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煌めく瞬間にとらわれて(THE FIRST SLAM DUNKのキャスト発表で泣いた話)
自分でもびっくりしたけど涙が
今日、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の声優、主題歌、予告情報が解禁となった。メインキャラクターの声優陣が一新されたという内容に、誰もが驚きを隠せなかったに違いない。私は今、涙を浮かべながらこの記事を書いている。
正直なところ、私はSLAM DUNKの「熱心な愛好家」ではないと思う。漫画やDVDも持っていないし、内容も朧気な部分がある。そんな身分の者
映画「ドライブ・マイ・カー」は自分自身と向き合うこと
「自分と向き合うこと」がこの映画の1つのゴールだと思う。ドライブ・マイ・カー(自分の車を運転する)とは、自分の人生を自分で生きる(運転する)というメタファーなのではないか。(椎名林檎もニュアンスは違うが「走れわナンバー」にて、借り物の身体をどこへ運転するのかという趣旨のことを歌っている)
家福(西島秀俊)は自分の車を渡利(三浦透子)に運転してもらうが、それは「時には人生を他人に委ねて、休みつつ客
あなたの為に、丁寧に。
私のよくいくお気に入りのカフェは、ホットサンドが美味しい。具は、卵とハムとキャベツ、チーズ、少しのマヨネーズと粒マスタード。いたってシンプルなホットサンドだ。しかし何よりも「あなただけの為に作りました」という気持と丁寧さがじんわりとにじみ出ていて、その気持ちがまるで温泉のように、お腹を暖かく満たしてくれるところが一番気に入っている。こういう気持ちを表現してくれるお店は、意外と沢山はないように思う。
もっとみる腹を割って話す飲み会という名の都市伝説
皆さんはこんな都市伝説をご存知だろうか?ニポンという東洋の国で働く人々は、仕事終わりの飲み会で切腹し、それを見物しながら話を弾ませる…
と言うのは大嘘で、本日は本音を打ち明けあうという意味の「腹を割って話す飲み会」という都市伝説について話をしよう。
古くから「飲み会」は日本においては強力なコミュニケーション手段として捉えられ、その強さは「飲み二ケーション」との二つ名を持つほどだ。そこでは業務
映画『夕霧花園』の感想と、作中での日本の描かれ方
「海外作品での日本人のポジションってどうなってるのか、と気になる話です」
そうコメント頂いたのは、私が「夕霧花園」という映画の感想を述べた時だった。はて、どういう角度から話せばよいものかと考え込むうちに短文では収まりそうになかったので、この場を借りてつらつらと書き綴っていきたいと思う。
映画「夕霧花園」について
マレーシアの小説「夕霧花園」が原作である。台湾のトム・リン監督がメガホンをとり
これぞジャーナリズムだ!と言うつもりはない 映画『コレクティブ 国家の嘘』を観て
偶然にも2021/10/2公開初日に観ることになった。マイペースな私にしては珍しい。最近、身の回りの色んな事がきっかけで医療に関心があって、今読んでる本にジャーナリズムがテーマのものがある。私の両方のアンテナにひっかかるタイムリーな作品なので、思い立ったが吉日、劇場に足を運んだ。
本作品を簡単に紹介するならこんな感じだ。
・ルーマニアの医療と政治とジャーナリズムへの密着
・淡々とすすんでいく手法