をくれたから」とか「そこしか内定もらえなかったから」とか、そんなことだと思います。その会社で働きたいという理由はどこへやら、それは就活のゴールが内定を得ることにあるためですよね。

就活で語る志望動機は21

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就活生を見るたび心の中でつぶやくエール

最近街を出歩くと、本当に良くリクルートスーツの若者を見かけるようになりました。男性はスーツ姿で判別できないのですが、女性は明らかにリクルートスーツだということがわかるので、就活中なのだなと思って見ています。カフェなどで近くの方が話す会話にも、ESとか面接とかグループディスカッションとか、お決まりの就活用語を耳にすることもありました。あぁ、今きっとこういう気持ちだろうな、わかるなぁ、と思いながらなん

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「穿った視点」でニュースを見る習慣を

おとといからまたパナマ文書が話題ですが、どんどんほころび始める大企業の記事にも書いたとおり、やっぱり大企業は例外なくどこも不正もしくは法律上はセーフでもほぼ不正に近いようなグレーゾーンの悪いことはしているということが誰の目にも明らかになりましたね。組織で働くことは確かにどこでも苦痛を伴うのですが、とりわけ大企業を目の敵にするのはそのためで、大企業はそもそもの成り立ちが中小企業とは違う場合が多いんで

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本音を押し殺してまでやる仕事ってある?

私が公務員を辞めた理由の一つに、今私がやっていることは本質的に市民のためにはならない、むしろ改悪ですらある、ということに気づき、本音で良いと思っていないことを他人には勧められないし、割り切って働くことなんてできない、というものがありました。これ、同じことで悩んでいる組織労働者の方は多い、というか8割くらいはこんな気持ちで働いているのではないかなと思います。良いと思っていない商品を売らないといけない

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